《吸鬼作家、VRMMORPGをプレイする。~日浴と料理を満喫していたら、いつの間にか有名配信者になっていたけど、配信なんてした覚えがありません~》5.店主の困りごと
日付回ってしまいましたが、何とか投稿……短めです。
2022/10/10 掲示板のアンカーの>>位置修正
2022/10/11 ゲーム略稱の誤字修正。
2022/10/15 今後の描寫の関係で、森の位置を北では無く東の街道へ変更しました。
日程を洋士に伝えたあと、すぐにGoWへとログインした。この時點で既に十四時間余りが経っている。ゲーム時間では二日。店主との約束を完全に破ってしまった形だが、果たしてどうなることやら……。
ログインしてすぐ、部屋を出て階下へ降りる。丁度仕込みの最中らしく、店には客は居ないようだ。
「急に居なくなってすみません! 食用を穫ってくる約束も無視して……」
「あ、お帰りなさい、蓮華さん。大丈夫ですよー、フェリシア様から聞いていますから。思ったより早く戻ってこられたんですねー」
何と言うアフターサポート。いや、それよりも……フェリシア様(・)? GMと言うだけじゃなくて、この世界でもちゃんとした分を持っているのかな?
「フェリシア様ってことは……分が高い方なんですか?」
「あらー? ご存じなかったんですか? フェリシア様は我がシヴェフ王國の侯爵令嬢ですよ」
想像よりずっと高い分に僕は驚いた。でも確かに、昨日訪ねてきたときの服裝もかなり良いものだった気がする。
勿論、僕が今著ている支給品の裝備と比べてるから余計にそう見えるのもあるかもしれないけど。ただのGMがあんなに良い服を著る意味は無いもんなあ。偏見だけども。侯爵令嬢なら納得だ。
運営との約束までは丸一日あるし、掃除は今朝までに一通り終えてしまったので、とりあえずはまたゲームに沒頭しても良いだろう。
店員さん――リリーさんと言うらしい――に改めて店主のジョンさんを紹介してもらい、改めて宿泊にあたっての條件を確認した。
どうやらここ最近、外からの旅人が長期滯在しているらしく、どこの宿屋も食の確保に難儀していると言う。冒険者ギルドへ依頼は出しているものの、他の競合店も同じように依頼を出している為、毎日満足がいく量を荷することが出來ないらしい。
ジョンさんの店は他と違って宿屋を併設している訳でも無いので、食の確保頻度は早急に何とかしたいところ、とのこと。その為、滯在費用を取らない代わりに、定期的にを調達してきてしい、と。
長期滯在の旅人とは、十中八九プレイヤーのことだろうなあ。とは言え、サービス開始後にNPCの生活に支障が出ることを、運営側が気付かなかったとは考えにくい……。
俗に言うイベントとやらの伏線になっているのかな? あるいは多くのプレイヤーが冒険者ギルドに加することを見越して、依頼の數を安定供給させる為なのかも。
いずれにせよ、近々王都のレストランの価格は軒並上昇するかもしれない。……そうなる前に、一通り行ってみたい気がするけれど、今は財布の紐を緩める訳にはいかないしなあ。
なんてことを考えつつ、王都近郊の生態系を二人から聞き出した上で、検問を往復で通ることになるので念の為に一筆書いてもらった。更に店主からのご厚意で、夜営道を借りけ、いざ出立。
目的地は、東へ向かう街道を抜けた先の森。森自は比較的王都の近くにあって、且つエリュウの數もそれなりに多いらしい。
豬と熊の間のサイズなので、一頭から十分な量のが取れると言っていた。荷馬車も貸すと言われたけれど、抜きをすればどうにか運べるだろうと目算し、お斷りした。
確かに荷馬車があった方が効率的ではあるし、ジョンさんもその方が心置き無く料理を作れるのかも知れないけれど……破損でもしたら弁償代の方が明らかに高くなってしまうので、狩りに集中出來ないだろうなあ、と。
正直な話、エリュウ程度であれば荷馬車を守って戦う自信はあるのだけれど、それは遠い昔、毎日修行していた全盛期のころの覚。最近は平和な世の中になったこともあって、「気分転換の為のスポーツ」程度にしか素振りをしていなかったし、何よりこのゲームでの僕の武は片手剣。刀とは覚が違ってやりにくいのだ。
うーん、早く刀を探したいところだけど、形が珍しい分高いだろうし、ヘタしたらオーダーメイドだろうなあ。當分は片手剣と鈍った剣で頑張るとして、それがどこまで通用するのか、まずは見極めないと。
------------------------------
【総合雑談】GoWについて熱く語る2【暴言止】
雑談スレッドです。特にジャンル縛りはないので、ご自由に。
荒し、暴言止です。
※運営側も時々確認しています。発言には気を付けましょう。
63【名無しの一般人@シヴェフ王國民】
どこもかしこも泊まれないから急いで王都まで來たらようやく泊まれた。けど料理の方が質素すぎる。なんか材料が無いとか……「最近旅人が多くて供給が追いつかないんですよ」だって。これ何かのイベント系か?
64【名無しの一般人@カラヌイ帝國民】
>>63 そっちもか。こっちの帝都も似たようなじ。もしかして:運営の設計ミス
65【名無しの一般人@アルディ公國】
>>64 それはさすがにないだろw もしかして各國同時にイベント來ちゃう?來ちゃう?
66【名無しの一般人@シヴェフ王國民】
だとしたら早急にクエスト進めて王都なり首都なりにいかないとってじか? まあリリース一ヶ月だし、そろそろだいたいのやつは辿り著いてるか。むしろ先に進んでるやつもいるか?
68【名無しの一般人@レガート帝國】
>>66 俺サービス開始直後から速で進めたけど、帝都で足留め食らってる。なんかクエストがずっと続いてるじ? とにかく帝都から離れられてない。もしかしたら>>63の言うイベント説わんちゃんある。
才能(ギフト)がなくても冒険者になれますか?~ゼロから始まる『成長』チート~
【コミカライズ、マンガアップにて配信中!】 この世界のほとんどがギフト(才能)と呼ばれる特別な力を持つなか、少年ハルはギフトが與えられなかった。 ハルは小さい頃に冒険者に救われた経験から、冒険者になりたいと夢を持っていた。 ギフトのない彼では到底なれるものではないと周囲の皆が笑う。 それでも、ハルは諦めずに強い思いを抱き続け、荷物持ちとして色々なパーティに參加していた。 だがある日參加したパーティメンバーの裏切りによって、窮地に追いやられる。 しかし、それを境にハルの狀況はガラリと変わることとなる。 彼が目覚めたギフト『成長』と共に――。 HJノベルスより書籍4巻4/22発売!
8 79ラブホから始まるラブストーリー
ラブホテルに、デリヘリで呼んだ女の子に、戀に落ちた。 僕の前に現れた美少女は、天使か悪魔か? そこから、始まったラブストーリー 僕は、彼女に、振り回される。 待ち受けるは、天國か地獄か? 彼女は、本當に借金に悩まされているのか? 僕から、吸い上げたお金は、戻るのか? 僕に対して、本當に愛はあるのか? 彼女の真実は、どこに!?
8 123最強転生者は無限の魔力で世界を征服することにしました ~勘違い魔王による魔物の國再興記~
うっかりビルから落ちて死んだ男は、次に目を覚ますと、無限の魔力を持つ少年マオ・リンドブルムとして転生していた。 無限の魔力――それはどんな魔法でも詠唱せずに、頭でイメージするだけで使うことができる夢のような力。 この力さえあれば勝ち組人生は約束されたようなもの……と思いきや、マオはひょんなことから魔王と勘違いされ、人間の世界を追い出されてしまうことに。 マオは人間から逃げるうちに、かつて世界を恐怖に陥れた魔王の城へとたどり著く。 「お待ちしておりました、魔王さま」 そこで出會った魔物もまた、彼を魔王扱いしてくる。 開き直ったマオは自ら魔王となることを決め、無限の魔力を駆使して世界を支配することを決意した。 ただし、彼は戦爭もしなければ人間を滅ぼしたりもしない。 まずは汚い魔王城の掃除から、次はライフラインを復舊して、そのあとは畑を耕して―― こうして、変な魔導書や様々な魔物、可愛い女の子に囲まれながらの、新たな魔王による割と平和な世界征服は始まったのであった。
8 84「お前ごときが魔王に勝てると思うな」とガチ勢に勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい
少女フラムは、神の予言により、魔王討伐の旅の一員として選ばれることとなった。 全員が一流の力を持つ勇者一行。しかし、なぜかフラムだけは戦う力を持たず、ステータスも全て0。 肩身の狹い思いをしながら、それでも彼女は勇者たちの役に立とうと努力を続ける。 だがある日、パーティのうちの1人から騙され「もうお前は必要ない」と奴隷商人に売り飛ばされてしまう。 奴隷として劣悪な環境の中で生きることを強いられたフラム。 しかし彼女は、そこで”呪いの剣”と出會い、最弱の能力”反転”の真価を知る。 戦う力を得た彼女は、正直もう魔王とかどうでもいいので、出會った奴隷の少女と共に冒険者として平穏に暮らすことを決めるのだった。 ――これは一人の少女が、平穏な日常を取り戻すためにどん底から這い上がってゆく、戦いの物語である。 日間最高1位、週間最高1位、月間最高2位にランクインしました。みなさんの応援のおかげです、ありがとうございます! GCノベルズ様から書籍化決定しました! 発売日はまだ未定です。 カクヨムとマルチ投稿してます。
8 54究極の捕食者 ~チート融合スキルで世界最強~
七瀬素空(ななせすぞら)が所屬する3年1組は、勇者スキルを持つ少女に巻き込まれる形で異世界に召喚される。皆が《炎魔法》や《剣聖》など格好いいスキルを手に入れる中、《融合》という訳のわからないスキルを手に入れた素空。 武器を融合させればゴミに変え、モンスターを融合させれば敵を強化するだけに終わる。能力も低く、素空は次第にクラスから孤立していった。 しかし、クラスを全滅させるほどの強敵が現れた時、素空は最悪の手段をとってしまう。それはモンスターと自分自身との融合――。 様々なモンスターを自分自身に融合し自分を強化していく素空は、いつしか最強の存在になっていた――。 *** 小説家になろうでも同様のタイトルで連載しております。
8 96獣少女と共同生活!?
ある日、朝倉 誠は仕事帰りの電車で寢てしまい、とある田舎に來てしまう。 次の電車まで暇つぶしに山へ散歩に行くと、そこにはウサギのコスプレをした少女がいた。 彼女から帰る場所がなくなったと聞いた誠は、自分の家に招待。そして暫くの間、一緒に過ごすことに。 果たして、彼女との生活がどのようなものになるのか? ※作者からの一言 この作品は初投稿で、まだ不慣れなところがあります。ご了承下さい。 また、投稿間隔は気まぐれですが、金曜日に投稿出來るように努力します。毎週ではないですが……。 1話あたりの文字數が1,000〜2,000文字と少ないですが、ご了承下さい。 リクエストなども隨時受け付けています。全ては不可能ですが、面白そうなものは採用させて頂く予定です。 また、小説投稿サイト「ハーメルン」でも投稿しているので、そちらも宜しくお願いします。
8 160