そんな會話をしていると、

目的地の廃山後に到著する。

ここは、周りは切だった崖で覆われているけど

そこそこ広いスペースがあるので

々な人が訓練で使っている。

「お！今日は、まだ誰もいないな！！」

「多分、他の連中はアトラスに行ってるんじゃないかな？」

「何でも良いぜ！早速やろうぜ！！」

「はいはい………」

ゴム弾のった、ハンドガンと

刃の潰れているナイフを

それぞれカバンから取り出し裝備する。

「ヒスイ準備はできたか？」

そうヒスイに問いかける。

「こっちは何時でもＯＫだぜ！」

ヒスイの準備も終わったので、

改めて今回のルールを二人で決める。

「じゃ、ルールはいつも通りで

フィールドはここら一。

ハンドガン若しくはナイフで

相手の急所に當てたら一本。

それを先に先取した方の勝ちで良いか？」

「あぁ！それで良いぜ！！」

「よし。じゃあ、中央からお互い15ｍの距離からスタートするか」

「あいよ！」

この距離は、近づくには遠いが

ハンドガンの必中距離になる。

肝としては、ハンドガンでどう牽制しつつ

相手に近づくかがポイントになるだよな。

「ルリ！審判を頼めるか！！」

「はーい！」

ルリはルリで、し離れたところにある

背もたれの付いた椅子みたいな形の

巖の所に腰を下ろしている。

足をプラプラしながら

楽しそうにこちらの様子を見ていたルリに審判を

お願いすると、ヒスイと向かい合った形で対峙する。

「じゃぁ！行くよ！！試合………。始め！！」

ルリが活き良い良く、手を叩く。

パーン！と小気味良い音を聞いた瞬間

俺とヒスイが同時にハンドガンを撃ちながら駆け出す。

最初の一発目と二発目は、

最小限の移で回避………。

構わず前進する。

ヒスイとの距離殘り8ｍ………。

次の三発目は、銃口の位置から

予測して同時に発………。

予想通り、弾に命中。

ヒスイが一瞬、驚いた顔をするが

構わず、銃をホルスターに仕舞うと同時、

ナイフを抜きながら尚も前進する。

ヒスイとの距離。

殘り5ｍ………。

俺もナイフを抜いて迎撃の準備にる。

「っは！」

距離が2ｍまで近づくと、

気合とともに大上段からヒスイがナイフを振り下ろす。

「うらぁ！」

負けじと俺も、下から切り上げる要領で

ヒスイのナイフと打ち合う。

金屬の澄んだ音が辺りに響く。

「（ヒスイも強くなったな………）」

昔は力の限りナイフを振り回してたから

不協和音が響いてたな………。

心、ヒスイの長に嬉しく思いつつ

二度三度とナイフでの剣撃を繰り広げる。

時折、反対の手でジャブを放つなどの

を織りぜ反撃するヒスイ。

何度目かの鍔迫り合い中に

嬉しさのあまり、思わず聲をかける。

「強くなったな……。ヒスイ………」

「當たり前だろ！俺を誰だと思ってるんだ！！」

褒められたのが、恥ずかしかったのか、

一旦距離を取ろうと、力を緩めるヒスイ。

「（ここだ！）」

その隙を逃さずに、

重心が後ろに行った瞬間、

足を引っかけて、背中から地面に押し倒すと同時

首元にナイフを突き付け、

反対の手で抜いた銃をヒスイの顔に突きつける。

「勝負あり！勝者、兄さん！！」

その瞬間、ルリが俺の勝利宣言をしてくれる。

「勝負ありだな、ヒスイ！油斷大敵だぞ？」

「卑怯だぞ兄貴！勝負の最中にあんなこと言うなんて！！」

「ＨＡＨＡＨＡ！！勝負の世界に卑怯も減ったくれもあるか！！」

「くっそ………」

心底悔しそうにしている、ヒスイを引っ張り起こす。

そうしていると、ルリがこちらに來ながら

「二人ともお疲れ様♪」と、労いの言葉をくれる。

それに答えつつ、次の準備でもするかと思っていると、

「じゃぁ、休憩がてら皆でお茶にしましょ♪」と、

ルリが提案してくれたので、小休憩することにする。

初めて小説っぽいを執筆させていただいております。

々と手さぐりでやらせて頂いておりますので

至らぬ所も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。