《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》13

「俺からの祝い酒だ!お前らも飲んで目一杯祝ってやってくれ!!」

「うぉぉぉぉ!」

「ギルマス最高!!」

「銀華おめでとう!」

「良かったなロリコン!」

「俺らのマリィよろしくなロリコン!」

「リア充滅べ!」

ギルマスが掛け聲を出した瞬間、樽の蓋が割られてコップで汲まれたエールがトールさんの顔面にぶっかけられた。

そしてムサシさんにも、ユーリさんにもダーンさんにもぶっかけられた。

エールをかけられた銀華は…

一瞬固まってから、かけた冒険者を毆りに行ったり飲みに行ったり、魔法で服を綺麗にしたりともう大騒ぎだった。

帰ってきたトールさんとお話はしたかったけれど今日は久しぶりにAランクパーティが産まれた日だ。職員も冒険者もごっちゃ混ぜで、ギルド全で盛大な酒盛りをした。

深夜まで続いた盛大な酒盛り。

一人、また一人力盡きて行き大量の酔っぱらいが量産される中、私はお酒はまだあまり飲めないのでそうそうに退散した。のだけれど。

「まーりぃちゃーん」

「へっへっへ、お屆けだぜーい」

我が家は冒険者ギルドにある。

酒盛りは冒険者ギルドでやった。

つまりだ。

退散しても酔っぱらいがやってきた。

扉を開けても私が中にれようと思わねばれないので読んでいた本を片手に扉を開けると、そこにはにやにやした酔っぱらい二人に抱えられた意識を失ったトールさんが居た。

………うん。私一応嫁り前のなんだけど。屆けられても困ると思ったけれど、ポイッとトールさんを投げれられて慌てて許可を出しながら手を出して支えるがーーー長差頭一個半である。當たり前だが私は潰れた。

「ぐえ」

重い。めちゃくちゃ重い。しかも酒臭い。

そういえばトールさん酒ぶっかけられてた。

「ひゅー!おあついねえ!」

「俺らのマリィちゃんが…大人の階段のーぼるぅー!ひゅーう!」

「だけど長差あるよな。るのかな」

「…やっべーなあ……みんな!大変だ!トールの〇〇〇がでかくてマリィちゃんの〇〇〇が裂けたぞおおおお!!」

「ごるぁ!くそ酔っ払いども!!」

凄まじいことをんで酔っ払いどもは走って消えてった。

重くてき取れない間に好き勝手を…。

激怒しつつ、もぞもぞとトールさんの下から這い出る。

しばらくするとようやく上半が出られて。

ふう、とため息を吐いてからトールさんの顔を見る。

眠ったトールさんはいつもより無防備で、し子供っぽくって。だけどうんと歳上の素敵な人だ。

「おかえりなさい」

前髪を払って額をでる。

ーーーーーーすると凄まじい集団の足音が聞こえた。

「まあああああありいいいいい!!」

何やら聞き覚えのあるアイズさんの聲が聞こえる気がする。と思ったら扉の前の廊下でバギバギずざあああああ!と床を破壊しながら全力疾走してきたアイズさんがり込むように止まった。

酔っ払って必死な表のアイズさん。

その両手にはケラケラ笑う『ドラゴン殺し』の治癒士エレーヌさんとハンナさんの所のリーダーで治癒士のガバウさんが小脇に抱えられていた。

「トールと〇〇〇してが裂けて死にかけてるって大丈夫か!!」

「黙れ酔っ払いども!!」

近くに落ちていた本を、思いっきりアイズさんに投げるとアイズさんの顔面にヒットして酔っ払い三人はボロボロの廊下に崩れ落ちて行った。

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