《最弱能力者の英雄譚 ~二丁拳銃使いのFランカー~》第二章 マイ救出編 28話
「俺は、この侵達を排除するということでよろしいでしょうか?」
右手に持っていた極資料の大印鑑が付いている資料を目の前にあった簡易長機に置いた。それなりの(一般的な辭書サイズ)分厚さがあったが、ものの數時間で頭にれることができた。
中はここにいる人員のスペックと、枝分かれ式に展開されている作戦容が記されている。こういう資料を眺めるのはあまり得意ではなかったがまあ一文間違わずに頭にれることができた。
「ああそうだ、今回はタスク、途中まではお前一人での出となる」
目の前の機を挾むようにして簡易椅子に座っていたのは俺の恩師である剣ミサキである。
「一人ですか……。 まあ俺はそれなりにやりますよ。一応”あの”ランク祭でトップを取った人間でもありますし、もともと俺たちは數鋭で輝くような人間ばかりですから」
「もっともで、なかなかな大口を叩いてくれるな」
ニヒルに彼の口元は上がった。
「あれぇ俺ってこんなキャラでしたっけ?」
「そんなものはしらん」
「ですよね……」
「おとといの鹿児島離島特區の沖永良部島で類別:アンノウンとの戦闘が行われて、ちょうど今から二時間前に戦闘が終了したとの通告がっている。安心しろAランクの新鋭たちがこちらに向かっている」
「へえ…… 沖永良部島で大事があったあとに、一息する間もなく、Aランクの能力者をこちらに呼ぶなんてかなりの大事になるんですね。しかし數年前の資料に記されていたようなアンノウンっていまだにいるんですか?」
「さすがに知らん。私にもわからないことだらけでな。……なるほど丁度お前がESP學園にった年のことか」
資料を見ながら彼は用に俺と話をしていた。
「そうですね4年前の話ですね……」
「あれとは全くと資質が違うぞ。お前たちのような、能力の類ではないと報告書にはそう記されてある。存在そのものが能力の現化であると書いてはあるな…… 畫像はぼやけすぎていて話にはならないしな」
橫に階段積みされているような資料を手にして、一目見ると彼はそう呟くように発した。
「なんですかそれ、やめてくださいよ。まるで神話や妖怪談に出てくるような化けがこの世界にもいるってことになりますよ」
「なかなかそれはそれで面白いだろう」
底意地の悪い笑みを彼は浮かべていた。
「この人から戦いたいよオーラが出まくってるよ!」
「資料に書いてあることにケチをつけるのか。しかし何を言っているそれは元からだぞ」
「開きなおならないでくださいよ…… 先生って戦闘が大好きなのになんで現役を辭めたんですか?」
會話をつなげるためではないが俺は咄嗟にそんな過去を詮索するような質問をしていた。口に出た後で俺はしだけ公開するような気持ちになった。
「まあいろいろあったんだよ。しかし私たち”能力者”が、この”世界”の裏側の人間であったと思いきや…… タスク世界は広いぞ」
とあるクーラーが効いた一室。俺は目の前にいる一人の恩師と、これから展開される作戦の説明をけていた。俺は學園外で戦闘を行うのは五度目ということになるのだが、いまだに慣れていないのかしばかり張する。
ここでの初めての実戦は、俺がとあるの子を警護する護衛任務のために通うことになった七花高校で行うので、作戦は念りに行わなければならない。ここの土地勘があまりまだ頭にっていないのに、ここで作戦を展開されるのは俺にとっては、なんともまあ張するのだが、敵がここに攻めてきた。
こうして、彼をさらうためにと、わざわざ公言をしてまで、日にち時刻まで狂い無く、ここまできっちりと果たし狀のようなものを送ってきたのは、俺にとってはいいことなのだろうと(突然と來るのがデフォである)自分に半ば言い聞かせるようにして、自分を騙すことにした。
ここにきて俺がどのような長すぎる獨白をしていたのか、なんて思い出せない大事件が発生しているが、しかしこれは作者の技量の問題であるため俺は思考をあきらめるように、この心の聲をはさみで切るようにして急止した。
「そうだタスク。お前に渡した資料の通り、お前の彼さんはこちらで保護することにした。こんな人員がないまともな狀況ではない中、彼の護衛ぐらいはな」
つまりは、この作戦は、Aランク新鋭たちが來るまで俺はこの戦いをしのぐことができればいいとのことだった。しかし今の俺にはそれなりの自信があったため、まあ片付けられるだろうと確信的に俺はこの作戦プランをもう一つ用意していた。
「そうですね、マイのことはよろしくお願いしますね」
「ああ、任せておいてくれ」
  すると背後から彼の、剣ミサキの言葉が俺の後ろから聞こえてきた。
「タスク…… あまり無理はするなよ」
しばかり考えたあとのような聲が俺の背後から優しい聲音で耳へとってきた。
「大丈夫ですよ。こう見えて俺は慎重派な人間ですから」
「出まではまだ時間はある。まだしだけ話をしないか?」
「いいですよ、僕もちょうど話し相手がしかったんです」
そう言って俺は、彼の目の前の簡易椅子に座ることにした。
そしてしだけ彼は考えるような、目を上にする作のあとで口が開いた。
「お前ここの生活はどうだ?」
「ここの生活ですか…… ”あそこ”にいた頃とははあまり変わりませんよ」
変わらないというよりは、変わらないようにしていたということでもある。しかし住む環境が変わってしまったため、どうしてもそこらあたりの気の持ちようや、やっぱりしだけこの環境に慣れないということもある。しかしそれはその問題は、日にちが解決するものだと承知しているのでそこまで考えるようなことでも無かった。
「にしては、しだけ大人びた雰囲気になっているぞ。まるで久しぶりに買ったジャンプのアンピ〇スの私は空島編までしか読んでなかった読者が、エース救出編の後のキャラの変貌ぶりを見ているようなそんな容姿の変化だ」
「ダイヤモンド族のエース救出編って…… 一番的で見逃したらいけない章じゃないですか! それ以降ってたしか作者が意図的にキャラのデザインを変えたところですよね」
「それは知らん、なんせ私のジャンプ知識は一五年前ぐらいまで止まっているからな」
ジェネレーションなギャップを彼とじながらも、しかし、剣先生と久しぶりに話すのはやっぱり楽しいものであるなと、この場でそんな想が出た。ジェネレーションと口に出そうになったのを俺は唾を飲み込むことによって無理矢理回避することに功した。
「先生、話は変わりますが、練のあなたが鑑みるに戦闘エリアの重點箇所とか教えてくださいよ。自分はあの時代錯誤な果たし狀を見る限り、忍風〇戦隊ハリーケンジャーみたいな忍法を駆使してきそうなので、やっぱり森の中でニンニン!ってじですかね」
「しかしお前はサラッと掲載するのにすれすれのことを言うもんだな。そうだな、まずは森が多い點、相手も八咫烏ヤタガラスという組織は、うちのREINAの詮索では不可能な組織として報は一切公開されることのない組織だ。そんな甘い推測はお前のには危険だぞ。とにかくだ、相手のペースに飲まれないようにすることだ。特に多數が相手の場合はな」
「それはわかります、心配ですね先生。これだけこの地域がこの學校が森に囲まれているとするとゲリラ戦になります。もしマジの忍者なら勝算はいくら能力者でも五分五分ですかね」
「なあに、”あそこ”でしこたまやり続けた訓練の通りにやれば、問題は無かろう」
「あなたとの修業は、いまだに教訓としてありますよ。特に先月はいろいろありましたからね。こんなところで言うのもなんていうか…… 本當にありがとうございます先生」
「舊ソウルの話か…… 今度の機會にでも追々話を聞かせてくれ。しかしまあ別に、私はお前を導きたいという自分の魂に従ったまでだ。チャンスをものにしたお前のおかげでもあるんだ。わたしこそ、過程はどうあれ良いものを見せてもらったよありがとうなタスク」
「なんで先生ってそんなにまで、男勝りいやそれ以上にかっこいいんですか?」
「子に対して、そんな評価は、ナンセンスだと思わないのか…… まあ私がカッコいいのは自分でもわかりきっていることでもあるがな」
ふふんと、彼はしだけ筋質の包容力のあるを突き出した。
「そういえばユウはどうしていますか?」
「元気にしているよ、あいつは彼氏がいるから心配は無用だぞ」
「そうでしたっけ…… まあ俺にとっては妹のような存在ですからね」
「元気がなくなっているようではあったが、最近持ち直したようにふるまっているよ。心配はいらんよ」
「それは良かったです。先生ユウをお願いしますね。あいつは案外寂しがりやですから」
「本當に兄妹のようだなお前らは」
「あとマイのことも」
「ああ、しかしだなタスク。本部からの命令にケチをつけるつもりはほども無いが、ここでマイさんを守るためにと堂々と敵を迎え討つとは何かおかし……」
「……先生どうしたんですか?」
「いや…… なんでもない。今のは忘れてくれ」
すると彼はしだけ顔が悪くなっているのを俺は気が付いた。どうしたんだろうか?
「そうですか。先生急にどうしたんですか?」
「大丈夫だよ、たまにめまいがあるんだよ」
彼のカラ元気を絞り出すようなそんな聲の出し方に俺は心配になりながらも、もしかすると剣先生は、心の何か昔の傷に傷しているのかと、考えついた。それは俺にもたまにあるようなことであったため、その彼の些細な行から共覚のようにじ取れた。ここは彼一人だけにするのが得策なんだろう。
「先生そろそろ俺は行きます。お話に付き合ってくれてありがとうございます」
「ああ、存分にやってこい」
できるだけ彼は苦痛を見せないように俺に話しかけていた。彼の狀態を心配しながら俺はこの席を無理矢理に立った。
そういうわけでそれから時間が経った後、俺一人による作戦行が開始されたのであった。
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