《【第二部連載中】無職マンのゾンビサバイバル生活。【第一部完】》プロローグ
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プロローグ
「アアアアアアァ!!アアアアアァ!!!!」
地面に倒れてうるさく喚くそいつの後頭部に、木刀を上段から重を乗せて振り下ろすと、ぐしゃりという音とともに四肢がびくんと跳ね上がる。
ダメ押しに何度かコンパクトに振り下ろす。
ひたすら無心に。畑を耕すように。
しばらくすると暴れていたそいつが靜かになり、全がだらりと弛緩した。
頭のあったところは紅白のペースト狀の・・・詳しく言うのはよそう、さすがに気分が悪くなってきた。
俺は中段に木刀を構えたまま、もう何分か眺め、二度とそいつが起き上がらないと確認した後、やっとから力を抜いた。
おもむろに奴の服を探る。
おっ煙草だ、やったぜ。
・・・赤いパッケージかと思ったらかこれは。あきらめよう。
懐から煙草を抜きたくなる気持ちをぐっと我慢すると、今日の『戦利品』のつまったリュックサックを背負う。
いくつかの缶詰と、真空パックのレトルト食品、まあまあだ。
「さーてお仕事終了、定時帰宅しまーす」
車に乗り込んで一呼吸。
エンジンをかけて一気に出発する。
『ゾンビ』が音に寄って來る前に。
「ああああああ!!!!毎日毎日つまんないっすね、ねえ先輩、いっそゾンビとか出てこねえかなあ。」
晝間のあいつのび聲で、ふと昔を思い出した。
誰かが言ってた。えーと誰だったかなあ・・・
あーそうだ、前の職場の後輩だ、チャラかったがいい奴だった。
同じようなチャラい彼とのハ〇撮りをことあるごとに見せようとしてくる以外は。
おめでとう後輩君、めでたくゾンビは出てきたし、その上君は見てないけどたぶん腹の中におさまったぞ。
あの世とやらがあるなら、今頃は満足していることだろう。
できるなら仏してくれよなぁ。
そんなことをぼんやりと考えながら、俺は短くなった煙草を吸いこみ、天井に向かって煙を吹き出した。
暗闇の中で手探りする。
パッケージに殘っているのはあと5本だ。
・・・在庫が心許ないなあ、また『仕れ』に行かなきゃならんな。
未練がましくフィルターギリギリまで吸ったそれに目をやりつつ、明日以降の計畫を立てる。
近所の『セイキョマート』にはまだあったはずだけど、食料品はそんなに殘ってなかった。
どうせ『仕れ』に行くならついでに々と補充しておきたい。
それに、あそこは電子タバコばっかりだったし、今更紙巻から鞍替えする気はない。
いっそのこと遠出して郊外の『ネオン』か『キョーナン』に行くのも手かもしれない。
よし、『キョーナン』にしよう。
ガソリンやカー用品も予備を確保しておきたいし。
ついでに作業服も何著かいただいてこよう、そうしよう。
デカいリュックも新調したい。
そうと決まれば明日は早い、そろそろ寢ておくとするか。
近くまで行って、天気がいいなら決行だ。
雨天の場合は殘念ながら缶詰と普段吸わない不味い煙草でしのごう。
日中や日差しの中では『ゾンビ』のきは鈍くなる。
それでなくとも、視界の悪い雨の中でバッタリご対面するのはごめんだ。
俺はまだ死ぬ気も、あの趣味の悪いクソったれの化けたちにおいしくいただかれるつもりもない。
すでに火の消えた煙草を灰皿に放り込み、もそもそと萬年床に潛り込んだ。
遠くにいるはずの家族たちを一瞬思ってから、目覚まし時計のタイマーを5時にセットする。
「うーん、靜かだなあ」
蟲も、も、『ゾンビ』の聲もしない。
これならよく眠れそうだ。
俺が勝手に呼んでいる『ゾンビアウトブレイク』から早いもので、もう2ヵ月と3日。
我ながらしぶとく生きているものだと心する。
段取りを考えながら、俺の意識は眠りへと落ちていった。
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