《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》16
「今の私はメインで使ってる空間の他にいくつも空間を作れるんですよ。と言っても拡張に時間がかかるのでぽいぽい作れませんけど。サブ空間で良いならそれでマジックバッグを作れますが……」
「サブ空間とやらはどれくらいだ?」
「これくらいです」
と言って1m四方を手で表現すると、ギルマスはうーんと考え込んだ。
なんだろう、それでも一般的なマジックバッグよりも大収納な筈だけどまだ足りないと言うのか。
「ちなみに一日でどれくらいサイズアップは出來るんだ」
「えーっと、破棄ポーション20本でMPが700くらい回復できるので拡張が70回だから…一日で70cmほど縦橫高さのどこかをばせます」
「んなケチくせえこと言わねえよ。お前なら元は取れるからな、中級ポーションを飲み放題飲んでいい。とりあえず今日の仕事は空間拡張に費やしてみてくれないか。ただし無理のない範囲で、だ」
「ふぁ、了解しました」
事務所の隅っこの機の上に、ギルマスが言った通り中級ポーションが20本ほど積まれ。
隅っこでそれを飲みながら黙々と拡張を使う。
と言っても中級ポーションは凄かった。たぶん25%ほど回復をする。270程回復するので一本で27cm拡張だ。ただこれ一本5000ロイだけど。それが20本で10萬ロイ……質付與のスクロールと良い、ギルドの本気がやばいくらい窺えた。
そのギルドも、だ。
職員全員がいつもより慌ただしく走り回っている。なにか問題があったのだろうが余りにも忙しそうすぎて聞くことも出來ずに黙々と拡張を重ねた。
何とか夕方までにサブ空間を2m x 2m x 2mまでのサイズに拡張は出來た。
が、今までちょびっとのMP回復を繰り返していた時はなんとも無かったのだが……
中級ポーションで四分の一回復を繰り返すと、酔った。すごく気持ち悪い。破棄ポーション無雙はお腹がタプタプになり、中級ポーション無雙は魔力酔いをするんだなーと機に突っ伏しながら思った。
吐く。本気で吐く。と言うか吐きたい。
「ま、マリィちゃん大丈夫…?」
「吐きたいです」
「きゃー!ちょっと誰かマリィちゃんをトイレに…トール運んであげて!!」
タイミング良いのか悪いのか、たまたま冒険者ギルドに居たトールさんにサッと抱かれて他の職員の先導で職員用トイレに連れ込まれた瞬間、
ピーーーーーー
吐いた。それはもう、見事に吐いた。
と言ってもポーションは既に吸収済みなので晝食と胃を吐き続けた。
邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
武術、勉學、何でもできる主人公がVRMMOで邪神と好き放題楽しんでいく小説です。 チートマシマシでお楽しみください。 作者の辭書に自重と言う言葉はない(斷言) 処女作、毎日投稿です。色々間違っている所もあると思いますが、コメントで感想やご意見いただければ勵みになるので是非お願いします。 作品への意見なども大歓迎です。 あと誤字多いです。御容赦ください。 注意 この作品には頻繁?に書き直しや修正が発生します。 作品をより良くするためなのでご容赦を。 大きな変更の場合は最新話のあとがきにて説明します。 Twitterハジメマシタ! ユーザーネーム「クロシヲ」でやってます。 ID的なのは@kuroshio_novelです。 コメントは最新話にてお返しします
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