《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》最強はクランのLv上げを目論む③
いつもありがとうございます。
次のLv上げのためのクエストをけるNPCが、変態イケメンから変更になったようだ。
Q&Aの?マークを開き、( クラン Lv3 開始 )と打ち込み検索してみれば、まったく違う容しか結果に出てこない。仕方なく検索を諦め一度ゲームを落ち、PCで検索をかける事にした。その前に、サブマスターの任命をするため、宮ネェと先生に聲をかける。
拒否は認めないし、勝手にサブマスにするつもりではあるけど……ね?
[[ren] 宮ネェ、先生。いる?]
[[白聖] もう、あいつまじで何がいいたいのかまったくわかんねー]
[[キヨシ] あぁ。ゼルがしい]
[[宮様] どうしたの?]
[[大次郎先生] ノ]
[[さゆたん] キヨシは、貯金という言葉を覚えるべきでしゅ]
[[ティタ] シロに同意権だわ。何言っても通じない]
[[黒龍] パラレルワールドの住人なwwwww]
[[ren] サブマス投げるからokして]
[[白聖] wwwwwww]
二人の同意を聞くよりも早く、前もって作っていればクランマークが表示されるのであろう自分の名前の橫にある黒丸をタップする。
開いたウィンドウは橫型の長方形でA4用紙ほどの大きさだ。
新たに開いたウィンドウには大きくクラン名の表示があり、その下にクランマスターと小さく自分の名前が表示されている。そこから更に下へ視線を移させれば、目的のサブクランマスターと言う空白の項目があった。
空欄になった部分の右に小さくプラスを囲んだ丸のマークが表示されている。迷わずそれを押せば、クランに所屬するメンバーの名前が別ウィンドウで立ち上がり表示された。
確か最大二人までだったはずだ。別のウィンドウから宮様と大次郎先生を選択して確定を押す。すると本來ならばシステムに流れるはずの任命のログがクラチャに流れた。
【 Bloodthirsty Fairyクランのサブクランマスターに 宮様 が就任しました。 】
【 Bloodthirsty Fairyクランのサブクランマスターに 大次郎先生 が就任しました。 】
【 ヘラ 】の宿屋を一人分の料金で借りて一度ゲームをログアウトする。クラチャでオチと流しベットへ潛り込む。ログアウトボタンを押せば、視界が狹まり暗転しリアルへと戻った。
ギアを外しベットから、デスクに置いたPCへと移する。起したままのPCは、待機狀態だ。電源ボタンを一度押して起させれば、直にGoogke先生を開き検索をかける。
調べた結果、【 デメテル 】の大神殿にいるNPCから開始されるようだ。ついでだからと、それ以降のものも調べ、水分補給と軽くチョコレートを摘まみトイレを済ませると再びベットに橫になり病ゲーへと戻る。
[[ren] ただいま]
[[白聖] おけーり]
[[キヨシ] おかー。なぁrenちと相談があるから談飛ばして良い?]
[[大次郎先生] おか]
[[黒龍] まったくだよな~]
[[宮様] おか。キヨシ何企んでるの?]
[[ティタ] おか]
[[さゆたん] おかえりでしゅ]
[[宗乃助] おかえりでござるよ]
[[黒龍] おか]
相変らず賑やかな出迎えだった。キヨシの相談……ねぇ。
”ren” 何?
”キヨシ” うん。俺のリアルフレンドが、クランってなくってさ、いたい。
”ren” 先生と宮ネェに言った?
”キヨシ” いや、まだ。先にrenに聞いてからかなと思って。
”ren” なる。二人が良いなら良いよ。
”キヨシ” サンキュ。聞いてみる。
”ren” うい。
キヨシのリアフレなら問題はないだろうけど、面倒見るつもりはない。こういう時こそサブマス二人に丸投げしておく……。
その後、クラチャでキヨシが相談していたようだが、一度面接をした上で判斷すると先生が言っていた。これで、キヨシの件については二人が請け負ってくれるだろう。
そんなこんなありつつも、【 デメテル 】の大聖堂へと辿りついた。
デメテルの大聖堂の造りは、【 ヘラ 】とは違い石造りではなく、見上げても先端が見えない大樹が大聖堂を形作っている。緑の葉に覆われたように見える屋。幹や枝が絡み重なるように出來た壁。床の部分にのみ、石版が敷かれている。
折り重なるよう口を開けた大樹の幹の中にれば、葉の間から差し込む明かりがその神聖さをかもし出すと言った造りとなっていた。
今回のクエストNPCは神だ。彼に近付き話しかければウィンドウが開き、選択肢が現れる。寄付、ボランディア、私を構って、約束の証Ⅲを手にれるには? の四つが表示されいる。
気になるものはあるが、今はクエストが優先だろうと迷わず約束の証Ⅲをタップする。
【 ようこそ、デメテル大神殿へ 約束の証Ⅲがしいのですね?
お渡ししたいと思うのですが……。その証を共に管理する神が、現在菜園で起きた事件を解決するためでかけているのです。もし急ぎしいのであれば、菜園から盜みを働く不屆き者を捕らえてくださいませんか? Yes ・ No
※ 街中に潛むゴブリンを三匹討伐して下さい。
討伐証明の証として 黃いハンカチ、赤い羽、青い帽子 を持ってきましょう 】
証がしいのでYesをタップした。今回のクエストは、デメテルの街の中にいる三匹のゴブリンを討伐する依頼。証明するアイテムが同じなら一箇所で狩れるのかとし期待したが、そんな上手い話はないようだ。
意外と簡単に思えるクエストのようだが、マップにはゴブリンの居場所が表示されないため、初見でこのクエストをこなすのは骨が折れることだろう。が、先程リアルで調べた甲斐あってゴブリンの居場所は判明している。今回のクエストも、直に終わりそうだ。
鼻歌じりに、街中を移する。
全チャを確認すれば、アクセルと黒たちの話し合いが見事に決裂していた。元から決裂するのは分かっていた事だし、問題はない。彼らが、謝罪文を書くことは無いだろう。明日からのPKを楽しむため、今日中にクランLv5にはしておきたいところだ。
クエストを進めるため歩を早める。一匹目のゴブリンを路地裏ので発見した。
軽くバフをかけ、刀に持ち替え切りかかる。スカっと手ごたえ無く刀が空振った覚にゴブリンを見れば、マーカーがNPCのになっていた。
「話しかける必要があるのか……討伐するのに? が湧いたらどうするんだろう?」
勇んで切りかかりスカった恥ずかしさを隠すように、一人でブツブツ呟きゴブリンへと話しかける。聞く限り私達の知る言語ではない言葉をぶゴブリン。それと同時にマーカーが敵のである赤へと変わた。
棒を振り上げ毆りつけようとするゴブリンに問答無用で刀を橫一線に振り抜ぬく。
「グギャ!」
今度こそ、間違いなく手ごたえはあった。そのを頼りにゴブリンをへ視線を向ける。すると既に黃い粒子となり消えて行くところだった。
必要なアイテムが出たかをシステムログで確認する。
【 街に盜みにったゴブリンから 赤い羽 を獲得しました。 】
必要なアイテムを無事に獲得できたようだ。
次の場所へ向けて移しつつ、クラチャと全チャを互に見ればクラメンの発言が無くなったのをいいことに、アクセルが獨り言のように煽り続けている。多分だが、誰かが談で話題を振っているのだろう。
クラチャでは、既に終わったこととして誰も彼について話していない。仕方なく、アクセルに謝罪の期限が迫っていることを教える。
こうして、時間を開けてジワジワ追い詰めるように煽ることがPK戦では大事だ。
{[アクセル] どうせ雑魚の集まりだろ?
つかこっちが正論言ってるからって黙んなよ}
{[アクセル] はずかちぃでちゅね~! ガキはママのミルクでも吸ってろよ!}
{[ren] 恥ずかしい男 PK開始まで@18:42}
{[アクセル] だいたい、理由も聞かないでPKするやつがわりーんだよ!}
{[アクセル] マジでな! 基地外は基地外らしく人前に姿見せるなつー話だよな}
アクセルにスルーされていようともクラチャでは盛り上がる。の気の多いクラメンばかりだから、そうなるのも仕方が無いと言える。
[[大次郎先生] はじめるなら、初心者か野良にってる奴から狙う方が良いよな]
[[さゆたん] 善悪の塔のボスタイムと被るでしゅw
そこ狙った方が早くないでしゅか?]
[[ティタ] まだ18時間もあるの……?]
[[黒龍] 2時間前ぐらいに、野良探しに行ってみるか]
[[キヨシ] 善悪の塔、雑魚で俺死んじゃう!]
[[宮様] 黒、探しに行くなら場所分擔しましょうw]
[[宗乃助] グランドロールの初心者なら。今、目の前を歩いてるでござるよw]
[[白] 善悪の塔で死ぬって……。キヨシ、マジ雑魚すぎだろww]
時間になったら、即座にPKできるように探す場所を分擔するようだ。皆が楽しそうに相談するクラチャを目にして、心焦りが募る……。今日中にクエ終らせないと、明日のPK參加が遅れてしまうかもしれない。こんなクエストごとき、最速で終らせてやる。
街中をヘイストⅡをかけ走り、ゴブリンを魔法でさくっと殺しアイテムを手にれる。
【 街に潛んだゴブリンから 黃いハンカチ を獲得しました。 】
【 街に隠れ住むゴブリンから 青い帽子 を獲得しました。 】
三匹目のゴブリンを狩り終り、その足で大聖堂へと向う。NPCに話しかけクエストを完了させれば、【 約束の証Ⅲ 】が貰えた。
走ってポータルへ移して、【 ヘラ 】へと戻りクランLvを上げた。
【 おめでとうございます。 Bloodthirsty Fairy クランのLvが3上がりました。 】
【 新しいクランスキルを覚えることができるようになりました。 】
クランスキルを習得するには、クラン専用スキル書の他に、クランに対する貢獻ポイントと言うものが必要なためスキルは今のところ放置するしかない。
貢獻ポイントは、ボスの討伐やクエスト完了の際に増える。討伐したボスで貰えるポイントは微々たるものでしかないけれど……。
次回の大型アップデートで、混合と職別の覇者トーナメント戦が実裝されるらしいとの噂がある。それに參加して、優勝すれば貢獻ポイントが大きく振り分けられるのではないか? と言う話だ。
実際に、実裝されてみないとなんとも言えないけど……。
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