《迷宮宿屋~空間魔法駆使して迷宮奧地で宿屋を開きます~》26
二日目の夜は、早めに水量確認に回った。
どこも水量は順調で。けれど昨夜と違って今度は玄関にエストラさんと、パーティメンバーの方がいた。
「こんばんは、見回りですか?」
「ああ、空間師ちゃんこんばんは。どうしたんだい」
「水量のチェックです。だいたいどれくらい使うか把握しておきたいので」
そういうとエストラさんと一緒に居た、多分ほっそりしているからスカウトっぽい人が急に真顔になった。
「どうしたケント」
そしてこっちに向かってきて、目の前で勢いよく頭を下げた。
「悪い!俺、水を沢山使いすぎたと思う」
「え、ああ、大丈夫ですよ。まだまだ大量に確保してありますから。お二人共ずっと前線で戦ってらっしゃいましたしね。どうですか、ここの迷宮は」
にこにこ笑ってそう尋ねるとケントさんはわかりやすいくらいほっとした顔をした。
二人は顔を見合わせて、し考え込んでからボソボソと喋りだした。
「ウチの迷宮は海底窟にあるから、それと比べるとここは気も水溜まりも無いし、不思議なじはするがやりやすいと思う」
「そうそう、裝備が水を吸って重くなるから最低限な裝備しか出來ないし食事も水に濡れても食えるもの限定だからきついんだよね」
「的にどんな食事なんですか?」
知識はあった方がいい。そう思っての質問だったのだが二人は嬉しそうに笑った。
恐らく、自分の地元の迷宮に興味を示して貰ったからだろう。
「主に果実だな。果は若いうちに採れば長持ちするし」
「あとパンの代わりに米を炊いて食べるよ。米って、わかる?」
「分かります。そうか、なるほどそれも日持ちするんですね」
「それでも限度があるけどね。うちのナンバーワンパーティはマジックバッグを持ってるけど俺たちは持ってないから」
不意に、エストラさんの目のが変わった。
その目は、狩猟者の目だった。昔、孤児院の食堂でよく見た目だ…おかず爭奪戦で…。
「ねえ、空間師ちゃん。聞きたいんだけど、地下宿屋でマジックバッグが売られるって本當かい?」
おや。販売予定だって話は聞いてないのだろうか。23階に著いたら販売する筈だけども。
ここまで來たら教えちゃってもいいと思うけど、勝手に機を話す訳には行かない。
と、思っていると背後のからスっと人影が現れた。
「明日には目的地に著く。それまで待て」
そう言うと人影…『ドラゴン殺し』のポールさんは私の両脇に手をれて、抱き上げるとスタスタと寢室の方に歩き出した。
キョトンとしてから慌ててエストラさん達に手を振る。
「という訳です。おやすみなさいー」
「ああ、おやすみ」
「おやすみ」
そのままポールさんは靜かに私を部屋の前に置いて、そして靜かに去っていった。
そうか、明日で移も終わりか。
今までは弟妹とマイクさんに々と任せっきりだったけども、明日からいよいよ宿屋本番が始まるんだ。
パンッと軽く頬を叩いて気合をれて。
私は颯爽とベッドに潛り込んだ。
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