《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》18
結論から言うとほかの人はまだ多重空間のスキルを取得していなかったため、現時點では私にしかマジックバッグを作ることは出來なかったようだ、と言う冷や汗もののオチもあったようだ。
スクロール使って、作れないってなったら確かに絶だね…
私がこんなになりながらも作ったマジックバッグはちゃんとマジックバッグとしての機能もあり、先程ギルドの上位パーティで急レイド(複數のパーティで討伐作戦)を組んで出発したそうだ。
職員が忙しかったのは十數人の人達の食料や、一刻を急ぐために帰還スクロールの準備、ポーションなどの支度を慌ただしくして居たらしい。
「落ち著いたらマリィちゃんにもマジックバッグ制作依頼での報酬が配布されるはずだよ」
「え、付與魔法教えて貰ってお金まで貰えるんですか」
「うん。実際マリィちゃんは空間をひとつ失ったしこんなふうに倒れてるんだから貰っていいと思うよ。ちなみに仕事も有給扱いで給料は出るし、マリィちゃんの代わりは8階の買取所を閉めてランが対応するから問題ないよ」
そうか。そうなのか。安心したらまた眠気がやってきて眠りなさいと言われて眠りに就く。
ギルドの醫務室で療養すること二日。
すっかり魔力回路?も治って無事に退室出來ることになった。
また今回の治療費はギルド預かりになるそうで致れり盡くせりだ。やりいと思っているとーーーー再びギルマスに捕獲された。
それもまた深刻な顔で。
「…治ったところ心底悪いと思っているんだが、再びお前にしかできない急依頼だ」
「一旦家に帰りたいんですが」
「安心しろ、今度は準備期間があるからよ」
小脇に抱えられて連行される姿に冒険者や
職員から「子供になんてことするんだー」とか「鬼畜ー!」とか文句が聞こえたが、元気の無いギルマスは無視してギルドマスターの部屋に連行した。
「マジックバッグ制作の事は々と聞いたな?」
「はい」
「薬の素材は先程帰還スクロールで冒険者たちが持ち帰ってきた。なので今回の依頼に関してはそこで完了となったが…」
「……が…?」
「流行病が思ったよりもやばいペースで広がったようだ。領主だけじゃなくて市民や他の貴族、王族の外戚も患ったようだ」
「うわあ……」
孤児院のみんなは大丈夫だろうか。
ここ數日ギルドから出ていないのでそこら辺全く分からない。
【書籍化】陰キャだった俺の青春リベンジ 天使すぎるあの娘と歩むReライフ
【第6回カクヨムWeb小説コンテストラブコメ部門大賞を受賞!】 (舊題:陰キャな人生を後悔しながら死んだブラック企業勤務の俺(30)が高校時代からやり直し!社畜力で青春リベンジして天使すぎるあの娘に今度こそ好きだと告げる!) 俺(30)は灰色の青春を過ごし、社畜生活の末に身體がボロボロになって死んだ。 だが目が覚めると俺は高校時代に時間遡行しており、全てをやり直す機會が與えられた。 この胸に宿る狂おしい人生の後悔、そしてブラック漬けで培った社畜力。 これらを原動力に青春にリベンジして、あの頃憧れ続けた少女に君が好きだと告げる……! ※現実世界戀愛日間ランキング1位!(20/12/20) ※現実世界戀愛週間ランキング1位!(20/12/22) ※現実世界戀愛月間ランキング1位!(21/1/4)
8 145【書籍化】宮廷魔導師、追放される ~無能だと追い出された最巧の魔導師は、部下を引き連れて冒険者クランを始めるようです~【コミカライズ】
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8 87【お試し版】ウルフマンの刀使い〜オレ流サムライ道〜
サムライに憧れる高校生、高河孝(17)がVRMMORPG內で『マサムネ』となり、理想のサムライ像を模索する物語。 しかし昨今のゲームではジョブとしてのサムライはあれど、生き様を追體験するものは見つからなかった。 マサムネがサムライに求めるのは型や技ではなく、どちらかといえば生き様や殺陣の方に傾倒している。 數々のゲームに參加しつつも、あれもこれも違うと直ぐに辭めては誘ってきた友人の立橋幸雄の頭痛の種になっていた。 だと言うのに孝は何か良さそうなゲームはないか? と再び幸雄を頼り、そこで「頭を冷やせ」という意味で勧められた【Imagination βrave】というゲームで運命の出會いを果たすことになる。 サムライに成れれば何でも良い。そんなマサムネが最初に選択した種族は獣人のワーウルフ。コボルトと迷ったけど、野趣溢れる顔立ちが「まさにサムライらしい」と選択するが、まさかその種族が武器との相性が最悪だとはこの時は気づきもしなかった。 次にスキルの選択でも同じようなミスを冒す。あろうことかサムライ=刀と考えたマサムネは武器依存のスキルを選んでしまったのだ。 ログイン後も後先考えず初期資金のほとんどを刀の購入代金に充てるなど、本來の慎重な性格はどこかに吹き飛び、後にそれが種族変調と言う名のサポートシステムが影響していることに気付くが後の祭り。 こうして生まれたnewマサムネは、敵も倒せず、死に戻りしては貯蓄を減らす貧乏生活を余儀なくされた。 その結果、もしかしてこれはハズレなんじゃと思い始め、試行錯誤を繰り返したその時─── このゲームの本來の仕掛けに気づき、[武器持ちの獣人は地雷]という暗黙のルールの中でマサムネはシステム外の強さを発揮していくことになる。 そう。ここはまさにマサムネが夢にまで見た、後一歩物足りないを埋めるImagination《想像力》次第でスキルの可能性が千差萬別に変化する世界だったのだ。
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