《『創造神始めました』ご注文をどうぞ。魔王軍で異世界侵略と若干狂気持ち彼ですね?5番にオーダーりまーす!”舊題俺だけの世界を作って異世界を侵略しよう!”》ゲームだからって、みんな生命を冒涜してるよね?
「魔王様。我々はもっと魔王様のお力になりたいのです!」
原種吸鬼たち四人が揃ってダイに懇願する。
「だが、そうすると君たちは…。」
「大丈夫です!記憶はしっかりけ継がれるとのことでしたし。」
どうやら合の件について、ダイを説得にかかっているらしい。彼は合する事に反対のようで、なかなか首を縦に振らない。
「どうかお願いします!」
相も変わらず視點の定まらない彼らが頭を下げている。
ダイもそんなに彼たちが大事なら、られている事に気付けよ。
「ダイ君。彼たちもね、辛いんだよ…。自分達が足を引っ張ってるんじゃないかって、泣きながら私に相談に來たの…。」
私も辛いのよと泣き出すサリリ。
噓つけ!
そいつらもうられて言わされてるだけじゃん。しかも相談するタイミングなんて無かっただろが!?
「そうだったのか…。」
ダイも何でそう簡単に騙されるんだよ…。
「わかった。辛いけど、君たちの意思を尊重するよ!」
苦渋の決斷だが、それをじさせまいとする笑顔で彼は言った。
そいつら既に自分の意思なんてないけどね?!
あっさり騙される魔王ってどうなのよ?
都會に行ったら変な壺とか買わされるんだろうな…。しかもそれが詐欺だとも気付かないで數珠とかお札まで後から買っちゃうタイプだ。
ああ…。
想像したらしっくりきてしまった。怪しいものを買わされ、満足気な表でいるダイが目に浮かぶようだ。
「それでは儀式を始めます。」
サリリはステッキを構え、地面に描かれた魔法陣の中心に四人を導する。
俺が意識を逸らしていたら、いつの間にか始まっていたようだ。
「▲☆=¥!>♂×&◎♯£…。」
彼は人が発聲したとは思えない音を口から紡いていくと、魔法陣が輝き平面から立構造に変化する。魔法陣は徐々に輝きを増していき、遂には目を開けていられない程に強いを発し、思わずダイは目を閉じてしまった。
が止むと、そこには一人のが目を閉じたまま立っている。き通るような白いにしい銀髪。付き良く出るとこは出て、引っ込む所は引っ込んでいる。
目を開いた彼は、妖艶な雰囲気を攜えダイの下に跪き…。
「魔王様。合は無事功致しました。どうかこれからもよろしくお願いいたします。」
と、澄んだ聲で挨拶をする。
だが俺は見ていた。
ディスプレイ越しでも目を開けられない程のの中で、どこから取り出したのかサングラスをかけたサリリが一瞬で魔法陣の中心に移し、四人をいきなり現れた大きな布袋にささっと詰め込んでグルグルと振り回し、合されたであろう彼を、布袋から雑に摑み取ってぽいっと陣の中心部に放り投げていたのだ。
その間、僅か0.5秒。
そのやり方はどうなんだ?と思わなくもないが、下手にグロかったりするよりは余程マシで、手品みたいでちょっと面白かった。
勿論ダイはその事に気付いていない。
突如別ウインドウが出現し、量を下げた狀態でその瞬間がスロー再生された為、その一部始終を俺だけ知る事が出來たのだ。
ダイは新たに誕生した彼を立たせ
「これからもよろしく頼むよ。」
と手を差し出し握手する。そのやり取りを見ていたサリリが、ニコニコしながら祝福の言葉を述べる。
「おめでとうございます!」
彼はギョッとした顔で振り返り、サリリを見ると青い顔で冷や汗を流している。恐ろしいものを見るような視線で、後ずさりながら…。
「ア…ア、ありがとうゴザイマスです。ハイ。」
と、どもりながらも何とか禮の言葉を絞り出す。彼の目は、完全に泳いでいた。
あぁ…。そう言えば記憶は継承するって話だったし、サリリに何されたかを覚えているのだろう。しかも四人分。生まれて早々なんと不憫な子なんだ。
あまりにも可哀想な事に加え、今後必要になってくるだろうから名前を付けてやるか。
「新たに誕生した始祖吸鬼の名前はジャンヌだ。」
【10WPを消費し、始祖吸鬼の個名をジャンヌに設定しました。】
んな相手と戦爭みたいな事するんだし、勝利に導く名前が良いよな。
最後は火炙りになりそうだが…。多分気のせいだ。
「神様がジャンヌって名前を付けてくれたみたいだよ?良かったね!」
サリリは早速ジャンヌに教えていた。
「アリガトゴザイマスです。」
恐怖で最初の頃のジョーダンさんみたいな喋り方になっとる…。
「火炙りになりそうな名前だから気を付けるんだよ?」
おい!何てこと言うんだ。ジャンヌが怯えてるじゃねえか!
確かに俺もちょっとだけ思ったけどさ。創造神の知識をある程度持った狀態で生まれてくるから々便利じゃんって思ってたけど、そんな知識の活かし方してしくなかったわ!
…。
一旦気を取り直して、ジャンヌの能を確認してみるか。
「ステータス。」
創造神ああああ:ランク39
WP:1,717,320P
購
売卻
環境設定
生命の存在強度
世界へ介
履歴
対戦モード
生命の數:3
強者リスト 一位 魔王種始祖吸鬼ダイ:存在強度4,171,722
二位 魔王種魔法㈵外道使いサリリ:存在強度4,021,637
三位 始祖吸鬼ジャンヌ:存在強度3,015,320
合は単なる足し算ではないようだ。そんなだったらチート過ぎだしな。今でも十分チートだが。
巻き戻しのお蔭で魔王軍復活も容易だし、次はいよいよランク差100の相手と対戦してみよう。
最後までお読み頂き有難うございます。
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高校生男子による怪異探訪
學校內でも生粋のモテ男である三人と行動を共にする『俺』。接點など同じクラスに所屬しているくらいしかない四人が連む訳は、地元に流れる不可思議な『噂』、その共同探訪であった--。 微ホラーです。ホラーを目指しましたがあんまり怖くないです。戀愛要素の方が強いかもしれません。章毎に獨立した形式で話を投稿していこうと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 〇各章のざっとしたあらすじ 《序章.桜》高校生四人組は咲かない桜の噂を耳にしてその検証に乗り出した 《一章.縁切り》美少女から告白を受けた主人公。そんな彼に剃刀レターが屆く 《二章.凍雨》過去話。異常に長い雨が街に降り続く 《三章.河童》美樹本からの頼みで彼の手伝いをすることに。市內で目撃された河童の調査を行う 《四章.七不思議》オカ研からの要請により自校の七不思議を調査することになる。大所帯で夜の校舎を彷徨く 《五章.夏祭り》夏休みの合間の登校日。久しぶりにクラスメートとも顔を合わせる中、檜山がどうにも元気がない。折しも、地元では毎年恒例の夏祭りが開催されようとしていた 《六章.鬼》長い夏休みも終わり新學期が始まった。殘暑も厳しい最中にまた不可思議な噂が流れる 《七章.黃昏時》季節も秋を迎え、月末には文化祭が開催される。例年にない活気に満ちる文化祭で主人公も忙しくクラスの出し物を手伝うが…… 《八章.コックリさん》怒濤の忙しさに見舞われた文化祭も無事に終わりを迎えた。校內には祭りの終わりの寂しさを紛らわせるように新たな流れが生まれていた 《九章.流言飛語》気まずさを抱えながらも楽しく終わった修學旅行。數日振りに戻ってきた校內ではまた新たな騒ぎが起きており、永野は自分の意思に関係なくその騒動に巻き込まれていく 《最終章.古戸萩》校內を席巻した騒動も鎮まり、またいつものような平和な日常が帰ってきたのだと思われたが……。一人沈黙を貫く友人のために奔走する ※一話4000~6000字くらいで投稿していますが、話を切りよくさせたいので短かったり長かったりすることがあります。 ※章の進みによりキーワードが追加されることがあります。R15と殘酷な描寫は保険で入れています。
8 170【完結】「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の醫療革命〜宮廷醫療魔術師に推薦されて、何故か王國の次期騎士団長様に守られる生活が始まりました〜【書籍化】
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