《最果ての世界で見る景》EPISODE 1
中立都市と言われる、貿易の町「オストリカ」
その中にある、仕事斡旋場「アトラス」の一室に
俺、「アキト=ハーヴェル」は居る………。
ここでは、一定數のキャリアーを積むと
傭兵として登録が出來、
さらに、戦績の良い上位30名には、
個別に部屋まで貰えると言う………。
何でそんなに待遇が良いのかって?
そんなの決まってるじゃないか!
俺様の腕が超一………。
え?そんなのは聞いてない上に興味がない??
いやいや!そこ大事だろ!!
え?もう良いから先に進めろって………?
クソ……。ノリの悪いやつだぜ………。
まぁ、単純な事で「殺し殺され」の世界だからな、
明日は我がって、奴さ………。
そんな訳で、今日も俺は自室で
グダグダと惰眠を貪っていた訳だが………。
「にいさーーーん!!ごはんだよ!そろそろ起きて!!」
扉の向こうから、の元気な聲が聞こえてくる。
「ん………。すまない、ルリ………。もうしだけ寢かせてくれ………」
扉の向こうで、尚も俺を起こそうとする聲の主は、
我慢の限界だと、言わんばかりに部屋にって來て
直接行に打ってでた………。
「ダーメ!それだと片付かないよ!!」
「分かった。分かった………。
今起きるから、布団を取らないでくれ………」
ユサユサと俺の布団を、はぎ取ろうとしていた
ルリに聲をかけ、名殘惜しさの殘る布団から一気に上を起こす。
「おはよう………。ルリ………」
「はい。おはようございます。兄さん」
布団から出ると、目に飛び込んでくるのは
さの殘るの笑顔だった。
彼の名前は、「ルリ=ハーヴェル」
俺の妹で、何といっても特徴的なのが
綺麗な瑠璃の瞳と、
背中まである鮮やかなブラウンの髪だな!
後は、家事全般が得意なので
何時嫁に行っても………。
ダメだ!ダメだ!!
「ルリは絶対嫁に行かせないぞ!!」
ガシッ!とルリの肩を抱きながら
大聲でぶ俺………。
「っへ?!どうしたの兄さん?私お嫁さんに何か行かないよ!!」
突然のことで、びっくりしたのか両目を大きく見開きながらも
懸命にそんなフォローをしてくれる。
優しい子だな………。
「あー………。いや……、悪い。
変な夢を見てたみたいだ………」
「もう!びっくりさせないでよね!!
そんな事より、顔を洗って早くご飯食べてください!!!」
「はいよ」
そう、返事をしてベットから立ち上がろうとした瞬間
「だったら、俺が兄貴の分も食ってやろうか!」
と、ルリの後ろからこれまた
元気いっぱいな、男の子の聲が飛んでくる。
「それは困るな………。ヒスイ」
「ヒーくんは、さっき食べたでしょ!!だから絶対ダメ!!」
「ちぇー………。ってか、ヒーくんって呼ぶなっつってんだろ!!」
彼の名前は、「ヒーくん」事、「ヒスイ=ハーヴェル」
俺とルリの弟で、何といっても元気いっぱい!
そして特徴的なのが、綺麗なエメラルドの瞳と
短く刈り上げられた、ペールグリーンの髪だな。
運神経と反神経が良く、
戦闘訓練を一緒にしているんだが、
數年後には、俺を超える逸材だとさえ思っている………。
「(でも、今はまだ負けてやる気は無いけどな!)」
心そんな事を、思いつつ
ルリに言われた通り、顔を洗いに洗面臺まで行く。
顔を洗って、キッチン兼ダイニングに向かうと
テーブルには、味しそうな香りのする料理が並んでいた。
「今日のも、これまた味そうだなぁ」
今のご時世では、珍しいくらいの料理をルリは作ってくれる。
「うん。うまいな!」
「ありがとう。それより、今日の予定は?」
「午後位にアトラスから迎えが來るらしいから、それまでは、フリーかな」
そう言うと、ルリが一際嬉しそうに話かけてくる。
「だったら、この後ピクニ……。「それなら兄貴!俺と訓練してくれよ!!」」
ルリの話が終わる前に、ヒスイがそんなことを言ってくる。
「ヒー君!今私が兄さんと話してるでしょ!!」
「あ?!やかましいんだよ!!
俺と戦闘訓練してる方が兄貴にも、
よっぽど有意義な時間ってもんだろうが!!!」
「大きな仕事がるからこそ、
ゆっくりしてもらった方が兄さんの為でしょ!!」
段々とヒートアップする二人………。
そろそろ仲裁にるかと思い、食事の手を止める俺。
「うるせーんだよ!このブスが!!」
ヒスイがルリに対して句を口にしたとき、
ルリの目が死んだ魚のように彩を失うと同時、笑顔が無くなる。
「(あ……。やばいな………)」
そう思った時には、時すでに遅しで、
さっきまで、ヒスイの正面に居たはずのルリが
一瞬で背後に回ると同時、
膝かっくんの要領で、膝を折る。
前方に倒れる勢いを殺すことなく、
ヒスイの後頭部を摑み、
機に向かって、その顔面を叩きつけた………。
ドガアアアアアアアアアアアアア!!!!!
轟音を響かせ、ヒスイが撃沈した………。
「大丈夫か?ヒスイ??」
「………だい……じょうぶ………だ………」
機と盛大にキスしてる、狀態を見て大丈夫と思えない。
まぁ、完全に自業自得だが………、し助け舟を出すか………。
「じゃあ、ヒスイとの戦闘訓練も兼ねて、何時もの所にピクニックに行くか」
「本當!兄さん!!」
さっきまで、ほっぺをパンパンに膨らませて怒っていた
ルリの顔が、一気に笑顔に戻る。
その顔を見ているだけで………。
「(よっぽど、ピクニックに行きたかったんだな………)」
「(余計なのも居るけど、兄さんとのデートだ!)」
それぞれの思いをに、ピクニックに向けて準備を進める三人。
しばらくして、全員の準備が整うのを見計らった俺は、
「そろそろ、出発するか」と二人に聲をかける。
「おう!!」
ヒスイが元気に、返事をする中
「あ!大切なを忘れてた!!ちょっと待って!!!」
珍しいことに、ルリが慌てた様子で、キッチンに戻る。
何を忘れたんだ?
「おい!ルリ!!早くしやがれ!!!」
ヒスイが、これ以上待てない様子で
玄関からルリに聲をかける。
「お待たせ!!さぁ!行こっか!!」
「やっとかよ………」
ぶつぶつ言いながら、先頭に立って歩き出すヒスイを
追いかけながら、俺とルリも歩き出す。
道すがら「何を忘れたんだ?」と聞くと
「へっへっへ………。今は緒だよぉ」
と、楽しそうにルリが返す。
ルリがこれだけ、良い笑顔の時は
々な意味で期待できるんだよな。
「それは楽しみだ!」
そんな會話をしていると、
目的地の廃山後に到著する。
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