《【最終章開始!】 ベイビーアサルト ~撃墜王の僕と、醫見習いの君と、空飛ぶ戦艦の醫務室。僕ら中學生16人が「救國の英雄 栄のラポルト16」と呼ばれるまで~》第10話 子會(議)Ⅰ②
折越さんに斜め上のリアクションをされ、どう対処していいか? フリーズしてしまった僕なんだけど。
タイミング良く援軍が現われた。
「お~。戦う赤ちゃん殿。こちらにおられましたか」
麻妃(マッキ)、と、その後ろから‥‥逢初(あいぞめ)さんがってきた。麻妃は赤い帽子にジーンズ生地のショーパンといつもの私服姿。逢初さんは白はいでいて、見慣れた白セーラーだ。
良かった、助かったよ。これで正式にぼっち飯回避だ。
って?
「麻妃。今何て?」
逢初さんが申し訳なさそうに。
「ごめんね。暖斗くん。暖斗くんがミルク飲む件は、もうみんなに周知されてて。わたしがほ瓶をCADで作った時に、七道さんが」
『彼の癖か?』
「って。MK後癥って疾病の、ちゃんとした醫療行為だよって、わたしからみんなに説明して、誤解は解いておいたからね」
麻妃のかわりに、ちょっと早口でそう話した。
あっぶね。あっぶねえええ!!
齢14才にして、マニアックな人の認定をもらう所だったとは。
って、それもショックなんだけど、それだけじゃなくて!!
「ああ、麻妃(マッキ)だけじゃなく、もうみんなに知られてるって事? マジ? うわあ‥‥」
僕は頭を抱えた。麻妃がフォローをしてくる。
「大丈夫だって。みんなそんなに気にかけてないし、不可抗力だってわかってるから」
「そうそう。流出したのは、ほ瓶とミルクの話だけ」
「だけ? ――――イヤ! ほ瓶使って無いでしょ?」
「あ、ええと暖斗くん。わたしが人事不省になることもあるからね、けなくなった暖斗くんのお世話の方法は、他の子でも『対処マニュアル』として共有すべきってことになって」
そこへ麻妃が。
「で、どうだった? 一泊二日の授室滯在は。依(えい)ママの言う事ちゃんと聞いた? 赤ちゃん暖斗。ヒヒヒ」
「赤ちゃんじゃね~し!!‥‥どうも何も、こんな目に遭うなら、DMT(デアメーテル)乗るのも考えだよね」
「殘念だなあ。暖斗くんが寢込んでる時って、必ずウチは自分のKRM(ケラモス)メンテやってるんだよね。是非イジリに行きたかった」
そう言いながら、食堂の4人用のテーブルの、麻妃は僕の正面に、逢初さんはその隣に座った。
「イジリは余計だよ。でもヒマだからは出してくれても」
「うん、ウチも是非カワイイ前かけ姿の暖斗くんが、依にゴハン食べさせてもらってるトコ早くみたいよ」
それはいいから! と言い返そうとした所で、逢初さんが席を立った。
僕はチャンスとばかりに麻妃に顔をよせる。
「あのさ、相談があるんだけど」
「何さ」
「麻妃って昔院とかしたことあったよね?」
「ウチが? あー、はいはい」
「その時さあ、病院の人って親切だった?」
「‥‥そだね。そりゃあもう親切だったなあ。獻的、というか」
「とかすごい近づけて來たりとか?」
「‥‥‥‥暖斗くん。引っかかる言い方するねえ。醫務室で依(えい)のが近いと」
「ま、まあ」
「依は沒する天然だから。純粋に醫者の役目を必死に果たそうとしてたんじゃない? あんまり深く悩まなくてもいいよ。中2男子。ひひひ。――あ、あと、院先の看護師さんは、みんな近かったよ。そういうもんじゃない?」
「そうか。‥‥‥‥うん」
僕は麻妃に、逢初さんの闘ぶり、というか、サービスぶりを伝えた。
「ま、それとなく依に聞いてみるよ。あんまり頑張りすぎて、『醫療サービス』から逸してないかって」
「ありがとう。助かる」
「あと、あれね。折越さんのホクロの件もね」
「見てたんだ」
「あれは依の天然と対極、すべて計算してやってるからね。誰かが言うでしょ」
子ばかりが大勢いるこの絋國という國で、麻妃という実際にいてくれる相談相手がいることは、正直かなりありがたい。
「まあ、ウチは暖斗くんとマブダチってことで、男友達の質と量でマウントとってくる(ヤツ)にも有利取れたりしてるからなあ。馴染みとして、ひとぎましょ」
彼は明るく笑った。そして、時計を見ながら、僕に耳打ちした。
「‥‥‥‥暖斗くんが、呑気にここにいる、って事は、まだ知らないんだな。実はこの食堂で、今から子だけの會議をやるんだよ。どうする? このままここにいる?」
‥‥‥‥何ですと。
※「何ですと? 是非參加させてください!」という そこのアナタ!!
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