《ほんじつのむだぶん》7月6日號『どじょうはいない?』

貴重なお時間を割いてまで、

このような無駄文に目を通してくださいまして、本當にありがとうございます。

否が応にも耳目は來週の參議院議員選挙に集まります。

今回は參政権が18歳以上と引き下げられた事で、

有権者の絶対數が上昇して盛り上がっているのかと思いきや、

それほど・・・という印象を抱いてしまいます。

熱狂合で比較すると、イングランドのEU離の是非を問う國民選挙や、

スコットランドの獨立の是非を問うた國民投票とは雲泥の差があるように思えます。

確かに自己主張の激しい國と控えめの國との対比が大きく浮き彫りにはなっていますが、

こればかりは箱を開けてみないと分かりませんね。

閑話休題(それはさておき)・・・

選挙とタイトルのどじょうの整合が全く取れていませんね。

今回のキーワードは『柳の下の泥鰌(どじょう)』です。

昔から使われている諺(ことわざ)の1つで、

「一度うまくいったからといって、

いつもうまくいくものではないというたとえ」として使われています。

今回の參議院議員、逸般人は既に誰に投票するか、支持政黨をどうするかは、

あらかじめ決めてあるので何の影響もけないでいるのですが、

自宅のポストにこんなモノが投げ込まれていました。

『選挙公報』

選挙に際して立候補した全ての候補者や政黨の政見などを記載した文書で、

公費で有権者に配布されるものをいう。(wikipedhia參照)

選挙區に出馬する候補や、政黨のマニフェストなどが載せられた

若干厚みの薄い新聞紙です。

街頭演説などを聴きに行けない方に向けられた公報で、

誰を選ぶかを決める要因の1つにもなっているかもしれません。

その中に比例代表選出の記事がっています。

その中に普段なら「諸派」の中にっていてもおかしくない政黨がってきたのです。

以前選挙に投票された方なら覚えていらっしゃるかもしれませんが、

その政黨名は『支持政黨なし』

様々なテレビ局で獨自に調査を行い、政黨支持率を計上していますが、

與野黨全ての黨をひっくるめた結果、

殘念ながら一位に躍り出るのは『支持政黨なし』。

それを逆手にとって、その名前で結黨をした政治団がありました。

その存在を存じなかった方が、比例代表に『支持政黨なし』と書いた事で、

その政治団に數多くの票が集まり、

議席を確保してしまうかもしれない票數まで屆きそうだったと話題になったのが、

前回の衆議院議員選挙でした。

私も選挙特番や翌日の結果を拝見して、

「これはうまいなぁ・・・」と膝を打ったという記憶があります。

とはいえ、前回のそれは議席は取れない事自は失敗だったものの、

奇襲としては見事に功した形で、

それに味を占めて、二匹目の泥鰌を狙いに行った恰好のように映ります。

それに釣られるほど有権者は愚かではありませんし、

一度引っ掛かってしまった方なら、余計に気をつけようと締め直してくるでしょう。

奇策妙計は一度限りで凡策になる以上、

『支持政黨なし』として堂々と撃って出た選挙公報を垣間見て、

『柳の下の泥鰌』が滲み出てきて、思わず苦笑いを浮かべてしまうのです。

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