《ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の愉快な非日常:5~海をまたぐ結婚詐欺師!厳島神社が結ぶ、をんな達のえにし~人ヴァイオリニストの橫顔、その翳が隠す衝撃の真実》不埒な真似は許しません
しして、記憶が甦って來た。
「あ!! こいつ、そうだ!! あの時、おじさんの彼と一緒に……!」
「周君、何を知っているの?」
いつの間にか和泉がごと、周の方を向いている。
「ついこないだ宮島の旅館に行った時……おじさんの彼に、やたらカメラを向ける無禮な奴がいて、そいつと一緒にこの男が近づいてきたんだよ!!」
忘れていない。
なんだかカメラ男が彼に男を引き合わせたような、そんなふうにさえ見えたことを今でも覚えている。
大好きなおじさんの大切な彼に手を出そうとする不埒者。
周の中では既にそう報がインプットされている。
「ああ、そうか。どこかで見たような気がすると思ったら、あの時の……こいつ、本當に警察の人?」
周が口を出すと、なぜか和泉にテーブルの下で手を強く握られた。痛い。
黙っていろ、ということだろうか。
仕方ないので周は飲みかけのコーヒーを飲むことにした。
「失禮しました、新里さん。質問を変えます。三村亜沙子さんはそもそも、いつから今の楽団にいるのですか?」
「だいたい三年前です。バイオリニストは人気が高く、面映ゆい話ですが、うちの楽団はわりと演奏者のレベルが高く、もちろん彼の腕は確かでしたが……スポンサーをしてくださっているハイゼンベルク氏という方の知人だということで、初めはコネだのなんだのといろいろ言われました。でも、そんなつまらないヤジなどあっという間に吹き飛ばしてしまうほど、彼の演奏は素晴らしかった……」
うっとりと語る新里を見つめる和泉の目は、とても優しかった。
「本當にお好きなんですね。彼と、彼のバイオリンが」
新里はし顔を赤く染め、そうして気まずそうにまた煙草のったポケットに手をれようとした。
いけないと思ったのか、手をテーブルの上に戻し、
「それですから……いろいろとハッキリさせておきたいのです。私は、彼が何か犯罪に手を染めたなどと考えていません。でも、もし何かあったとすれば……それを知りたい」
「お気持ち、お察しします」
和泉はそう言ってコーヒーを一口啜った。
それから新里を真っ直ぐに見つめると、
「ただ……刑事の中にはあなたを疑う人間もいるかもしれません。いや、既に疑っている人間もいます」
「私を……?」
新里は心外だ、という表を見せた。
周だって信じられない。
「なんでだよ?!」
「ほら、そう噛みつかないの。三村亜沙子さんは、はどうあれ、アレックス氏に騙された訳です……その恨みを晴らすべく、人であるあなたに始末を頼んだ……そういうことを考える刑事もいるということですよ」
「確かに……そうですね」
思わず周は和泉の橫顔を見た。
「和泉さんはどう思ってるんだよ?」
すると彼はちら、とこちらに視線を向けて來たかと思えば
「なーいしょ」
「……」
そろそろ行かないと、と時計を見て新里は立ち上がる。
「また何か伺いたいことがあるかもしれませんので、いつでも連絡が取れるようにしておいてください」
和泉は言ったが、
「はい、できる限りは。しかし、演奏中はどうしても……」
承知しています、と刑事は答える。
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