《HoodMaker:馴染と學生起業を始めたのはいいが、段々とオタサーになっていくのを僕は止められない。<第一章完>》ドローン落下
凜が空の旅を堪能したあと、俺・誠二の順番でドローンの縦していると、秋たちが戻ってきた。
「完全復活!!」
「マジ? 治るの早すぎない?」
さっきまでげっそりしていた人間には見えない。
「そりゃ吐き慣れてるからね!」
「なんで慣れてるんだよ……」
何やら怪しい雰囲気。
「そりゃ……ねぇ?」
そして不敵な笑みを浮かべる秋。
「はぁ……程々にしとけよ?」
「さて? 何のことでしょう?」
とぼける秋に、俺は心の中で一緒に酒を飲みに行くまいと決心する。
介抱するのは勘弁願いたい……。
「まあスト〇ングゼロに比べれば、今回なんて大したこと……」
「一応俺たち『まだ』だからね!?」
清く正しいキャンパスライフを送るため、秋には釘を刺しておく。
別に隠れて何しようと構わないが、流石に外では自重してくれ。
「ゲロイン……」
そこで奈々がぼそりと呟く。多分今のは僕にしか聞こえていない。
「うん? 今何か言った~?」
「ううん。何でもないよ~!」
手を振って何事もなかったかのように振る舞う。が。
うーんこの子。さらっと友達のことゲロインとか言いましたよ。
「ふふ~ん♪」
この子も思ったことを口にする癖直させないと。
「秋~! 奈々~! 見て~!」
そんな中にご満悅の凜が、再び送信機を手に飛び込んでくる。
「は~い。よしよ~し♪ 凜ちゃ~ん♪今日はどうしたのかなぁ~」
それをけ止め母親のように凜をあやす秋。
普段は常識枠というか、レールからあまり外れない存在として、グループでの立ち位置を確立している凜が、こうやって羽目を外すと一気に児化するのは何というか……。
正直の子×の子は目の保養になるのでありがたい。
うん、もっとやれ。
「あのねあのね! これ、凄いの!」
送信機をぐっと押し込むと、遠くで旋回していたドローンが一直線にこちらへ戻ってくる。
「はい。これも」
誠二から渡されたタブレットに、ドローンで撮影されている僕たちが映っており、その姿がどんどんとアップになっていく。
「結構早いな」
こうやってみるとかなり速度が出ているのが分かる。
「見てて! 見てて!」
そしてドローンは俺たちの直前で急浮上。
弧を描きながら天へと昇っていく。
空へ――――
空へ――――――
空へ――――――――――
天高く昇っていく。
その姿が點になり、逆で目視できなったところでピタリと止まる。
なくとも100メートル近くはあるだろうか。
幸い強風は吹いていないようで、流される心配はない。
それを確認した凜は誠二へと目だけで合図を送る。
「それじゃあ……」
次は何をするのだろうか。
僕たちがドローンを注視していると、凜は送信機のキーを真下へと向けた。
すると先ほどまで意志をもって空を翔けていたそれが、魂が抜けたかのように急降下。
こちらへと迫ってくる。
なんだか不安になるような飛行方法に僕たちの中に段々と焦りが生まれる。
しかし凜は目を丸くする僕たちを気にせず、右へ左へとまるで落下しているかのようなドローンをただ眺めている。
「り、凜ちゃん!?」
居ても立っても居られない奈々が一歩踏み出すも誠二が止める。
「ミスるなよ?」
「分かってるって」
代わりに一言だけ忠告する。
この子、これが借りものだってこと覚えているのだろうか。サポートにる誠二にタブレットを渡し、僕たちは二人から離れる。だがそんな心配をよそに凜の指先に再び力がる。
もうドローンは僕らの頭上まできている。
これ、ほんとうにやばいんじゃ……。
そう思った瞬間。
クンッ! と一瞬ドローンが反応する。そのおかげで落下地點がズレた。しかしその先は海。
例え防水であろうとこの勢いだ。ぶつかればただでは済まない。
「行くよっ!」
瞬間、凜の指が高速でく。
リカバリ勢にったドローンがぐんと減速する。
上手いっ!!
そして途中にあった障害も華麗に避け、ピタリと空中で停止。
海上數十センチだ。
「おおおおおおおおおおおおお」
巖〇さんもびっくりの曲蕓飛行である。
あとはそこから再浮上すれば………………。
バシャーンッ!!!!!
…………。
…………。
…………。
「「「「あああああああああああああああああああ!!」」」」
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