《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》クランハウス④
キャラチェンジ中に思いだした事――それは、メイドさんの雇用だ。
クランハウスには、そのランクに応じメイドさんを複數人選ぶ事ができる機能が追加されている。
今回私たちが購したハウスのランクは一番上から數えた方が早い位のものだ。
【 ヘラ 】中央部にある神殿から壁を右に進み一つ目の角を曲がったところに、NPC雇用組合がある。し古めの建の設定なのか木目が綺麗な焦げ茶の壁に薄汚れた朱の屋をしていた。
到著し両開きの扉を開け中にる。そこはまるで役所の様なじで、10人ほどのNPCがテーブルカウンター越しに座っていた。
そのNPCの頭上に分かりやすく、それぞれが擔當する項目が表示されている。表示はされているが……二種類しかないのに必要かと聞かれれば微妙なところだ。
NPC雇用申し込み付のNPCに話しかけ、雇用出來る人數を確認したところでハタと思いだした……皆に希を聞いていない。
後々気にらないと文句言われるのは面倒だな……でも、あいつら絶対自分の好みしか言わないだろうし……はぁ、男しかいないクランは大変だな……早くの子れたい。
[[さゆたん] NPCの半額位は料金とっていいでしゅw]
[[ren] メイドさん。4人雇えるらしいけど希ある?]
[[宮様] そうね。確かに半分は料金貰うべきよ!]
[[ヒガキ] そうなんですか?]
[[ティタ] 足が綺麗な眼鏡かけた人書風で!]
[[白聖] 巨のキツネ耳娘!]
[[宗乃助] 拙者は、いないでござるな~]
[[キヨシ] ちょっとぽっちゃりしたおっとりメイドさんで!]
[[†元親†] スタイル抜群の巨ちゃん! 髪長ければ良し!]
[[さゆたん] 5歳ぐらいの可いの子がいいでしゅw]
[[黒龍] NPCなんだから何でもいいだろw]
[[大次郎先生] 必至だなこいつらw]
[[ゼン] 長高めの貧さんがいいですw]
[[ヒガキ] 自分は、特に好みはありませんw]
[[宮様] 男の娘のメイドさんがいいわね!]
これやっぱ聞かなきゃ良かった系だ……この後にあるであろう事を想像してゾッとした。
とりあえず、先生と黒、宗乃助、ヒガキさんは何でもいいと言う事で、中々いいメンバーが味方についてくれたと思っておこう。
問題は、好みを言ったメンバーだ。とりあえず、NPCに話しかけ雇用できるメイドさんの名簿をタップすれば新しいウィンドウが開いた。
卒業アルバムの様な狀態で、個々の寫真が並ぶウィンドウをスクロールしながら、好みを言ったメンバーの理想のメイドさんを探す。
一人目は、ティタとゼンさんが、似たような好みだし……人の足の綺麗な……と言うか、NPCだし全部足は綺麗だし!
スクロールする中に、金茶の髪を纏めあげたし釣り目で眼鏡をかけたメイドさんを見つけその寫真をタップする。
すると、新しい小さめのウィンドウが開きメイドさんの詳細が表示された。
名前は、ウィリスさん。現在23歳。得意な仕事と言う欄に事務仕事と書かれていた。
既婚や彼氏の有無などは書かれていない。
そのウィンドウのSSを取り、希を出した二人にメールを送る。
[[ren] ティタ、ゼンさん。SS送った]
ティタたちの返事を待つ間に、他のメンバーの好みのを探す。シロとチカの好みはっと……巨で……キツネ耳で髪が長い子か……。
何千とある畫像の全てを見るのは面倒なので、ウィンドウ上部にある蟲眼鏡マークをタップし、キツネ耳、巨、長髪と検索項目を絞り確定を押した。
絞ったとは言え、それでも表示件數は多い。もうどれでもいいだろうと適當に白の髪の子の畫像をタップした。
[[ティタ] いいじ~。もうし優しげだともっといいけどw]
[[ゼン] 自分はこの子でいいですよ~w]
[[大次郎先生] 優しげ……書なのに?w]
[[宮様] メイドなのに……れもしないのにw]
[[黒龍] 別になんでもよくね?w ハウスにいるだけじゃねーかw]
[[ティタ] たれ目気味の子とか優しそうにみえるじゃんw]
銀に見えなくも無い髪のサイドを後ろに編み込み、したれ気味のキツネ耳を強調したようなじの髪型をしている。
キツネらしくない大きめの瞳にほんのり染めた頬。
本當に可いじの子だ。名前は、シュリ。19歳。得意な仕事は、庭の剪定。
予想外な得意仕事ではあるが、この見た目は完全にシロたちの好みだろう? と勝手に思いこみ、確認するためSSを撮ると早速メールで送った。
クラチャの會話を確認した私は、その拘りに頭を抱え絶句した。
眼鏡かけてるのにたれ目て……なんで拘るんだか……仕方ない選び直そう。
項垂れつつ、絞り込みを使い。書風、貧、たれ目、眼鏡 と打ち込んだ。
[[白聖] この子いい!]
[[†元親†] んー。可いけど……もうし大人っぽいのがいいw]
[[白聖] チカ、黙れ!]
[[†元親†] えー。だってなんか子供臭いw]
[[白聖] このキツネ娘でいいんだって!]
[[†元親†] やだ……w]
[[白聖] 仕方ね―なぁ。このお好み焼きやるからこの子で妥協しろ?w]
[[†元親†] お好み焼きでは釣られないぜ!]
[[白聖] わかった。じゃぁ、これも付ける!]
[[†元親†] うおおおおおお。分かった妥協する!]
[[白聖] よし。ren、シュリいいぞw]
私がたれ眼鏡人をスクロールで探している間に、シロがチカに供を収め取引をしたらしい。
それに功したシロの希通り、シュリちゃんを雇う事になっていた。
そんな事とはつゆ知らず、集中してティタの好みであろう人書を探す。赤茶の髪を橫に流し一纏めにした、眼鏡たれ目の顎に黒子のある人さんを発見する。
行き過ぎたページを戻し、そのNPCの寫真をタップし小窓に表示させた。
名前は、ユーリス。25歳。得意な仕事は皿洗い。
全が映る寫真を見る限り、ゼンさんでも問題はなさそうだと言う事で、二人に再度SSを送信した。
[ren] ティタ、ゼンさん> 送った]
クラチャを確認し、シュリちゃんを雇うため保存しておいたシュリちゃんのページを開き雇用のボタンをタップした。お給料は二週間で500k……中々、お高い子だったらしい。
これで、シロとチカが黙るのであれば問題ないだろう。そう思い、最終確認で表示されたYesをタップした。
次はキヨシの好みをと思ったところで、気付いてしまった。
ぽっちゃりって、どこまでなの? うーん、分からない……ていうか、このゲームにそういうNPCがいるのだろうか?
とりあえず、キヨシの好みはスルーでいいか……と思考を切り替える。
さゆたんのも無理だぞ……最低年齢15歳からしかNPCの登録がされていない。
男の娘ならば、いるかもしれないと探してみたところ、ボーイッシュなじのの子を発見する。
[[ティタ] この子で!]
[[ゼン] 可いですね。この人w]
[[ren] キヨシ> ぽっちゃりっていない。
さゆたん> 最低年齢15歳~
宮ネェ> ボーイッシュなの子ならいる]
[[大次郎先生] ren。もう適當でいいよw]
[[さゆたん] 殘念でしゅw]
[[宮様] ボーイッシュな子でもいいわよーw]
[[キヨシ] ぽっちゃりいないのー?!]
[[ren] ボーイッシュな子でいいならSS送る]
まずは、ティタたちの許可が下りたユーリスさんを雇用する。二週間で510kと言う彼を雇いれ。これで、二人目……二週間に一回最低、2Mは飛ぶと頭にれておく。
その後、宮ネェの言っていたボーイッシュなメイドさんを探した。
出來る限りペッたんと言うよりは絶壁で……髪型はショートカットもしくはボブ系がいいだろう。髪型で絞り込み検索をかけた。
スクロールする畫面上に一瞬だけ、赤い髪を短くしたボブショートの釣り目気味のの子が見えた。
ページを戻し、その子の寫真をタップする。中中背で、絶壁。名前は、ミールク。16歳。得意な仕事は、掃除。
この子ならば、宮ネェもお気に召すだろうとSSを撮影しメールで送信した。
足を運んで頂きありがとうございます。
明日は、他の作品の更新があるため、時間があれば更新しますが……かけるかどうかわからないためお休みさせていただきます。
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