《妹と兄、ぷらすあるふぁ》赤信號
目の前には白と黒のしましま。空の方に頭をあげると赤い背景に“立ち止まっている”人が描かれた機械があります。
あたしは今お兄ちゃんと信號待ちです。
「なあ、妹よ」
「あーにぃどうしたの?」
お兄ちゃんに話しかけられたので、顔を見上げて応えます。
「何で車が來ていないのに、赤信號で止まらないといけないのかわかったか?」
「あーにぃは分かってるの?」
「どうだろうな」
こうやってごまかすお兄ちゃんは相変わらずです。
こういう時にはきっと答えが無いのだと思いますが、訊かれたからには何か答えようと思います。
「世間の為かな」
「卻下」
間髪れずにお兄ちゃんに返されましたが、お兄ちゃんが言っていたことだと思うのです。
お兄ちゃんが言っていたからこその卻下何でしょうけれど。
「渡っちゃいけないのはやっぱりルールだからだと思うよ。
ルールは守らないといけないけど、皆守っているわけじゃないんだよね」
「ルールを守らない人がいるから、ルールを作るのかもしれないけどな。
妹はどうして今止まっているんだ?」
「急いでも仕方がないから。
でも、青になったからあーにぃ渡ろう?」
白い雲の浮かぶ青い空の下、お兄ちゃんの手を引いて橫斷歩道を渡りました。
此処までお付き合い頂いた方ありがとうございました。
舊『攜帯のメモ帳』、現『妹と兄、ぷらすあるふぁ』はこれで完結という事になります。
私の作品という事で最終回の後書きは長々と傷に浸らせていただきますので、お付き合い頂けると言う方は見ていただけると嬉しいです。
さて、この作品はもともと2013年の冬話祭の為に書いた作品になります。
気が付けば三年が経ちました。
三年が経って、後書きに何を書けばいいのか分からない自分がいますが、思うままに書いていきます。そのうち何書いているか分からなくなります。
三年が経ったと言いましたが、毎日更新し始めたのは三年前の8月からで話數的には三十話目くらいからだった記憶があります。毎日更新は970日くらいと言うわけですね。
それは同時にネタが無いと言い出して900話以上たったという事ですね。
今も昔もネタが無いです。ネタが切れるまで毎日更新とあらすじに書いてある筈なので、1000話まで続いたことは奇跡以外の何でもないです。
一応毎日何かを書こうと言う名目で続けてきたモノで、三年弱やってきましたが、文章力が付いたかどうか自分ではさっぱりわかりません。
當初は毎日更新で、毎日執筆すると言う意味だと二年弱くらいだと思うのですが、こっちは記録に殘らないので何とも覚えていません。
ついでになりますが、この後書きを書いているのは三月六日なので、書き溜めてます。
書き溜めの話と重なりますが、終盤數話は序盤でやった話を再度れています。
まあ、ネタ切れなのです。
ですが、赤信號だけは最後にしたかったという思いはありますね。何書くか決まらずに結局あんなじですが。
ぷらすあるふぁを書きながら思う事は、使いやすいキャラの便利さとなんでもネタだと言い張る橫著さでしょうか。特に後者が無いと1000話は続きません。
自分で読み返して何書いているのかさっぱりな話が沢山ありますし、何も考えていないなと思う話もたくさんあります。
前者についてはねぇねと小雪を使いまくっていたことからよくわかるんじゃないかなと思いますね。何をしても可笑しくなさそうなキャラは個人的にとても使いやすかったです。
たまに話をぐことがありましたが、基本的にぷらすあるふぁは短編集です。
短編なのだから書くのは簡単だろうと思う方いらっしゃるかと思いますし、當初私も思っていた時期がありました。
しかし、短編は短編で長編とは違うむつかしさがあります。
この作品は字數制限を設けていない――一応400字以上みたいな緩い縛りが途中からありますが――ので字數の問題はあまりありませんでしたが、ずっと言っているようにネタが無いのです。
長編ならば、一つのネタで結構書けます。
例えば、文化祭と銘打てば、文化祭の準備から片付けまで描きつつ、さらにその中にたくさんのシナリオを詰め込めます。こうした場合、文化祭と言うネタだけで30話とか書けます。
しかし、短編だと一話しか使えません。
一概にこうだとは言いませんが、毎日ぷらすあるふぁを書く中で思う事はこう思う事は多かったです。
結局ネタ被りまくっていると思いますしね。
あと、特に容的な目標が無いために、投げっぱなしになってしまったり、終わらせ方が分からなかったりと、結構大変な作品でした。
たぶん続けようと思えば、一生続けられる作品でもあると思いますしね。
話変わりますがたまに、ぷらすあるふぁ=私の日記みたいな認識の方がいますが、それはちょっと違います。
私の験を書いていることもあれば、友達の経験を聞いていることもあれば、頭の中で考えたもあります。
同じキャラクターでも、どれが私と言うわけではなくて、友達の話をねぇねで使ったり、小雪で使ったりとかなり適當です。
と、言うわけでどれが私の験なのかを考えてみても面白いかもしれません。きっと面白くないですが。
何だかんだで一番長く書き続けてきた作品ですから、まだまだ々書けそうなんですが、ここいらでやめておこうと思います。
制限に引っかかるくらい書くかもしれませんから。
最後になりましたが、もしも最初期からこの作品を追いかけてくれていた方がいらっしゃいましたら、何かコメントくれると私がひとしきり喜びます。
三年ですから、一度読むのやめてまた読み始めてくれたって人もいるかもしれません。
長いような短いようなよくわからない時間が経ちましたが、ここまでお付き合い頂き本當にありがとうございました。
(後書き>本編 になってますね。許してください)
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