《妖刀使いがチートスキルをもって異世界放浪 ~生まれ持ったチートは最強!!~》111:天使族
狀況の整理は終わった。問題は、人員不足だ。
ここにいるだけじゃ、人數が足りない。まぁ、SSランクの冒険者に來たいかな。
「ラース。SSランクの冒険者はどうなってる?」
「今、人集めながらこっちに向かってるらしい。人數はそこまで期待できないぞ」
「了解した」
相手の規模はこちらを大きく上回っている。どうするか。
“初手で、エルと一緒に大規模魔法撃ったら?”
(ナイスだ。ヨリヒメ)
“ほんと? じゃあ後ででてね”
(あーはいはい。終わったらな)
今この場にいるのは俺のことをなくとも知っている奴等だ。なら問題はないだろう?
(ってことでエル頼む)
《了解しました。ますたー》
俺はみんなに視線を飛ばす。そこで、ふと人化しているヒサメと目が合う。
ヒサメはそのまま自分の手を頭の上に持っていくと、髪のをり、俺を指さす。
つまり、ラースを連れて來たんだから私もでろと。
(この戦いでいい働きをしたら考えてやる)
俺は意思疎通でそう飛ばしておいた。むくれた表が返ってくるが無視だ。
「ちょっと、お前たちに紹介したい奴がいる。エル出て來てくれ」
「はい、ますたーの聲を聞き、はせ參じました」
俺の橫にポンと現れた、エルに驚きのあまり3人は口をぽかんと開けていた。
ラースは口をパクパクしながら、指先をエルに向けている。
「なんですか、ずっとこちらに指を向けて、失禮ですね」
エルがそう言うと、レジーナがすぐにラースの手を無理やり下げる。
すると、そのままの勢いで、レジーナが膝をつく。そして、またレジーナによってラースも膝をつかされる。よく見ると、誰よりも早くアイリスが膝をついていた。
なんなんだこの狀況。
「お前ら一……」
「ユウ殿、なぜここに天使族がここにいる」
「ユウさん。天使族は最も神に近いと言われ、ここ數百年目撃された者はいません。人種からはあがめられる存在なのですよ?」
と、アイリスからのご説明がりようやく納得できた。俺が橫眼で、エルを見るとにっこりとした笑顔をこちらに向ける。そして俺に意識させるように、小さくなっている翼をパタパタされる。
(どういうことだよ)
《そんなこと言われましても。ここの世界のことを私は知りませんし》
(とりあえず、お前から何か言ってやってくれ、このままじゃおちおち説明も出來やしない)
俺がそう言うと、エルはコクリと頷き、わざとらしくせき込む。
「こほん。そんなに堅苦しい態度は無用です。私はここにいる。ユウ・ツキカゲに従う下僕ですから」
「おいーーー! ちょっとその説明は違うだろ? エルさんや」
俺はすぐ橫にいたエルの肩を両手で持ち、大きく揺する。
「何をますたー。間違ってはないでしょう?」
「大間違いだ。今すぐ訂正しろ。俺が変態だと思われるだろうが!」
すると、そんな様子をみてアイリスがし笑った。
「わかりました。そんなにもユウさんと親しげに話していると、もうどうでもよく見えます。エルさんでしたか、よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします。アイリスさん。レジーナさんもラースさんも。あなた達がますたーとfであった頃にはすでに私はますたーの下僕をやっていましたので」
俺は素早くエルの頭にチョップをれる。「いたいですますたー」という聲が聞こえるが無視だ。
「てことは、私とユウ殿が戦った時には既にエル殿もいたと」
レジーナからジト目が飛んでくる。どうやら実力を隠していたことがばれかかっているようだ。あとで、また対戦だ。とか言い出しそう。
「まぁ、とりあえずだ。お前たちも、この前の魔の襲撃の時に白い波? みたいなもの見ただろ。あれはエルが撃ったものだ。それでだ。この戦い俺とエルが先行して、數減らしますね」
ってことで、詳しく作戦會議だ。と言っても説明することと言えば俺とエルの大規模魔法についてぐらいだが……。
「ますたー」
「あぁ、わかってる。そんな悠長な時間はないようだ」
もう魔が待直まで迫っている。ということだ。
「アイリスは王城の高いところからできるだけ、戦況を見渡してくれ、そーだな。ラース
とレジーナ俺の手を握れ」
「「は?」」
「いいから早く」
すると、左手をレジーナが右手をラースが摑む。アイリスはなんとなく予想がついているらしい。エルはもうすでに作業を始めていた。
「ますたー-完了しました」
「おーけ。詳しい話はアイリスから聞いてくれ。他の奴らの突撃は白い波が通った後だ。ってことでよろしく頼む」
(アイリスは、戦況を俺たち3人に回してくれ)
(了解しました)
俺は竜紋を使い、ノワールを呼ぶと、エルと一緒に飛び立つ。魔の群れに向かって。
「さぁ、ちょっくら頑張りますかね」
「ふふ、いよいよだよ。ユウ君。やっと會えるんだよ? 楽しみだよね。ふふふ」
魔群れと、王國が見えるその崖に奇妙な笑いが聞こえ、その聲の主は再び黒いへと消えていった。
【WEB版】高校生WEB作家のモテ生活 「あんたが神作家なわけないでしょ」と僕を振った幼馴染が後悔してるけどもう遅い【書籍版好評発売中!】
※書籍化が決定しました! GA文庫さまから、好評発売中! 書籍化に伴いタイトルが変更になります! (舊タイトル「【連載版】「あんたが神作家なわけないでしょ」と幼馴染みからバカにされたうえに振られた) 陰キャ高校生【上松勇太】は、人気急上昇中大ベストセラーWEB小説家【カミマツ】として活動している。 ある日勇太は、毎日のように熱い応援を送ってくる幼馴染が、自分のことが好きなのだろうと思って告白する。しかしあえなく大玉砕。 「ぼ、ぼくが作者のカミマツなんだけど」 「はあ?あんたみたいなオタクと、神作者カミマツ様が同じわけないでしょ!?」 彼女は勇太ではなく、作品の、作者の大ファンなだけだった。 しかし、幼馴染みはのちに、カミマツの正體が勇太と気付いて後悔するが、時すでに遅し。 勇太の周りには、幼馴染よりも可愛く性格も良い、アイドル聲優、超人気美少女イラストレーター、敏腕美人編集がいて、もはや幼馴染の入る余地はゼロ。 勇太は自分を認めてくれる人たちと、幸せ作家生活を続けるのだった。
8 61僕の妹は〇〇ですが何か問題ありますか?
人と妖怪が共存するようになっても思春期特有の悩みは存在する。 僕の妹もその一人だが、僕はなんとか妹の力になってあげたい。 これは半人半鬼かつ無自覚のシスコンである少年が高校生活や家庭のゴタゴタ、戀愛、時折起きる事件などを通して成長していく物語である。
8 196氷炎騎士の騎校生活(スクールライフ)
最強の騎士の父と最強の魔術師の母との間に生まれた、最強の『固有魔法(オウン)』をもつ 東山 秋風は 「この世で俺が1番強い」と思い込んでいた。しかし、両親にすすめられ入學した ”國立騎魔士アカデミー” でその現実は覆される。 主人公の成長を描いた、學園戀愛ファンタジー⁈ 初投稿なんで、誤字とか多いかもです ご了承ください
8 194神様になった少年の異世界冒険記
高校2年の藤鷹勇也(ふじたかゆうや)は夏休みが始まり學校から帰る途中で交通事故に合い死んでしまった。そこで、神と名乗る老人から神の力を貰い異世界を楽しむ物語
8 59【新】アラフォーおっさん異世界へ!! でも時々実家に帰ります
書籍第1~2巻、カドカワBOOKSより発売中!! 『おめでとうございます!! あなたは15億円獲得の権利を得ました!!』 といういかにも怪しげなメールを受け取った在宅ワーカー大下敏樹(40)は、うっかり大金の受領を選択してしまう。悪質な詐欺か?ウイルス感染か?と疑った敏樹だったが、実際に15億円の大金が振り込まれていた。 そして翌日現れた町田と名乗る女性から、手にした大金はそのまま異世界行きのスキルポイントとして使えることを告げられ、最低限のスキルを習得した時點でいきなり異世界の森へと飛ばされてしまう。 右も左もわからない、でも一応チートはあるという狀況で異世界サバイバルを始めた敏樹だったが、とあるスキルにより日本に帰れることが判明したのだった。 合い言葉は「実家に帰らせていただきます!」 ほのぼの時々バイオレンスな、無理をしない大人の異世界冒険物語、ここに開幕!!
8 91リーンカーネーション 小學生に戻ったおれ
リーンカーネーション 小學4年に戻ったおれ
8 74