《モンスター・イン・エンドアース》5
雑貨屋おばちゃんことマレンダさんの頼みごとは、始まりの町から程近い南の森に隠居してる訳あり風なおじさんへの生活用品の配達だった。ちょうど南の森に行く予定だったし、なんてタイミングのいいクエストなんだと二つ返事で引きけた。
し人が増えてきたが、俺はおばちゃんに教えて貰った3つ先の通りを進み、外壁に到著、このまま南門
までグルリと通り抜け出來る。住民が普段使いする裏道である。ただし夜は危険で、人さらい、Pkプレイヤーなんかも潛んでいるようで、プレイヤーが使う場合は注意が必要とのこと。
マップも2割くらいは埋まったかな、門を抜けて直ぐのところには牧場の柵がずっと向こうまで続いていた。ここは町の外ながら森とは違い比較的安全なエリアで、牧場、農場、騎獣店等がならんでいる。移用の乗り合い馬車乗り場は西門前にあるようだが、馬車を個人で購したりするには、騎獣店を訪れる必要があるようだ。攻略サイトにあったが、騎獣ガチャがあって、騎士などのロール、飛行系の騎獣がしいプレイヤーによるBP消費は凄まじいと聞いた、一回200BPと貯めるのも一苦労な設定である。課金だと1000BP1000円と比較的良心的だが、10連ガチャ2000円とか、お小遣い貰ってる立場の俺には無理筋だな。
━━━━━━━━
森の手前から、気配察知を使う。MP回復は約一分に1、一回使うとMPを2使うから、ゆっくり20數えながら使うようにしている。こうすると約30秒に一度気配察知を試すことになって、突然エンカウントして、焦らなくていいと書いてあったので試していた、回復もあるが適度に木を背にして休みながら、MP回復を図る。本當ならばMP回復薬を使う方がいいが、微MP回復ポーションは10~15回復する。俺のような獣人タイプには使うだけでちょっと損するポーションだな。
「おっ、これは森ウルフかな?數は2か」
相手は匂いと音に敏なウルフ系だ。どうせ気付かれる。遠慮なく気配の方に走り出した。
直ぐに向こうも気づいたようで、みるみる気配が近付いて來ていた。俺はなるべく木々の開けた場所を探しだし。背中から大剣を抜いて、正眼に構えた。
グルルル、森ウルフ達は左右に分かれて、挾みうちをするように向かってきた。右の方がやや早い。素早くをひねり、ウルフの死角である下方からの柄がしらによるアッパーを食らわし、ぎゃんと悲鳴をあげて吹き飛んだ。
ジャストタイミングで飛びかかってきた森ウルフに、頭から叩き潰すような渾の一撃、大剣レベル1の技『縦切り』を放つ、頭から見事に當たり、赤い星が散る。クリティカル判定だ、一撃死した森ウルフが消える間に、素早く吹き飛んだウルフに走りより、突きを放つ、深々突き刺さるは生々しく、怯みそうな心を圧し殺し、森ウルフのHPバーを削り切った。
「ふう~、し神的にくるな」
イベントリーのアイテム一覧をみれば、森ウルフの皮、森ウルフの尾というアイテムが増えていた。討伐証明には、この尾の納品が必要になる。
それから森ウルフの襲撃三回、昆蟲系の大蜘蛛、蜂等も見つけたが、単騎だけの場合だけバトルして、どうにか倒せた。気配察知のレベルが2にあがって、レベルも5になった。
クリス
職業なし
レベル3→5
HP39→(51)
MP9→11
攻撃力31→43
防28→34
素早さ27→39
瞬発力25→37
魔法防11→17
智力9→11
幸5
戦闘スキル
大剣レベル1
技(縦切り)
レベル2
(打撃、蹴り)
アクティブスキル
鑑定レベル1
気配察知レベル2
パッシブスキル
解レベル1
イベントリー
薬草の知識
鉱の知識
理耐UPレベル2
能力UPレベル4
魔法防レベル2
毒耐レベル1
【書籍化】勝手に勇者パーティの暗部を擔っていたけど不要だと追放されたので、本當に不要だったのか見極めます
勇者パーティの斥候職ヒドゥンは、パーティ內の暗部を勝手に擔っていたことを理由に、そんな行いは不要だと追放され、戀人にも見放されることとなった。 失意のまま王都に戻った彼は、かつて世話になった恩人と再會し、彼女のもとに身を寄せる。 復讐や報復をするつもりはない、けれどあの旅に、あのパーティに自分は本當に不要だったのか。 彼らの旅路の行く末とともに、その事実を見極めようと考えるヒドゥン。 一方で、勇者たちを送りだした女王の思惑、旅の目的である魔王の思惑、周囲の人間の悪意など、多くの事情が絡み合い、勇者たちの旅は思わぬ方向へ。 その結末を見屆けたヒドゥンは、新たな道を、彼女とともに歩みだす――。
8 56【書籍化決定!】家で無能と言われ続けた俺ですが、世界的には超有能だったようです
俺には五人の姉がいる。一人は信仰を集める聖女、一人は一騎當千の女騎士、一人は真理を求める賢者、一人は人々の魂震わす蕓術家、一人は國をも動かす大商人。才知に優れ美貌にも恵まれた彼女たちは、誰からも愛される存在だったのだが――俺にだけ見せるその本性は最悪だった。無能な弟として、毎日のように姉たちから罵詈雑言の嵐を受け続けてきた俺。だがある日、とうとう我慢の限界を迎えてしまう。 「とにかく、俺はこの家を出るから。もう決めたんだ」 こうして家を出た俺は、辺境の都市で冒険者となった。こうして始めた新生活で気づく。あれ、俺ってもしかして超有能……!? 実力を評価され、どんどん出世を重ねていく俺。無能と呼ばれ続けた男の逆転劇が、いま始まった! ※GA文庫様より書籍化が決定、1~5巻まで発売中!
8 1263人の勇者と俺の物語
ある世界で倒されかけた魔神、勇者の最後の一撃が次元を砕き別世界への扉を開いてしまう。 魔神が逃げ込んだ別世界へ勇者も追うが時空の狹間でピンチが訪れてしまう。 それを救うのが一ノ瀬(イチノセ) 渉(ワタル)、3人の少女と出會い、仲間を得て、 魔神を倒す旅へ出る。 2作目の投稿となります。よろしくお願いします!
8 71異世界不適合者の愚かな選択
両親を事故で失い、一週間家に引きこもった久しぶりに學校へいくと、突如、クラス転移された そこは魔法とスキルが存在する世界だった 「生き殘るための術を手に入れないと」 全ては生き殘るため しかしそんな主人公のステータスは平均以下 そんな中、ダンジョンへ遠征をするがモンスターに遭遇する。 「俺が時間を稼ぐ!!」 そんな無謀を世界は嘲笑うかのように潰した クラスメイトから、援護が入るが、逃げる途中、「お前なんてなんで生きてんだよ!!」 クラスメイトに、裏切られ、モンスターと共に奈落へ落ちる、そこで覚醒した主人公は、世界に仇なす!
8 68普通を極めた私が美少女に転生ってそれなんて生き地獄!?
私は普通に普通を重ねた普通の中の普通……そう!まさしくアルティメットに普通な女の子っ!そんな私は普通に交通事故で死んじゃった!嗚呼、普通に成仏するのかなぁって思ってたら駄神の野郎、私が普通すぎるせいで善人と悪人の判斷がつかないからもう一度、生まれ直してこいとか抜かすの!正気の沙汰とは思えないわ!しかも異世界に!極め付けには普通をこよなく愛する私の今世が金髪美少女待った無しの可愛い赤ちゃんとか本気で泣きそう。というか泣いた。
8 177男女比が偏った歪な社會で生き抜く 〜僕は女の子に振り回される
就職して戀愛・結婚をし子供が生まれる、これで普通の人生を歩めると思ってた……でも現実は、時間が過ぎるとともに幸せな家庭は崩れ去り、僕を苦しめるだけだった。 戀愛・結婚に臆病になった男が男女比の偏った世界に生まれ変わり、女性に振り回されながらも奮闘する。 ※申し訳ありませんが、感想の返信は停止しております。
8 156