《【書籍化】「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法でした【コミカライズ】》炎天下の中立っていた
『報告』
この度、この作品『「お前を追放する」追放されたのは俺ではなく無口な魔法でした』
の書籍化・コミカライズが決定しました。
これも応援頂けた読者様のお蔭です。
面白い作品にすることを約束しますので、今後ともよろしくお願い致します。
「私としましては、こちらの港街で開かれる『深海祭の警備』依頼をけてしいんですけど」
「いやーはっはっは。それって祭りの雰囲気を損なわないように著ぐるみ著てやるやつだろ? この猛暑にそんもの著たくないんだが?」
冒険者ギルドにて、俺は付嬢と額をぶつけ合わせながら渉をしている。
「俺としてはこっちのAランクモンスター討伐の方をけたいんだけどなぁ?」
「そちらは、別なAランクパーティーさんと渉している最中です」
前の依頼から一週間が経ち、そろそろ財布も軽くなってきたのでここらで新しい依頼でもと考え、冒険者ギルドに顔をだすなりこうなった。
俺が強引に仕事をけようと書類を奪いサインをしようとしていると、
――グイッ――
後ろから強い力で引っ張られた。
「何だよ? テレサ」
こんなことをしてくるのは俺の相棒にして魔法。ついでにSランク冒険者の方が気を持つテレサしかいない。
『このAランクモンスター討伐は遠方で特に味しい依頼ではありません。それに対して港町までは數日ですし、海の幸も味しいかと思います。この依頼が並んでいたら普通こっちにしません?』
彼は首を傾げると俺をじっと見上げてくる。
「いや、俺は暑いのは嫌いなんだ。そんな依頼をけるくらいならAランクモンスターを大量に相手した方がましだな」
適當に理由を告げ、テレサの追及をかわすのだが……。
「おいっ! 何をするっ!」
俺の言葉を聞くなり、テレサは警備依頼を請負うサインをしてしまった。
『別に良いではないですか、こちらの方が収も上ですし、ガリオンはお金がないのでしょう?』
それを言われると弱い。俺は心の複雑さを押し殺す。
「で、では。こちらの依頼は下げさせていただきます。港街には祭りの數日前にはって代表の方の指示を仰ぐようにしてくださいね」
付嬢は満面の笑みを浮かべるとそそくさといなくなった。今度埋め合せに酒につきあわせてやる。
「まったく、勝手に決めるとは……」
俺はテレサを非難する目で見ると……。
『海の幸やら祭りと楽しい仕事になりそうですね』
そんな上機嫌な表を浮かべるテレサだが、現地に著いた時にどんな顔をするのかと俺は考えていた。
の甘い臭いが鼻をくすぐり、カモメの鳴き聲が耳を打つ。太がさんさんと輝き、波の音が響く中、俺とテレサは港街の浜辺へと到著していた。
「えー、今回は『深海祭』を盛り上げるために集まってくれてありがとう。この祭りが始まってから実に78年の歴史があるわけだが、規模が年々拡大してきて今では他の街からも多くの人が集まるようになっている。毎年それなりにトラブルが発生しているが、今年も滯りなく行事を終えられるように協力頼みます」
壇上に立つのはこの街の代表の男で、日に焼けた黒いをしている。この辺りは太のも強く、すぐにが焼けてしまうのだろう。
そんな中、俺たちを含む運営スタッフとして集まっている冒険者たちは汗をだらだら流しながら整列して話を聞いていた。
「つきましては、今回の運営に當たっていくつかのルールをここで読み上げたいと~」
テレサなどは、既にふらふらになっており俺の背中に頭を乗せ意識をもうろうとさせていた。
周囲の冒険者も目の前の男に睨みを利かせている「何もこんな熱い場所でミーティングしなくても良いのではないか?」と。
だが、このミーティングは実は試験なのだ。イベント當日ともなれば長時間炎天下にを曬すことになる。それもイベント開催期間は一週間もあり、その間多くの観客の相手をするという條件付きだ。
そんな過酷な労働をするのに、この程度でをあげるような手伝いはいらない。そういう考えなのではないかと思っている。
もっとも、そんな深いことを考えておらず、地元なので単に暑さに強くて鈍なだけなのかもしれないが……?
「テレサ、大丈夫か?」
もそもそとくテレサは顔を上げると目が虛ろになっていた。そして小さく首を縦にかすと、また俺のに隠れてしまう。
「だから言ったんだよ……地獄だってさ?」
そう、去年俺は冒険者ではなかったがこの仕事をやったのだ。なので過酷さを知っている。
「それでは々長くなりましたが、これで説明を終了と致します。依頼をけていただける方は手配している宿舎の方へ移ください」
そう言うと、多くの冒険者がゾンビのようなきでそちらへと向かう。
「ほら、俺たちも行こうな?」
テレサのを支えると、俺は宿舎へと向かうのだった。
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