《ネメシス戦域の強襲巨兵【書籍六巻本日発売!】》兵
いつもお読みいただきありがとうございます。
建築機械率高いかもしれないですが、建機っていいですよね。ギミック的に。
誤字報告ありがとうございます! 大変助かります!
あと、自分のなろう初のレビューもいただきました。ありがとうございました!
この章が終わるまでは毎日更新が出來ればいいな、と思っています。
引き続きよろしくお願いします!
「フユキさん。ポイントCで作戦を続行します」
「わかった。私も同行します。工作車から必要な武裝を補給し、部隊の者は下がらせますね」
ブルーの言葉にフユキは同行を申し出る。
三機のシルエットは工作車にいったん立ち寄り、ポイントC地點に向かった。
ポイントCではバリーとマイクが、履帯が裝備されている車両を護衛していた。この車両にヴォイが搭乗しているのだ。
「ありがとう! ヴォイの護衛、助かった」
「これぐらいお安いご用さ。とんでもないもの作ったんだな、コウは」
その車両はあまりに異形だった。乗り、と表現したほうがいいかもしれない。
筒を車両前部に備え付けている。そして筒と同じ大きさの、円狀のシールドに囲まれていた。その形狀は21世紀のトンネル掘削機、シールドマシンに酷似していた。
二連結車両でヴォイは後部に乗っている。
「コウ。何これ」
得の知れない兵に、思わずブルーが尋ねる。
「……シールド坑道掘削裝甲車」
「シールドって目的が違うシールドですよね?」
「大丈夫。意味は共通している。普通のシールドとしても機能しているから」
「リックが見たら珍兵っていいそうです。賭けてもいい」
「自覚はあるんだ。それ以上言わないで」
矢継ぎ早にブルーに詰問されたコウは力無く呟いた。
「まさかコウ君。地面を潛って進むつもり?」
「うん」
フユキの質問に、答える。
「これってジェットモ……」
「シールド付き坑道掘削裝甲車」
危険なワードを呟きそうになったフユキを遮るコウ。
「火力ないよね?」
「ドリル蔵してるから、こいつ」
「やっぱりドリル蔵してるのか!」
「さっきから二人だけで意味通じる會話はやめましょう」
フユキとの會話に拗ねたようなブルーが割りこんでくる。
「ごめんごめん。ヴォイ。頼んだ」
「いくぜ!」
ヴォイが喜び勇んでシールド戦車を起させる。
「カッターフェイス起! スクリューコンベア起開始! 土砂変換アーク爐最大稼働!」
熊がびながら、パネルタッチで次々と各種の裝置を起させていく。
「いちいち裝置名をばなくていいからな、ヴォイ!」
「シールドジャッキオォン!」
「何故ぶ」
「20世紀のアニメにでてくる兵はそうぶと學んだぜ! エレクター作開始!」
「やめろ」
フユキが口を押さえて笑いを噛み殺している。ツボにってしまったようだ。
冷たい目で無言のブルーが通信に映っている。胃が痛くなってきた。
カッターフェイス。巨大な扇風機狀のカッタービットが地面を掘削していく。
土砂をスクリューコンベアで回収し、機の焼卻爐で土砂を燃やしていくのだ
燃やした土砂は有機は燃え、殘りは主に二酸化ケイ素、シリカとなる。
エレクターから投される散布剤に混ぜ、トンネルの外壁を強化していく。
削巖、土砂の排出、坑道の補強を全てセットで出來るようになっている。
トンネルは直徑は六メートルほど。シルエットなら屈めば移できる。
他にもカッターピックを裝備したアームや土砂除去用のドーザーなどの裝備を蔵してある。
連結車両の前部に作業機械と土砂と有機を燃やし、シリカに変換するアーク爐を詰め込んであり、後部車両は出用兼戦闘用だ。自衛用の有線ミサイルと機関砲を裝備してある。
坑道掘削裝甲車はカッターフェイスをジャッキアップし、斜めにして地面を掘り進む。
凄まじい速度だ。二十一世紀では一時間數メートルしか進めないが、コウの作った地底走行車両は十分で五十メートル以上。
ウィスによる耐熱能、カッタービット能向上と、土砂排出を兼ね備えた構造で大幅なスピードアップを果たした。
「これは凄いな」
バリーも呆れる掘削スピードだ。もう車が地面に潛って見えなくなる。
「よくこんな戦車思いつきましたね」
「要塞エリアを守るシェルターの破壊方法ずっと考えててさ。馬鹿でかいエニュオみたいなものは用意できないし。なら地下はどうだと」
「逆転の発想ですか」
「地表のコンクリートならシェルターより楽に破壊できる。土砂が問題だったんだけど、モデルになった生きの話を思い出してさ。生きは木を掘り進むのに自己完結してるなら、こっちも同じ事できないかなと」
そして完したのがコウなりの地底戦車だったのだ。地球の技では絶対に不可能だっただろう。まず土砂を焼卻しシリカから外壁補強材を作ることが無理だ。
「モデルの生きって?」
ブルーも気になったのか尋ねてくる。
「フナクイムシという、蟲ではなくて貝なんだ。見た目はみみず系(ワーム)でかなりグロいから調べないほうがいいかな」
「わかった。絶対調べない」
ブルーはぶるっとを震わせた。そういうところはの子らしいと、コウは場違いな想を抱く。
「そろそろいいぜ。トンネルも固まってきた」
「わかった。すぐに行く」
ヴォイからの通信で、五番機はを屈めトンネルにる。ブルーとフユキが続き、最後にバリーとマイクが周囲を警戒しながらトンネルに潛っていった。
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