《【書籍化&コミカライズ2本】異世界帰りのアラフォーリーマン、17歳の頃に戻って無雙する》4章:パパ活ですか? いいえ、援です。(5) SIDE 鬼瓦

SIDE 鬼瓦

まったく! なんなのあの

今までさんざんお嬢様キャラで男子の人気をとっておいて、あんな本を隠してたなんて!

わざわざ足をかけたりする普通?

おかげでまつりがみんなに怒られたじゃん!

水ぶっかけようとしたのはちょっとやりすぎとは思ったけど……。

しょうがないじゃん、ちょっとグチったらみんなでやってやろうってなったんだから。

そこでノらないのは子じゃないっしょ。

學校一モテる子を自分から捨てたんだから、それくらい覚悟の上だろうしね。

まつり悪くないよ。

あーもう、チョムカー!

こういう時はオヤジから金を巻き上げるに限るよね。

こうやって街に立ってれば、金持ちのオッサンが聲かけてくれるんだから。

まつりだってモテるんだよ!

「キミ暇?」

ほらきた。

んー……なんかひょろっとして冴えないじのオヤジだなあ。

スーツを著てるってことは、リーマンなんだろうけど、金あるのかなあ?

でも、なんかちょっと難波に似てるからコイツにしよう。

腹いせにたっぷり巻き上げてやる。

「おなかすいちゃったんだ」

「おじさんもだよ。まずはご飯かな?」

ひょろい見た目の割になれているじだ。

これは金を持ってるかも。

まずは、なんて言ってるけどそれ以上なんてないんだけどね。

まつりの処はとっても高いんだから。

とびっきりの王子様用にとってあんのよ。

あの二人みたいなビッチじゃないんだから。

きたないオヤジとヤるなんて絶対ごめんよ。

オヤジについて行くと、だんだんと人通りのない路地裏へと進んでいく。

ラブホ街に向かってる?

「ねえちょっと。先にご飯食べたいんだけど?」

「こっちに良い食堂がある」

「食堂……? 定食屋なんてヤだよ?」

「安心しろ。とびっきり味い食材を使ってるところだ」

「ふーん?」

まあいいか。

ラブホに連れ込まれそうになったらんで逃げればいいし。

お小遣いもらってから逃げようと思ったけど、今回は難しいかなあ。

ちぇっ……今日はほんとついてない。

「さあここだ」

「ここって……ぼろっちぃビルだけど?」

「いいや、食堂さ」

そう言うオヤジの目がぎらりとった気がした。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

続きもお楽しみに!

ジャンル別月間3位ありがとうございます!

皆様のおかげです!

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