《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》16
帰りの話が無いけども帰りは完全に帰還スクロール確定なんだろうな。
休みをまとめて取るだけで、営業日數は大丈夫だけど如何せん人數がな……
うーんと頭を悩ませていると、ぽつりとトールさんが呟いた。
「……中々會えなそうだな」
その言葉にハッとしてそちらを見ると、聲に出している自覚は無かったのかトールさんが自分の発言に照れてそっぽを向いた。
そうだ、そうだった。
今や私は気ままな獨りじゃなかったんだ。
今まで週に何度も會えていたのに、それがほとんど無くなる。それはとても寂しいことじゃないか。
夢は夢だけど、トールさんに逢えなくなるのは寂しい。一時的ならともかくそれが永続的なら尚更「アンリ、固定枠に旦那パーティ枠を加えといてやれ」
悩んでいると、ガンツさんから弾発言が落ちた。
「だ、だん!?」
「それは仕方ないですね」
「わかりました」
トールさんとオロオロしているとあっさりと旦那枠が作られた。
ま、まだ旦那さんじゃないけどね!
「しかし、となると常時25人以上か……従業員の確保が必要だな。調不良、無理だから辭職が出る場合も考えて、ローテーションも含め最低三名か」
深呼吸をして、真っ赤な顔だろうが必死に落ち著く。
「月の大半を迷宮最深部で過ごすガッツがあって…」
「大量の食事、洗濯が可能で…」
「狀況的に今現在無職…」
「冒険者相手に怖じしない…」
「そして信頼の出來る…」
ん?
んんん?
孤児院育ちの子はまともな職に中々ありつけないので……條件が良い職場なら食いつくガッツは、ある。
常時大量の食事と洗濯、さらに畑仕事などもやっている。
日雇いでその日を凌いでいる子もわりといる。
冒険者による授業をけた経験からまあ、微妙に耐は出來てるだろう。
そしてなくとも私からの信頼は、めっちゃある。
ん?あれ?
「……條件満たせる子、いっぱいいるかも知れません」
「「「「はあ!?」」」」
「ダーツです」
「リリエラです」
「ね、ネロです」
「14歳から15歳の妹、弟たちです」
ギルマスの前に條件を話して、それでもやりたいと言った弟妹を紹介する。
ガンツさんは
ダーツを見て
リリエラを見て
ネロを見て
そして視線を下げて私を見た。その目は『弟妹?兄姉じゃないのか?』と言ってるようで非常にイラッとした。どうせこの中で私が一番小さいよ!!
「ダーツとネロは繁忙期の農家の手伝いをしていたので力があります。リリエラは仕込みの手伝いや洗濯屋の手伝いをしてました。この子らの元は私が保証します!」
「…そうか。マリィから話は聞いてると思うが作業そのものは掃除洗濯炊事だが、場所のやばさと引きこもり期間がとても長い。本當に大丈夫なんだな?」
「大丈夫です!定職に就けるんなら」
「こんな高いお給料の仕事、こちらから頼みたいくらいです」
「……姉ちゃんと兄ちゃんが居るなら、頑張れます」
三人の格は
ダーツ 素直で真面目で優しい
リリエラ オシャレに憧れてて守銭奴
ネロ 人見知りだけど真面目
だ。みんな炊事洗濯掃除ならばなんの問題もない。その能力は私がよく知っている。
「そうか。じゃあとりあえず、出発日まで野菜の仕込みや…パン作りなどを頼みたいが、構わないか?」
「わかりました!!」
三人は即時採用となり、そのままギルドで買い込んだ野菜の皮むきや切り分けなどの作業を私の宿屋スペースで行うことになった。
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