《『創造神始めました』ご注文をどうぞ。魔王軍で異世界侵略と若干狂気持ち彼ですね?5番にオーダーりまーす!”舊題俺だけの世界を作って異世界を侵略しよう!”》時空間歪曲領域発生型超速推進航法

俺が反応する間もなく、全員がの柱に呑み込まれてしまった。

惚けている場合じゃない!

(みんな無事か!?)

(大丈夫ですよ。広域殲滅魔法を撃つ際は、影響を抑える為に必ずアンチマテリアルフィールドを張っていますので、それで防げています。)

に呑み込まれてしまった全員が無傷でディスプレイに映り込む。

(良く考えてみれば全員強いんだから、食らっても案外大した事なかったかもな。)

(いえ…先程のエネルギー照をまともに浴びれば死ぬことはありませんが、全員無傷では済みません。)

(マジか…)

(マジです。ダイくんはちょっぴり痛いで済みますが、その他は日焼け後にお風呂ってしみちゃった…くらいには痛いと思います。)

思った程大した事ないじゃん。

いや…日焼け後のお風呂は結構痛いな。大した事だった。

(神様! 1時の方向より空飛ぶ戦艦と思わしき多數出現! これは……300隻以上の大艦隊です!!)

出現した艦隊は綺麗に陣形を組み、こちらへ船首を向けている。

サリリってSFのノリも分かってるよな…。まるでオペレーターみたいだ。驚き方とかサマになってんじゃん。

なんかスゲー楽しいんですけど。

(続々とワープアウトしてきます! 更に10時の方向より100隻の艦隊の出現を確認!)

え?

(更に5時、8時の方向よりそれぞれ100隻の艦隊出現!!)

ちょっ!!

(更に上空より200隻の艦隊出現! ダメです!! 完全に囲まれています!)

ちょ待てよ!

サリリの示した方向には多數の艦隊が出現していた。

もの凄い數に囲まれている。これ本當に大丈夫か!?

(転移魔法起……)

そうそれだよ。囲まれてんだから転移しちゃば良いじゃん。

それ程焦る必要なかったな。

(…次元の異常を知。空間に干渉する魔法が何らかの手段で封じられています!)

サリリの表には明らかな焦りが見える。

「これって本當にピンチなんじゃない?!」

「まずいかも……」

(全敵艦より高エネルギー反応! エネルギー波來ます!)

先程の比ではない程のに全員が一瞬にして呑み込まれる。

(アンチマテリアルフィールド10%の減衰を確認。)

どうやら無事だったようだ。

(元素固定魔法起。周囲の炭素原子から直徑10㎝のダイヤを500個生。)

「ダイヤモンド生!」

大量のダイヤが空中に浮かんでいる。

「ダイ君!さっきみたいにこれを敵に投げて!」

「任せてくれっ!」

ダイは先程同様、連続でダイヤを敵艦にぶつけていく。

都市を瓦礫に変えてしまう程の威力だ。敵艦は次々と発し沈んでいる。

何とか巻き返せそうだ。そうして俺は一息つく。

だが安心したのも束の間、全方位より連続で轟音が響き渡りダイやサリリ達の居る場所が炎に包まれる。

(敵はエネルギー波の効きが悪いと見るや、実弾に切り替えたようです! このままではアンチマテリアルフィールドが持ちません!! 神様! 指示を!)

ちょっ、指示ったって…ヤバイ、どうしよう! ヤバイって。

そうだ!

(空間魔法で外界と切り離したらどうだ!?)

(空間魔法は転移同様封じられています!)

考えている間にも、次々と炎が巻き起こりフィールドが削られていく。このペースで攻撃され続けるのがマズい事だと俺にも分かる。

(それなら、俺が一旦全員をこちらに召喚する!)

(っ!?お願いします!)

「魔神軍と獣神全員をここに召喚!」

俺の聲に応え指が輝きだす。

早く! まだか?!

(ダメ!! フィールドが……神様…)

マズい!

「間に合えー!!」

全員が俺の目の前に召喚される。

ディスプレイを見れば、サリリの張ったアンチマテリアルフィールドが消失していた。

ギリギリのところで間に合ったようだ。

「間に合って良かったよ!」

久満子ちゃんがみんなに聲を掛けている。

今回ばかりは本當に危なかった。

「申し訳ありません。神様。」

サリリがシュンとしている。珍しいものを見た。

「仕方ないって。敵が思った以上に強かった。」

みんなウンウンと頷いている。

「そうだよ。サリリちゃんの魔法が無かったら危なかったさ!」

ダイは落ち込んでいるサリリをめた。

「何か作戦を考えないとな。ちなみにさっきの攻撃は何発なら耐えられる?」

そう聞かれたサリリは不思議そうに首を傾けていた。

俺、変な事言った? もしかして一発も耐えられない程強い攻撃だったのか?

「? 何発でも耐えられますけど…?」

「え? さっき危なかったじゃないか。」

「はい。危うく全くなるところでした。」

何言ってんの?

みんなぽかーんと口を開いている。

「どういう事?」

「先程の実弾くらいの威力だと、食らったらくなっちゃいますよ。全方位から攻撃されていましたので、全くなりますね。」

「え? じゃあさっきの攻撃は効かないって事?」

「神様ってば…私言ったじゃないですか。全くなっちゃうんですよ? 十分効くじゃないですかぁ。」

……。

心配して損した。

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