農地での戦いで、多は農地も荒れた。

そこはまたミスリル農で耕すとしよう。

家に帰った。

「ここがフランツ様の家。話も同居してます」

「あら、立派な家！　いつからこんな立派な家を建てたのかしら？」

「フランツ様が錬金で家を作ったの。しかも一日で」

「一日で！！」

モフルンはこの辺に詳しいのかもな。

もともと俺よりも先に住んでいたのだから、不思議に思うのも頷ける。

「俺の錬金なら可能だよ。素材はトレントていう魔がいたので利用させてもらった。トレントが襲ってきたのだけどな」

「ああ、そう言えば、ここら辺にはトレントがいたわね。トレントもバカだわ。ご主人様を襲うとは。でもトレントのおかげで家が建つなら、利用価値があったわ。私も家にりますので、小さくなります」

「小さく？」

小さくなる？

スイみたいに変可能とかか？

または人狼のまま大きさが小さくなるのかな。

どちらにしろ、今のサイズでは扉からはれそうにない。

「小さくとは、人の姿になります」

言った途端に、大型の狼みたいな姿から、人の姿に。

それもスイと同じだった。

モフルンもか！

とても可い姿になったな。

髪のと尾は灰だった。

魔の時にあるのと同じだ。

「になった！」

「モフルンも変できるのね。私は変したけど、元の魔竜には戻れないの。あくまでフランツ様に従うとなった時に、魔竜の姿はなくなったわ」

「私は自由に変出來ます。家の外に出たら元の狼になれます」

「便利だな」

「ズルい」

スイはちょっとズルいとした。

モフルンの方が便利ではある。

家にったら、イスに座りこむ。

朝から起きたら、いきなり伝説的な魔のフェンリルがいた。

そしてなぜか戦いになってしまい、めちゃくちゃに力を減らした。

家に帰り、ホッとした。

「朝から忙しかった。起きたらフェンリルがいた。だからさ、まだ朝ご飯を食べてないのだったな。スイはお腹空いたかな」

「食べたいです。もまだありますか？」

「も？　私もは食べたいな！」

「よし、スイと一緒にモフルンも食べなさい。ジャガーマンの焼きと炊き込みご飯だぞ」

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