《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》6
これは噂に聞くステータスボードでは!
自分の空間魔法のレベルについて調べられると思いつつーーーハッとして石から手を離した。
「どうした?」
「こ、これって有料ですよね…」
「ああ」
お兄さんは靜かに頷いて……チャリンと石の橫のお金れに500ロイをれた。
ちょ、高い! 500ロイもあったらふわふわのパンが3個は食べられるのに!
目を回していると手を握られて問答無用でステータスボードをらされる。
「気にするな」
「え、いや、でも」
計測したいとは思いつつも、まだ稼ぎがないから早いと思っていたのに。
とは言え、お兄さんの力は強くて手を振り払えないので大人しくしている。
「……しゅっせばらいでおねがいします」
「……子供がそんなことを気にするな」
しばらくするとカコンとステータスボードの下からカードがでてきた。
マリーロズ(12)
レベル1
HP10/10
MP483/520
空間魔法レベル3
・『開閉』
・『効率収納』
・『重力無効』
・『拡張』
・現在の空間は2m x 3m x 6m
「……隨分MPが多いな」
「頑張りましたから」
再びを張りつつ、れただけで収納出來るのは効率収納で、中でがふよふよしてたのは重力無効かと納得する。
でも、空間魔法レベル3か。
ずーっと拡張を使っていたのにあまり高くなくってしょんぼりするも、これから頑張ればいいだけだと気持ちを切り替える。
「うちで働きたいって言うガキはお前か」
しばらくするとお姉さんが傷まみれなおじさんを連れてきた。
おじさんは私とお兄さんをキョロキョロと見比べて
「なんだトール、お前のガキか?」
「違う」
と言ってトールさんを怒らせていた。
「そうか。俺がここのギルマスのガンツだ。ちびっこ、お前のステータスを見せてもらってもいいか?」
「はい」
言われるままにカードを渡すとガンツさんは険しい顔でカードを睨んだ。
どうしよう、ダメなのかな。オロオロとしているとトールさんにまたポンポンと頭をでられた。
「ギルマス、不安がってる」
「ああ、悪ぃな。ぶっちゃけると俺としては今日からでもお前に働いてもらいたい」
「本當ですか!!」
「だがな、お前に頼みたい仕事は毎日暗い蔵でむさ苦しいおっさん共から魔の死をけ取る仕事だ。正直子供にはきつい仕事だ。まだまだガキなんだから、親元に居ろ」
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