《疑似転生記》魔法演舞予選 中
予選、第1グループから魔法ライセンスの所持者でも中々、使い手のいない空間魔法という大技が飛び出し、會場のボルテージも一気に高まる。しかしVR機を裝著している芽にはその歓聲は屆かず、冷靜なままであった。
妨害をけずに進んで15分から20分ほどの距離を、芽は空間魔法を併用することで、およそ5分弱でゴールしてしまった。
「あの、他の人たち、まだまだ時間が掛かりそうなんですけど、ここで待っていなきゃ駄目ですか?」
「え、えーと。ちょっと待って下さい。確認します。」
芽がゴールしてし経ったが、レースは妨害合戦となっており、まだまだ他の選手がゴールする、気配は無い。運営側としてもここまで差が開くと言うことを想定して無かったようであった。
「今、確認が取れました。お疲れ様です。鹿島さんは、本戦出場が決定しておりますので、それまでは自由に待機していて下さい。」
「はい。ありがとうございます。」
芽はその言葉に従い、観客席で待つ凜の元に戻るのだった。結局、大混戦の第1グループは、芽が観客席に戻ってからもまだまだ続き、最終的に途中で抜け出した男子が2位。最後まで妨害合戦に付き合い、結局第1グループの全選手を薙ぎ倒した子が3位をもぎ取り、4位以降がいない泥仕合となった。
多予想外ではあったが、トラブルも無かったので続いて第2グループのレースが始まる。凜によれば何人か注目選手がいるようなのだが、正直あまり興味も無いので早めの晝食を取っていると、柏木先輩が近づいてくる。
「ああ、柏木先輩どうも。」
「久しぶりだね鹿島さん。凄かったよあの空間魔法。學生であんな度で使いこなせる人初めて見たよ。」
「そうですよね。私も空間魔法の勉強してるのは知ってたんですけど、あんなに使えるとは知らなかったです。」
「えーと、そちらは?」
「あ、初めまして。柏木先輩。私は天凜です。芽の一番の親友やってます。」
「よろしくね。天さん。」
「凜でいいですよ。」
「そうか。凜さん?いや凜ちゃん。私のことも琴音で良いよ。芽ちゃんもね。」
琴音と凜が打ち解けてなぜか芽まで巻き込まれた。まあ悪い気はしないのでスルーして晝食を食べ続ける。すると凜と琴音が話し始める。
「琴音先輩は第5グループでしたよね。ぱっと見有力選手はいなさそうでしたね。」
「そうだね。突出した選手がいない分、混戦になるだろうから私にもチャンスはあるだろうし、頑張るよ。」
その後、第2、第3、第4グループのレースは、特に波の展開も無く、凜が注目していた有力選手が順當に勝ち上がって來た。そして琴音が出場する第5グループのレースはある意味、混戦となった。
「なんと、これは珍しいレース展開。ある意味第1グループと真逆の展開です。妨害有りのこのレースで妨害の魔法が一切発されていません。」
突出した選手がいないと、殆どの選手がじていたためか、魔法合戦で勝てるかわからないため、逃げ切りを選択する選手が多く、そのまま本當にただのレースとなってしまったのだ。
「へー。そう言う事もあるのか。」
「そうだよ。珍しいけどね。」
結局、琴音は健闘したが4位。グループとしては勝ち上がれなかった。しかし珍しいレース展開が功を奏してタイムで繰り上げの決勝進出が決定するのだった。
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