《TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―》第32話 姉と妹
「それでは皆さん気をつけて帰ってくださいね」
「はーい!」
莉里ちゃんと約束をした次の日、遂に放課後がやってきました。
一年、二年、三年生は同じ時間に授業が終わるので、そこまで待ち時間が長くなることはないでしょう。
ただ待つだけでは暇なのでクラスの皆が帰っていく中、私たちはもう一度椅子に座って談笑を始めます。
「莉里ちゃんの妹さん楽しみやな~」
「そうだね、どんな子だろう?」
「その、莉里ちゃんって先輩なんだよね? 仲良くしてくれるかなぁ」
湖月ちゃんは莉里ちゃんの妹を楽しみに、ちゃんはまだ莉里ちゃんと會えていないのでし張気味かな?
「心配せんでもええでちゃん! 逆に親しくせんと怒るからな!」
「ええ!? 怒っちゃうの!?」
「いや、怒りはしないよ。すごく悲しまれるから」
莉里ちゃんは無口だけど、表だけは人一倍にかなので。
年下みたいな容姿の彼に涙目を向けられて、NOと言える訳がないのです!
「うーん、楽しみだけど張するなぁ」
「だね。心配しなくても、すぐに仲良くなれるよ」
「妹さんとも仲ようなれるかな~」
そんな話をしていると、賑やかさが殘るクラスにメグちゃんと花ちゃんがやってきました。
二人は教室にってくるなり私のへと抱き著いてきます。
「お姉ちゃん!」
「ねぇねー!」
「メグちゃんも花ちゃんも授業お疲れ様」
「お姉ちゃんもお疲れ様!」
「おつかれたま!」
くぅ、相変わらず舌っ足らずな花ちゃんは可いなぁ!
二人をでながら、雑談は続いて行きます。
「二人とも今日も授業楽しかったか~?」
「うん! 今日はね、算數の授業で正解したんだよ!」
「さすが千佳ちゃんの妹だね、メグちゃん」
「ふっふっふっ、私の自慢の妹ですから」
「むー! はなもいっぱい正解したよー!」
「さよか~、花ちゃんもうちらの自慢の妹やで~」
「そうだよ。私たち一人っ子だけど、妹ができたみたいで嬉しいんだよ」
「妹たちのお裾分けだね! メグちゃんも花ちゃんもえらいえらい!」
「わーい!」
「んふー!」
私だけでなく、ちゃんと湖月ちゃんも加わって二人をでていく。
目を瞑って嬉しそうにでられる二人を見ていると、まるで子犬のようです。
相変わらずの景を広げていると、お待ちかねの人がクラスの門を叩きました。
「……失禮します」
「失禮いたします」
ボソッと喋る莉里ちゃんと、キリっとした挨拶をする莉里ちゃんの妹らしき子。
所々似ていて姉妹だと分かるけど、見た目で言うと莉里ちゃんが妹にしか見えません。
背丈が小さく青掛かった髪をおかっぱにしている莉里ちゃんに対して、既に姉の長を三センチほど抜かした妹さん。こちらは青掛かった髪を肩くらいまでばし、両側しを三つ編みにしています。
莉里ちゃんはジト目なんだけど、対して妹さんはツリ目だったり。
確か名前は桃ちゃんだったっけ? とりあえず自己紹介からだね。
「あっ! やっぱり桃ちゃんだ!」
「ももー」
「え? きゃっ!?」
どうやら昨日二人の話に聞いていた通り、クラスの友達の子だったようですね。
自己紹介しようと思ったら二人が桃ちゃんに飛びついてしまったので、話しかけるタイミングを逃してしまいました……。
二人に飛びつかれた桃ちゃんは小さい悲鳴を上げながら床に倒れてしまい、三人でみくちゃになっています。
……ぐぐ、私も混ざってみくちゃにしてほしい。
「……桃、友達?」
「ちょ、ちょっとやめ、ね、姉さん助けてください!」
「……無理そう」
そう言う莉里ちゃんの表は晴れやかな笑顔。
妹を助けるよりも、妹が友達と仲良くしているのが嬉しいのかもしれない。
「誰でもいいから助けてくださいぃー!!」
桃ちゃんの悲鳴に私たちは、笑顔で首を橫に振るのでした。
だって、メグちゃんと花ちゃんが楽しそうなんだもん。
許せ……桃ちゃん。
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