《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》ハロウィン⑤
微妙な気分のままイベントアイテムのため狩りを続けた六日目……結局その日は、気分が晴れず早めに狩りを終わらせることにした。
帰還の護符を使い、裝備の耐久を戻すため鍛冶屋へ向う。その後、雑貨屋を経由したのち倉庫へ著いた。
取引所を開き、しい刀を買い漁る……既に値が下がりすぎて、捨て値狀態だ。
そのおかげで200本ほど集められた。明日はこれを使って思う存分強化ができる!
倉庫に並んだ刀を見て、明日の強化へ思いを馳せるとその日は、ログアウトした。
イベントアイテムドロップ最終日も、同じ時間に目覚ましがなり、々と済ませ病ゲーへログインする。
クラチャを開き挨拶を流しかけたところで、手を止めて打ち込んだ文字を消した。
倉庫にたちより、萬単位の魔石、2000個の砥石、高級MPPOT1000個を持ち、イベント狩場へ移した。
今日確保できた狩場は、chは違うが3日目に確保した部屋と同じだった。
さっそく、裝備を替えバフをれると狩りをはじめた。
[[ティタ] ren。chどこ?]
[[黒龍] バフ!]
[[キヨシ] くれー]
クラメンのバフ要求に対し、スルーしようかと悩みつつも、結局はchを教えバフを回すことにする。
三人で狩りをしているらしいティタたちが、バフをれり口へと戻る。
その後、隣の部屋を確保したらしく20分おきクラチャでバフと要求された……。
モブの処理中、見たことの無い金のカボチャが狩場中央に現れる。
仮裝の大樹と同じ系統のボスならば、厄介だなと思うもボスにしては表示が神々しすぎる。
悩みに悩んだ末、攻撃してみることにした。
金のカボチャの名前は、ゴールド パンプキンだ。
攻撃を加える前に、部屋の中に湧いているモブを全て引き倒し終わると、金カボチャに向ってサイレンス(+25)をれる。エフェクトはあがるも変化は無い。
不審に思いながら、ブレス オブ アローを叩き込めば――夢の國の音楽に良く似た曲がなり、システムログに【 おめでとうございます。 】とでただけで何かを獲得したわけでは無い。
意味が判らず、首を傾げている私の視線の先で金のカボチャが、クラッカーの中のようなエフェクトになると金の粒子を振りまき消えた。
「え……?」
ただそれだけだった、何かをゲットしたのかと思い、アイテムボックスを見ても何も増えていない。
バグか? それとも……経験値が増えたのか? カンストしている今、経験値が増えたのであればわからないのも頷ける。
とりあえず、バグだろうと経験値だろうと意味が判らないものを考えるよりも狩りしよう。
そう思考を切り替え、逆の大部屋へと走った。
後日兄にメールして聞いたところ、あのゴールド パンプキンは仮裝解除の効果があったらしい……。
ついメールで、シネと送ってしまったのは仕方がないと言えるだろう。
その後の狩りも順調に終わり、黃金の種の個數を確認して、きっちり使いきれる個數で狩りを止めた。
鍛冶屋、雑貨屋とめぐりイベントNPCへと話しかける。
ウィンドウが開き、選択肢の中にある【 種の換 】を選べば、個數を力する項目と全てと言う項目が出て來た。
全てを選択して換する。
拾ったも含めれば、結構な數になった。
・劣化したお菓子の箱 720
・普通のお菓子の箱 451
・黃金のお菓子の箱 120
倉庫に移しつつ、箱を全て開いていくのだが、ひとつひとつをタップするしかないため面倒だ。
全て開封機能がしい……な。
倉庫の前で棒立ちして開け続けること1時間半……漸く全ての箱を開封し終えた。
劣化したお菓子の箱―― 主に消耗品である、HPMPのPOT、帰還の護符、砥石、アロー、魔石×10個。
普通のお菓子の箱―― 消耗品×20個、レアと思われるアバターの裝。30種類ののランダムで1種。
黃金のお菓子の箱―― イベント限定の武、防類がランダムで1種。
結果、しいかったオニキリ×7 オニマルクニツナ×3 と言うじだった。
他の武や裝備は、生贄になって貰うつもりだ。
早速強化をはじめるため、メインキャラのアイテムボックスを整理がてら倉庫に突っ込みキャラチェンジする。
強化用のキャラクターは、強化の石を持たせているサブキャラでやる。移が面倒だからと言う理由だけなのだが……功率も高い。
まずは、倉庫にったオニキリ110本 オニマルクニツナ123本を取り出す。
個數に違いがあるのが気になり、取引所を開きそれぞれ150本ずつにする。
強化の石(刀)の個數を確認すれば、450個ほどしかないためそれも1050個ほど買い足した……。
武を強化するだけで、1Gほどが消し飛んでしまった。
これで全消滅したら、発狂ものだと思いながら、まずはオニキリを強化していく。
病ゲーの場合、二刀にして強化するよりも、それぞれを強化してから二刀にする方が効率がいい。
例えば、オニキリが+30になり、オニマルクニツナが+25で二刀を製作すれば、+28の二刀が出來る。
二刀の強化確立よりも、遙かに単の刀の強化確立の方が高い。
そのため、単で強化する。
強化用のアイコンをタップして、オニキリをれ、強化の石(刀)をれる。
それ繰り返し、+1のオニキリが120本出來上がった。
そんなじで、+10までオニキリを強化するのだが、+7からは、オニキリの強化、生贄の強化と互に強化していく。失敗するため生贄をれていくのだが……生贄の方が育ったりすることも間々ある。
+10のオニキリが、70本。約半分がこの時點で消失したことになる。
+10以降は、生贄が消失するまで強化を続け、消失したらオニキリを強化することを繰り返す。
+20になったオニキリの殘りが、10本。
+30はしい……と言う願のまま、殘り10本を強化する。
+25になったのは、4本。
これでもかなり確率を超えているので良い方だ。
一本だけ+25を強化せず取り置きにして、殘りを強化する。
この時生贄に捧げるのは、験を擔ぐ(げんをかつぐ)ため+25以上の裝備にしている。
殘り三本を強化して、+27が1本できあがる。
+25の取りおきをやめ。+27を殘し+25の方を強化するも、消滅してしまった。
結果オニキリは+27で打ち止め。
その後、オニマルクニツナの強化をするのだが、オニマルクニツナは+29まで行ってくれた。
正直に言えば、強化して+30に持って行きたいところではあるのだが……イベント最終日であることも考え、ここで終わりにしておく。
強化が終わった二本の刀を倉庫に預け、別のキャラへと移する。
倉庫から取り出した二本の刀を二刀にするため、高級魔石×1050、黒鋼×150、二刀製作図を持ち鍛冶屋へと移した。
二刀製作図は、ヘパイストス――ドワーフの生まれ故郷と設定されている――の神殿でNPCに、10Mのお布施をすることで手にれることができる。
神殿の癖にボッタクリもいいところだ……。
鍛冶屋の中へとり、NPCへと話しかけウィンドウが開くと武製作と言う項目をタップする。
武の一覧の中から、二刀を選択し強化した武二本とその他素材を全てれ、製作のボタンを押せば別窓が開きゲージがきはじめた。
ゲージが終點で止まり、「!?」の表示が現れる。
それをタップすればシステムログの方に【 +28オニキリ×オニマルクニツナ を獲得しました。 】と流れた。
最後に行うのは、屬をMAXまであげ錬をすることだ。
火の屬をMAXまで著ける。
火の屬石を150個、高級魔石300個、聖水30本を用意して鍛冶屋でまたもや、タップを繰り返す。
10回目で漸く屬が300となった……ついてないな。
練でしいものと言えば、やはり対人で使えるスキルがしい……。
だが、その日練を100回繰り返しやってみるも、しいスキルは付かず役に立たないものばかりだった。
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次回より本編です。
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