《世界最強はニヒルに笑う。~うちのマスター、ヤバ過ぎます~》クランハウス⑭

ティタたちが見えなくなって數秒後、宗乃助から相手の報がクラチャに報告された。

[[宗乃助] 元グランドロール。

影、GrandCrose、ヒュージュル

俺様、月下、夢落ち]

[[大次郎先生] 了解。ティタは走って合流して]

[[黒龍] 帰還される前にやるぞ、時間との勝負だ]

[[ティタ] わかったー]

[[ren] バフ]

[[さゆたん] ディティクどうでしゅ?]

[[宗乃助] あがってたでござる。

行くならカウントれて一気がよさそうでござる]

[[白聖] カウント俺がするわー]

[[大次郎先生] シロよろしく]

ティタと宗乃助は後でかけ直すと除外して、この場にいる全員に個別のバフを追加する。そうしている間にも、ポンポンとやるべき事が決まって行った。

黒を先頭に隊列を組む訳でもなく全員が全力疾走する。

宗乃助の指示した場所に到著したのはそれから、一分後のことだった。

私たちの正面に、宗乃助が壁に隠れる形で立ち、私たちの姿を確認した彼は、忍者の如き仕草で、右手で奧に続く通路を指さした。

[[白聖] カウント行くぞ]

[[白聖] 3……2……1……gogo]

示し合わせ、頷いたところでシロのカウントがった。

goと同時に全員が飛び出し奧へと走る。何度も襲撃を食らい、奴らもしは學習しているようだ。

數十秒毎にディティクションを打ちあげ、周囲を警戒しながら狩りをしている。

先頭を走るのは黒とチカで、その後ろを走る宗乃助に並走する形で私も走りながらバフをれる。

どうせディティクションで、トランスパレンシーの効果が切れるのが今バフをれも問題ないという判斷をした。

今回ティタが遅れてくるため先生が、ターゲットマーカーを使う。

相手の姿が見えると同時に、黒のレンジ ヘイトを発させる。それを見ていたさゆたんとキヨシが、フリーザーを使い、シロがダウン プルを使う。次々足止めされる敵対に対し私はバインドを設置発させた。

レジられるとは分かっていても、いてしまうので仕方がない。何度目かのバインドを発させたところで、先生のターゲットマーカーが影を示した。

[[大次郎先生] タゲ> 影]

[[さゆたん] 夢落ち。冷凍]

[[キヨシ] 月下。冷凍]

[[ren] GrandCrose> バインド]

それと同時に、黒、先生、チカ、宗乃助、鉄男が取り囲み攻撃を開始する。次々と上がるとりどりのエフェクト。

あっという間に沈む影。その様子をマジマジと棒立ちで見たミツルギさんが一人クラチャで本音をらす。

[[大次郎先生] タゲ> GrandCrose]

[[ミツルギ] うおぉ。すげーっすねw]

[[ティタ] もう著く。ren10秒後バフ頂戴]

[[ren] k]

ティタのクラチャに、脳でカウントしつつ俺様に対しバインド(+18)を設置して詠唱発させる。今回はすんなりとバインドが決まった。GrandCroseを黒、宗乃助、先生、鉄男とミツルギさんで囲みここぞとばかりに攻撃を始めた。

とそこで、橫を通り過ぎるティタっぽいものを視界に収め個別のバフをれる。冷凍で固められている敵対に対し、ここで帰還されては堪らないとばかりにサイレンス(+25)を詠唱し発させて行く。

サイレンスにも範囲があればいいな……などと思いながらレジられるサイレンス(+25)を詠唱し発させた。

[[ティタ] あり]

[[ren] うぃ]

三度もレジられそれでも懲りずにサイレンス(+25)を詠唱しれた。やっとの思いでサイレンスがったと思えば、火力過多なクラメンたちは30秒にも満たない時間でヒュージュルを倒してしまう。

これはもうデバフれるよりも、ブレス オブ アローでも打っていた方がいいのではないか? と考えた私は、サイレンスを止め単魔法を詠唱し発させる事にした。

[[黒龍] あれだ、弱い者いじめしてる気分になってきたw]

[[†元親†] うはははは、ゴミは死ねばいいのだ!]

[[宮様] 先に喧嘩売ったのは向こうなんだから

仕方ないわ~w]

[[宗乃助] こやつらは、結構な恨み買ってるでござるよw]

[[ティタ] 売られたのも買ったのもrenだけどね?w]

[[キヨシ] renが買った時點でこうなるのは

分かってるはずだから無問題だぜ~w]

確かに、今の狀態だと弱い者いじめに近いだろう。けれども、彼らは私たちが與えた猶予を無駄にした挙句、自分たちの正義を貫いたのだ。ならば、こちらもしっかりと自分たちの正義の元制裁すべきだと思う。

なので、ここで手を緩めるなんてことはあり得ない。全力を持って叩き潰す。

[[ren] 夢落ち行く]

ブレス オブ アローを現在のタゲである月下に打ち込みながら、二刀を取り出しクラチャで報告をれる。

返事を待たず、ローブを著ている夢落ちへと走り寄り斬りかかた。

敵対の殘りは、既に三人でただでさえ、囲む枠にすらる事ができず後ろから槍で攻撃をしている先生と鉄男がいるのだ。二刀の私がる余地は無い。

ならば、毆りやすい奴をタゲにすればいいと考えた。

[[白聖] ren> DPれる]

[[キヨシ] 俺も夢落ち狙う~w]

[[さゆたん] あたくしも……]

[[ren] あり]

シロが夢落ちにDPをれ、事後報告をすればキヨシ、さゆたんも見やすい方へとタゲを変更するようだ。

一人対し六人で囲っていると言う狀態だ。遠距離職には非常にやりにくい狀況だったのだろう。

足止めされた夢落ちに、右手に持つ刀で袈裟斬(けさぎり)を仕掛け右手の刀が降り抜かれたのを確認して、左手で逆袈裟(ぎゃくけさ)を仕掛けた。

ダメージをけた夢落ちの肩から元にかけて大きく×が出來る。その中心點をシロの炎を纏ったオリハルコン アローが狙いすましたように穿ち、続いて肩と左太ももを鋭利に尖った氷の矛が貫いた。

大きくよろめいた夢落ちの背後に現れた剎那宗乃助が、ニヤっとした笑いを浮かべに向け刺突(しとつ)――突きを打ち込む。それとほぼ同時に夢落ちのを右手の刀で下から肩へと斬りあげた。

しだけ遅れて二つのクリティカル音が鳴り、HPを枯らした夢落ちが崩れ落ちる。殘りはと周囲を見回せば最後の一人である月下が灰になり沈むところだった、

[[ティタ] お疲れ]

[[大次郎先生] ゼンさんヒガキさん生きてる?]

[[黒龍] おつ]

[[鉄男] つつ~]

[[宮様] お疲れ様]

[[宗乃助] おつでござるよw]

[[白聖] おつw]

その他のメンバーも各自お疲れと労い合う。無事だと言うゼンさんとヒガキさんの元へ合流して60Fを目指した。

今回初めての參加だったミツルギさんに、対して役に立っていないと思われるチカとキヨシがドヤ顔を決めつつ、PKのなんたるかを語る。その語り口調がツボだったらしい、黒とティタが肩を揺らしながら先頭を歩く。

今までPKしていたとは思えないほど和やかなクラチャ。そこに、弾を投下したのは自稱、クラン一(いち)の報通の鉄男だった。

[[さゆたん] キヨシは何もしてないでしゅw]

[[宗乃助] 武変える時期でござろうか?]

[[鉄男] そう言えば、今思いだしたけどさ~。

クリスマス前の大型アップで四次職來るらしいぞw]

[[ミツルギ] 二人共すごいっすねw]

[[ren] 鉄男マジ?]

[[黒龍] それ、何処報?]

[[白聖] サブあげるかー]

[[宮様] 本當なの?]

[[鉄男] 公式にアップされてたw]

[[†元親†] マジかぁぁぁぁ!]

[[ren] 明日から暫く、ボスは各自でやって?w]

[[ティタ] おぉぉぉ! ついに四次かぁ。

何選ぼうかなぁ~w]

[[大次郎先生] ren。ソロしようとしないで皆でね? ね?]

[[ゼン] まだ、僕二次なのに……]

[[ミツルギ] 俺もまだカンストしてないっすよ]

四次職が公式にアップされていたと……抜かった。今日慌ててログインしたせいで、公式見るの忘れた! 四次職來るなら、サブ育てておかないと……。

ボスが終わったら絶対公式を見に行こうと心に決める。

いずれ、公式には四次職の職名が書かれているだろう。その中にきっと、ドラマスの進化系もあるはずだと期待をを膨らませ60Fに到著した。

足を運んで頂きありがとうございます。

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