《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》最強は撲滅を目指す②

今回加する二人は、とりあえず見習いにするとクラチャで決まり、先生経由で、さゆたん、宗乃助の了承をとった後、二人を加させることになった。

するのは、部隊にれる、キヨシと盾に釣られた黒だ。

盾の差額分ぐらいは、ヒガキさんを使えるように育ててしいところ……。

二人がクランに加したことを知らせるログが、クラチャに流れる。

【 ヒガキ が クラン Bloodthirsty Fairy 黒龍の部隊へ加しました 】

【 ゼン が クラン Bloodthirsty Fairy キヨシの部隊へ加しました 】

キヨシの部隊という単語に、不安を覚えるのは私だけだろうか?

そう思っているとクラチャでもその話題が投下されていた。

[[ティタ] なんか、キヨシの部隊泥舟にしかじられない]

[[白聖] 消滅する部隊だろ?]

[[宮様] ちょっと、不吉な事言わない! まずは歓迎しなさい]

宮ネェの言葉に、クラチャで一斉に歓迎する言葉が流れる。

主に、おいでませ、塗られたクランへ とか 「よろ」だった。

れて初めて、先生がある事実を伝える。

[[大次郎先生] そう言えば。このあとグランドロールとクラン戦爭始まるから

狩り行くなら、二人一緒に行った方が良いよ~]

その伝え方が、非常に軽い! 二人は嫌なんじゃ? と考えていれば既に知っていたらしく、

[[ヒガキ] 初めてのクラン戦爭楽しみです]

[[ゼン] すぐ死ぬかもしれませんが、頑張ります]

二人の頼もしい返事を聞いたクラメンが、々とお節介を焼き出すのを眺めつつ、真面目な人で良かったと思った。

クラン戦……その単語で、キヨシに裝備を渡していないことを思い出した。

[[ren] キヨシ。倉庫いて、別キャラ]

[[キヨシ] うぃ]

宿屋を出て、倉庫へと向かう。倉庫について、畫面上にあるキャラクターチェンジ(以降=キャラチェン表記)のマーク――人のマークが二つ。矢印が上下にあり側に向いたもの――をタップする。すると、ウィンドウにサブキャラの名前と小版のキャラが表示される。

メイジ職にしている。店巡り専用のエルフを選択して、OKボタンを押した。

全てが暗転し、そのキャラのいる【 プラークシテアー 】の町並みが視界にった。倉庫へと移しつつ、アイテムボックスを開き、このキャラが持ついつか、強化用の生贄にするための裝備をスクロールしながら見ていく。

黒用の盾も持っていくことを忘れないようにしなければ……。

ウィンドウに、今の裝備に変更するまで使っていたローブセット一式が、見え慌ててスクロールを戻し、確認してこれにすることにした。

は火の防っているし、多分……これなら多毆られても死なないだろうし?

使うのがキヨシというだけで、この裝備も十分強いはずなのに不安を覚えた……のだが、これ以上の裝備を貸しても、死ぬ時は死ぬだろうと諦めこの裝備を倉庫へと預ける。

杖は何がいいだろうかと悩み、使う本人にきいてみることにする。

”倉庫弐號機(にごうき)” キヨシ。杖? 魔法剣?

”キヨシ” 誰だお前! 敵か?

”倉庫弐號機” 死ぬ?

”キヨシ” あぁ、renか。 うーん。どっちでもいいけど火力あるほうが良い。

”倉庫弐號機” 屬は?

”キヨシ” 水希

”倉庫弐號機” k 探してみる。待ってて。

”キヨシ” おう

火力があると言えば、やはり両手の杖だろう。水屬の杖か……あったかな? そう考えつつ、キャラを元の場所へと移させると、キャラチェンのマークをタップする。

表示されたウィンドウから、ドワーフ爺を選びOKボタンを押した。

暗転し、次の瞬間に視界は【 デメテル 】の街並みを映し出していた。

そそくさと、倉庫へ移しつつアイテムボックスをスクロールさせていく。

両手杖のストックは、全部で10本はあるもののその全てに屬なかった。これは、面倒なことになりそうだ……と思いつつ。

持っている中で、一番強いであろう+19 アスクレピオス――善悪の塔40層のボスドロップ品――に屬を著けることにする。

”倉庫初號機(しょごうき)” キヨシ 水の屬石ある?

”キヨシ” 30個しかない

”倉庫初號機” わかった。杖 アスクレピオス でいい?

”キヨシ” レアドロ――レアドロップ――じゃんそれ!

”倉庫初號機” 分割 利子無し ある時払いでいい

”キヨシ” 買った!

”倉庫初號機” 水石30個は現で、殘りはツケ

”キヨシ” あり

渉は立した。倉庫に杖を預け、元の場所へと移させ、貓獣人のキャラへとキャラチェンする。視界が暗転し、【 プラークシテアー 】の街へと戻ると、そのキャラで倉庫へと移する。倉庫から+19 アスクレピオスを取り出し、鍛冶屋へと移する。

を付與するためには、鍛冶屋で作業を行う必要がある。

用意するものは、水の屬石50個、高級魔石100個、聖水10本だ。

高級魔石の出費が痛い……と思いながらも、仕方ないと諦め混じりに溜息を吐きつつ鍛冶屋へとった。

部に居る、NPCへ話しかけ開いたウィンドウから、屬を付與するを選択すれば、ウィンドウの表示の上に更にウィンドウが開き、その上にアイテムをれる四角い囲いが現れる。

・水の屬石 10個

・高級魔石 20個

・聖水 2本

それから、武れ付與するボタンを押すと表示が切り替わり炎のようなエフェクトがでる。

付與は簡単にMAX300まで行くだろうと思われがちだが、屬の石を10個も使用するのに、付與される數値はピンきりで運が良ければ、50~100。運が悪ければ、10なのだ。

とりあえず、5回試して駄目そうなら、そのままキヨシに渡す。

と、そこまで考えたところでウィンドウの表示が切り替わり、昔使われていた電子レンジのチンという音がなる。け取るというボタンをタップして、確認すれば 屬が25しか乗っていなかった……。

「あぁ~」

自分の運の悪さに失しつつ、脳でキヨシに謝り2回目を開始する。その後五回目まで試し結果

二回目 80

三回目 10

四回目 65

五回目 50

と言う、微妙な結果だった。

運が良いものならば、五回でMAXまで行くのだが、私には運が無かったらしいく、合計で230だった。これ以上はやらないと決めていたので倉庫へと戻り、杖を倉庫にれメインキャラへと戻った。

[[ren] ただ。キヨシお待たせ]

クラチャで戻ったことを知らせ、倉庫で棒立ちしていたキヨシに聲をかける。待ってましたと目を輝かせ即座にトレードを出してくるが、まだアイテムは倉庫の中だ。

無言でキャンセルを押し、倉庫の中から防一式、アクセサリー、杖を取り出した。

こちらから、トレードの申請ボタンをタップし、トレードしたいキャラ名にキヨシを選択する。

ウィンドウが開き、取り出したアイテムを全てのせて、完了ボタンを押した。

古い裝備は、裝備を変えた後直にトレードで返卻された。

[[ren] 裝備借用書、杖代金分メール 水石50 高級魔石100]

[[キヨシ] わかった! これで俺スゲー強くなった!]

[[宮様] キヨシ……]

[[大次郎先生] ren! 甘やかすな]

[[ゼン] キヨシ君 裝備どんなのになった?]

[[白聖] ちょっと、ren甘やかすなら俺は?]

[[ティタ] こうやって、キヨシは借金が嵩むんだな……]

”ren” 黒、倉庫

”黒龍” k

[[黒龍] あーあ。キヨシ、お前どんな裝備借りたんだよ]

[[キヨシ] 聞いて驚け! +19 アスクレピオスだ]

”黒龍” 著いた

”ren” k

先生に怒られ、シロに集られるのは、いつものことだ。

クラチャで會話をしつつ、倉庫の外でこっそりと黒に+23 エヴァラックを渡す。

嬉しそうに、裝備を取替えた黒が凄く良い笑顔で談を送ってきた。

”黒龍” 狩り行って來るわ!

その後姿を見送る私の橫を、キヨシが走り抜けるとポータルへと向かって行った。

キヨシも狩りに行くのかな? と思いつつ、クラチャを見ればキヨシに渡した杖に宮ネェが発狂している……。

どうやら、ずっとしいものだったようだ……。次に出來たら必ず売れと脅迫された。

酷い有様ながら、全チャでカウントをれる。

{[ren] クランドール戦@8:20}

お読みいただきありがとうございます。

思った以上に長くなってしまった。すみません。

次回より、し戦闘シーンがります。(多分

キヨシに貸した裝備一式について、名前などの記載を忘れてましたので補足しておきます。

+23 マジシャンズ ローブ 防力+103 魔法攻撃力+45 INT+2

+25 マジシャンズ グローブ 防力+45 魔法攻撃耐+35 MEN+1

+23 マジシャンズ ブーツ 防+35 理攻撃耐+28

+21 マジシャンズ ハット 防力+31 con+1

※セット効果により、魔法攻撃力+100 魔法詠唱短効果

+20 リネットの首飾り 防力+25 魔法耐+13

+24 リネットの指 防力+29 魔法耐+14

+18 リネットの指 防力+23 魔法耐+8

+19 リネットの耳飾 防力+24 魔法耐+9

+18 リネットの耳飾 防力+23 魔法耐+8

※セット+強化値効果により、出、石化、混、ショック無効。魔力回復速度アップ

+19 アスクレピオス 理攻撃力+79 魔法攻撃力+209 INT+5 屬:水(230)

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