『錬金057話　勇者グラティアス視點』

「可能な限り魔法での攻撃をします！」

「それが正解だな」

俺は忠告したら、Bランク達は、素直に聞いていた。

聞き分けがいい連中だな。

まぁその方が扱いやすいけど。

ミーシャがベヒーモスと激戦している中に、鬼龍の団ファルメイダと稲妻の団ダレンムルは、仲間を引き連れて、ベヒーモスに接近した。

Bランクパーティーであるから、ベヒーモスに魔法でダメージを與えられる可能はないとみた。

俺からしたらまだまだ未な冒険者の集まりだからな。

せいぜいベヒーモスと戦い、戦いの厳しさじとればいい。

いかにSランクパーティーの俺が大変かを學ぶだろう。

厳しさを教えるのもSランクの努めである。

將來的に有な冒険者ならば、経験になるはずだ。

「みんな、いいか、あの勇者グラティアスでさえ、剣は通じなかったのです。俺らの剣など與えるのは困難なのは周知している。だがここは経験を積むのも大事だ。魔法を使えるものは魔法攻撃を、剣は剣でいけ！」

「私は魔法します！」

「俺は剣で勝負してみます。ダメ元ですけど、どれくらいベヒーモスが強いか知れます！」

「よし、みんな頑張れ！」

鬼龍の団が先に攻撃にうってでる。

「ミーシャ、俺たちも參戦しますので！」

「お願い、私一人ではツライもん！」

中には剣の奴もいるな。

俺が忠告したが、まあいいさ、経験になる。

剣はベヒーモスには通じない。

理攻撃無効をしているのだろうから、それを學べるのだからな。

魔法攻撃が実行される。

「喰らえ〜〜〜、ウインドアロー！！」

シュビイーーーーーー！

シュビイーーーーーー！

風の魔法か。

ベヒーモスに風魔法をヒットさせた。

オオオオオオオ！

「いいぞ、もっと攻撃しろ、効いているぞ！」

うん、効いているが、しかな。

魔法が弱いからだろう。

上級魔法でないと大ダメージは與えられないのだ。

まあBランクの連中にそれを求めるのは酷であろう。

そこまで俺も鬼ではない。