《ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の愉快な非日常:5~海をまたぐ結婚詐欺師!厳島神社が結ぶ、をんな達のえにし~人ヴァイオリニストの橫顔、その翳が隠す衝撃の真実》なでなで
結の記憶は間違っていなかった。
被害者は麻薬売人として組織対策犯罪課から目をつけられていた男で、やはり暴力団関係者の手によって口を封じられたのだ。
念な聞き込みと目撃報、組織犯罪対策課との連攜により事件はスピード解決を見た。
「よくやった。お手柄だぞ、うさこ」
班長は笑顔でそう言ってくれた。
「いえ、たまたまです……」
「ガイシャの元がすぐに割れたからだ。今回は本當に、お前のおかげだな」
結は手放しで褒めてくれる上司をし信じられない思いで見つめた。
前にいた所轄の刑事課の上司は決してこんなふうに褒めたり、労ったりしてはくれなかった。
それどころか、部下の手柄を自分のものにしようとすることさえあった。
「聡さん、うさこちゃんの頭をでてあげてください」
「……こうか?」
和泉に言われるまま、班長は結の頭をでてくれる。
かーっと全のが顔に集まってしまう。
嬉しいけど恥ずかしい。
お茶淹れてきます! と、結は急いで給湯室に向かった。
一人になると給湯室の壁にもたれて深く息をつく。
初めて高岡警部に會った時は、どこか頼りなさそうで、人が良さそうで、こんな人に刑事が務まるのかしら?とじたものだ。
だが、一緒に仕事をしている、そのイメージがまったく間違っていたことに気付かされた。
案外と熱漢だし、人心掌握に長けている。
何よりあの変人和泉が、彼の言うことなら比較的大人しく従うのだ。
下品な話題が嫌いで、部下達を全員、本當の息子のように思ってくれて、基本的には優しく、でも時には厳しく。
結が彼に魅かれるのにそう時間はかからなかった。
班長はバツイチとはいえ獨だ。
何の遠慮もなくアタックできる……と思っていた、が。
結が全員分のお茶を淹れて刑事部屋に戻ると、
「なぁ、うさこ。今日、仕事が終わったらケーキでも食べに連れて行ってやろうか?」
相変わらずご機嫌な顔で班長はそう言ってくれた。
「悪いな、酒が飲めないもんだから。本當は飲みに連れて行ってやるって言えたら良かったんだろうが……」
「と、と、とんでもないです! ケーキ、大好きです!!」
「班長、俺もー」と、友永が余計な口を挾む。
結は思わず彼を睨みつけてしまった。
「……友永さん、今日は息子さんと何か約束してましたよね?」
思わぬ助け船が駿河からやってきた。
「智哉と……?」
「間違いありませんよ。わざわざメール見せてくれたでしょう」
そう言い切られて不安になったのか、友永は黙ってしまった。
デートだ、デート!
向こうにそんなつもりはしもないだろうけど、これはまたとない機會ではないか。
ああ、こんなことならとっておきのワンピース著てくるんだった!!
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