《ネコと和解せよ〜ネコとカフェ店長の謎めく日常〜》6話 貓が話した!
母が帰ると杏奈はとてもホッとした。
娘に結婚してしいと願っている母の願・愚癡・妄想を聞くのはとても疲れたが、帰ってくれてホッとした。
三郎の事もあって、婚活は開店休業中だ。一応婚活アプリは登録しているが、誰ともやり取りしていない。真澄の件も思い出すと結婚願も薄まる。そもそも結婚したいのかも謎で、日本の場合は結婚と幸福度は関係ないという調査もあるらしい。共働きでワンオペ育児している友達を見ると、自分には出來そうのもないと込みしてしまう。
それよりもこの町で2件も立て続けで貓がいなくなっているのが気になる。
単なる偶然の可能も大だが、貓を飼っているからすると気になって仕方がない。
夕飯で使った皿を洗い、余った豚を冷蔵庫にれるとリビングでSNSを見る事にした。
お供にローズヒップティーを淹れて、飲みながら見る事にした。カフェインレスなので、夜飲んでも安心だし、ビタミンCも富だという。まさに「子力高!」な飲みだ。も鮮やかな赤で、ちょっとイチゴのジュースのような合いだ。味は全く甘く無いが。
「は?」
SNSを見ていると、自分のSNSに変なDMが屆いているのに気づく。
ローズヒップティーはし酸っぱい味のするお茶だが、苦味をじてしまった。
「地平町には、貓を殺している人がいる。気をつけてってどういう事?」
ミケ子に行方不明報を載せたコメントはSNS上ではさほど拡散されていなかったが、杏奈は作っているアカウントはそこそこフォロワーがいる。時々アンチメッセージも屆く事があるので、あまり気にしていなかったが、これはちょっと引っかかる。
DMの送り相手は、ほとんどSNSを運営しておらず、おそらくDMを送る為だけに作られた捨て垢っぽいが。
「ねえ、ミャー。これなんなの?」
ソファに座る杏奈の橫で、びをしているミャーに話しかける。
そんなには大きくないはずなのに、びるとけっこうミャーは大きい。貓のって一どうなっているんだろう。時々、紙袋や狹いダンボール箱にりたがるし、なぜか貓嫌いな人にほど懐いたりするし本當に謎だ。
『杏奈、気をつけて』
は?
貓が話した???????
どちらと言えば冷靜で、滅多に揺しない杏奈も口をポカンと開けていた。
聞き違いろう。貓が話すわけがない。しばらく無視しているとニャーは人間のように目を釣り上げていた。
『聞いて! 杏奈!』
しかも人間のように二本足で立っている。こんな姿を見せられたが、認めざるおえない。自分の頭がおかしくなった事も考えたが、そこは考えたくなかった。
「ちょ、ミャー。なんで話してるの?」
『実は私は天使なの』
「いや、天使ぐらに可いけど、どう見ても貓だよ?」
『細かい事はいいの!』
ニャーは意外と気が強そうだった。しかし聲は本當に天使のように可らしい。イヤホンでずっと聴いておきたいぐらいだ。こんな妙な狀況でも、そんな事はあるかもしれない。うん、細かい事はスルーしよう。そうしよう。杏奈は心に決めた。
ミャーは実は貓ではなく、キリスト教の神様の為にく天使。姿を隠して隠に活していて普通の黒貓のフリをしながら、人間界をパトロールしたり、時には宣教や伝道するものにこっそりヒントを與えたりするらしい。
ファンシーな話だ。信じられない。ただ、ニャーが貓ではないという事は、何となくわかる。時々表も人間っぽかった。
「天使なんだ。だったら當たる寶くじくじの番號とかわかったりする?」
『馬鹿言うじゃないの!』
損得勘定がよく働く杏奈は、そんな事を聞いていたが、ミャーは尾をプルプルと震わせている。めいっぱい怒りを表現していた。
ミャーは神様の為になる事以外は一切しないという。多くは人間の救いや長に関わる事に手を貸す。確かに天使だからある程度の事は出來るが、人間の為にならない事は神様が許可しないという。
「神様ってどの神様について言ってる? 日本は八百萬の神の國だから、よくわからないの」
杏奈は素直にニャーにいった。
こうなったらミャーの言う事を信じる他なかった。
こうして杏奈はミャーと向き合ってしばらく話していた。貓と話していりという妙な狀況ではあるが、ローズヒップティーも味しいし、すっかりリラックスしていた。
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