《最弱能力者の英雄譚 ~二丁拳銃使いのFランカー~》37話

時が忘れるまで俺たちはぶつかり続けていた。

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「飛べッ!!」

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「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

「飛べッ!!」

「次元殺しをインストール;バージョン多元」

終わらなかった。それが彼らだった。タスクはあまりの速さで過去へと意識を飛ばすことが可能になった。ヒュドラシステムはタスクに吸収されて、の一部となっており、の速さの次乗を超えることに耐えることができるは、別のものなので耐えることはできる。ヒュドラシステムさえもタスクはグレードアップさせて過去へと飛ばす機能を無理やりに追加させた。

進化の先は消滅、しかし、その概念はタスクには當てはまらない。

故に”特異點”。

「俺を殺せるか? オウヤッ!!」

「パラレルキングダム:世界を超越した力をッ!!」

それに応答は無かった。

「タスクを倒すためだ! 起しろ!」

それに応答は無かった。

「ヒラキの魂概念を、コーティング! 早く多元世界から引っ張って來い」

それに応答は無かった。

「おいおいもう終わりかよ、じゃあこちらから行くぜ」

タスクは指をならしたそのとき。

あいつは、逆手にとったようにさらなる強烈な一打を隠し持っていた。

「無上階段:パラレルキングダムをバックアップ狀態で強化使用ッ!!」

眩いばかりの現実が俺を襲ってきた。

そして隠しても隠せないものが俺の中からあふれ出てくる。

「ああああああああああああああああああああああああああああああ」

わかっていること。

それは俺が今ここにいるということであった。

もう一人、俺の目の前に立っていた。

それは俺の運命にある道先の障害であった。

そこで足踏みしている今、俺の全ての人生を見た。

限りないほどに報われない人生もあった。

誰かのためにと命を投げ打った人生もあった。

何者にも干渉されないために、人におびえる人生もあった。

誰かのためにと命を消耗させている人生もあった。

のために他人を蹴落とし続けている人生もあった。

全てが中途半端に終わってしまう人生もあった。

自分を迫害し続けている人生もあった。

あっけなく何もできずに死んでいる人生もあった。

信頼している人に殺される人生もあった。

悲しい出來事がやっと終わりを迎えて、これからという時に死んでしまった人生もあった。

自分の子供に殺される人生もあった

戦いではないことに、命を捧げている人生もあった。

だらけて何もしない人生もあった。

不治の病にかかってしまい、人しく病棟に隔離されたまま死ぬ人生があった。

誰かをずっと待っている人生もあった。

それなりの幸せを永遠に手にれた人生もあった。

誰かを犠牲にして生きていく人生があった。

無力のまま、終わってしまう人生があった。

好きな人がいなくなってしまう人生があった。

見えないものにおびえ続ける人生があった。

が希薄になってしまう人生があった。

誰かを救いたいと願い、いた人生があった。

人類に飽きれて世界全人類と敵対した人生があった。

全部俺だった。

いいやこれは今までの俺の人生だ。全てはテレビ再放送のように追験をしていただけである。二度と見たくないことも、思い出したくないことも、後悔も、この先の人生に対する不安も、全てに絶したことも、全てを投げ打って終わらせたいことも、誰にも相談できないことも、失っていく人も、これから出會う人々もいずれは俺の目の前からいなくなってしまうだろうと関係を切り捨てていたことも、自分の利益のために他人を蹴落としたことも、寂しさの埋め合わせに闇雲に関係を作りたくさんの人々を悲しませたことも、なんて知らずにを語っていたことも、心れ替わりたいと過去を否定していたことも、親切を裝いながら底にあったのは復讐だったことも、巧みな言葉捌きで人を騙していたことも、自分の首を絞めて、自分の腕を切り、耳を塞ぎ、世界からの関わりを絶とうとしていたことも、どうしようもなく目先のにしかかないことも、全て時の運と片付けて何一つ変わらないように蹲っていたことも、自分は孤獨で良いと思い上がっていたことも、報われたいとその場で嘆いていたことも、本當は誰にも興味がなかったことも、その場その場で何も考えずに、後先も考えずに行していたことも、全ての負債を背負い続けたことも、自分が何がしたいのかさえ自分にもわからなかったことも、生きがいが無くなってしまったことも、本當にしていた人が壊れて死んでしまったことも、どうしようもなく変わらない現実に絶したことも、誰かに相談したいのに誰もいなかったことも、苦しいのに苦しいと言えない事も、怒りたいのに怒れなかったことも、泣きたいのに泣けなかったことも、笑いたいのに笑えなかったことも、びたいのにべなかったことも、喜びたいのに喜べなかったことも、聞こえないはずの聲に、誰だと自問自答を一日中繰り返していたことも、視界がおかしくなっていたことも、自分じゃない自分という存在に自分が食われかかっていたことも、もう戻れないと棘だらけの道を足で歩いていたことも、鳴らない電話を待ち続けていたことも、救いを待ち続けていたことも、現実を直視せずに幻想に取り付かれていたことも、誰もいない世界で自分を褒め稱えていたことも、無力ゆえに他人を傷つけてしまったことも、全てを分かっていながらくこともしなかったことも、手をばしても誰も手にとってくれないことも、代償代償だと自らを切り捨てていたことも、誰もが仲良くできないとわかっていながらもそれでも自分を殺していたあの日々も、現狀がどれだけ恵まれているか知る由もなかったことも、自分の至らなさを直視せずに誰かの責任と押し付けていたことも、無責任に他人に全てを任せて自分はおいおい逃げていたことも、苦しい苦しいと喚くだけでそれだけであった日々も、とある主人公に陶酔して決意したことも、結局何にも勝てない、自分にすら勝てないことも、無力を痛して何日もけない日々を送ったことも、理想を掲げてそれはただのだったことも、自分の汚さ至らなさに何もじなくなってしまったことも、長だと自分に言い聞かせて本當はが麻痺していたことも、誰もいないところで泣くと決めていたのに見られてしまったことも、きれいごとを言う大人が嫌いだったにも関わらず自分がなってしまったことも、無知は罪という語源のままの出來事があったことも、何を言われても何もじなくなってしまったことも、それに悲しんでいた時期も、人として終わってしまったと、思考の迷路にっていたことも、誰も悲しませないと自分を悲しませていたことも、誰にも期待していなかったことも、結局は自分を演じているということだったことも。

全部俺だったのだ。

だけれど今はそんなことは全てどうでもいい。

それでも、俺は前に進まなければならない。

だってこんな俺にもマイがいるんだ。

のためにあとうと彼に誓ったんだ。

他のためでもない、自分自のためだ。

マイのそばにいたいという自分自のために。

だから、そんなどうでもいいことは、本當にどうでもよかった。

結局何にしてもやらなければならないことは、やるしかない、

俺はこうしたい。

その先にどうなってしまうだなんて俺にはわからない。

だけれど、全てを投げ打ってでも、彼のそばにいたいというのならば。

そう願っている自分のためにくべきだ。

だからこそ、俺はいつものように壁を壊さなければならない。

本當にただそれだけなんだよ。

「思考の無上階段はどうだったんだい?」

「最高だよ、俺は俺だった。ただそれだけだった」

「君はなんてやつだ。多大なる自我でパラレル派生強化の無上階段結界さえも容易く超えてくるとは」

「超えてなんかない。いままでのあれらの”俺”が答えを俺に投げてきたんだよ」

ああそうだ。全部俺だった。

悲しいほどに愚かなほど俺だった。

いいや愚かだったな。

「答えだって? 君は何を言っているんだ? 直接君と話せる僕のような、”君たち”じゃないだろう?」

「そうだな、夢の中で一人とは會ったけどな。しかしだ、俺はそれでも、”俺”だったんだよ。悲しいぐらいに」

「意味が分からないよ。君は自分の言っていることが理解できているかい?」

「當たり前だろ、俺が道を押し得てくれた。意味の分からなさならお前が一番わかんねえぞ。何が無上階段だよ」

「まるで毒気が抜けたようだね、歳が落ち著いているよ今の君は」

「戦いの続きするか? 俺は今誰にも勝てるぞ。神が本當にいるのなら神でもな」

「神に近いこの僕が相手だっただろうッ!!」

「そうだったのか? お前は神だったのか」

なんだか、昔の俺にが戻ったような気がしていた。

はなにかぞくぞくするものが無くなっている。

右手を見る。

能力印が無くなっていた。

そっか……

俺も”俺”になったということか。

ならば俺をやろう。

”最弱能力者の英雄譚”を。

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