《最弱能力者の英雄譚 ~二丁拳銃使いのFランカー~》もう一人の主人公、フォレスト・スタークについて

佐部タスクの世界。

俗にいう真世界と呼ばれる世界だ。

そこでは紅蓮の花が咲きれていく。

季節は春中旬。

変わっていける者、それは水流タスクだった。

だが俺は変わっていない。

あれからずっと敗北者として生命コンピューターにされた。

詳しくはわからない。

マイはあれから姿を見せない。

俺はどうなったんだろうか。

人格を三萬に分かれて、同じ結果を見せていた。

実験の容はこうだ。

數々のアトラクションを用意して、いかに俺らしくそのアトラクションを攻略できるかだ。

またもや死は回収されて、俺はため息をついた。

おっとため息をついても水蒸気はでない。

オリジナルの俺ならクリアできるミッションだ。

その先を彼らはわかろうとしない。

彼らとは実験者のことだ。

こうしていま生命コンピューターとなった俺にはわからないことはない。

の束縛から離れたことはとてもいいことだ。

それらのことがわからない、実験者どもはわからない。

だからまた新しいファルスワールドを建築した。

相座時之氏守刄には、謝している。

彼には世界意志、ようするに世界を構築する元となったのだ。

暴な真似はしていない。

というよりか、神に等しい彼に戦って勝つ自信もない。

前よりも俺の人格が変わったのは生命コンピューターになったからかもしれない。

すこし利口になったというのが正しいのかもしれない。

不死である俺の殺し方は銀の弾丸を心臓にぶち込むことだ。

そんなことで、俺の世界では、日本がたくさんの俺を作って、世界大戦を始めている。

よって日本能力者機関は崩壊した。

いまは連合して大東亜連合國で日本と敵対をしている。

まずは中國だった。

もとより、人工だけの國だったので奪還も早かった。

二度の核兵を使ったが、日本いいや大日本帝國が勝利を収めた。

なぜ日本から大日本帝國になったのか。

それは一人の年がいいや、青年だな。

とにかくそいつを日本のトップへと君臨させるために俺が選出させた。

俺は初めて自我を持ったAIだ。

俺が人工的に作られたわけじゃない。

イリスというAIによって作られたんだ。

俺が選んだのは、かつて演じていたこの世界での森タスクだ。

今は二〇二三年、これから始まるのはその森タスクが日本のトップにまで這い上がる語だ。

新世界で俺を作ったというのならば俺はこいつを最高の人間に仕上げる。

朝起きた。

気だるかったけど、それでも起きられた。

攜帯をみた。

2018年なのに未だに、アイフォン6を使っている。そろそろ換え時なのかな。

そんなことを思いながら4時に起きた。

今日は仕事だ。

二〇一八年、八月一七日朝の四時。

風呂にって、出勤の準備をする。

そして僕は、仕事場に向かうのだった。

仕事はパン屋をしている。

朝日が出る前にパンを焼くシフトをしている。

朝食は食パンをトーストしたものだ。

おいしいバターをかけて召し上がる。

それからコーヒーをれて、砂糖を二杯ほどいれて賭混ぜる。

近々この仕事をやめようかと考えている。

なんでってそりゃあきついからだ。

重い腰を上げて、パンを口に押し込んだ。

ゆっくりしていると、仕事開始まで20分まえというわけになった。

こんなにのんびりしてはいられない。

仕事場から家まで車で10分。

そして著替える行程を挾むと、これは遅刻するかもしれないのだ。

そんなことで、俺は、コーヒーを無理矢理飲み込んだ。

母親が起きてきた。

どうやら家のわんこが起こしたらしい。

「おはよう」

「うん、おはよう。仕事あるからいくね」

「はーい、じゃあコロの散歩をしてくるね」

ごろごろごろと家のドアを開けて、母親は犬のコロの散歩をしようと、犬小屋まで歩いていった。

犬小屋は、俺とおやじで作ったものだ。

休みの日に二人で作った。

たまに釣りとか一緒に行ったりしている。

おやじは、休んでいた。

俺はこれから仕事だ。

五時から十時までの仕事だ。

肩がごりごりになるまでするのできつい。

そんなことも言ってられないくらいに、そんな仕事を毎日している。

人手不足なのだから仕方ない。

もなれてくるものだ。

しかしほかの作業員とかは一日八時間ぐらい働いているし、五時間ぐらいいいのかもしれない。

でも休みがないのはつらい。

やめてもっと楽な仕事に就こうと考えている。

そんなことで出勤の時間だ。

車のエンジンをつけた。

つけたところでエンジンはかからない。

ちょっとだけこの車にはコツがいるんだ。

ブレーキを二回押す。

そしてエンジンがついた。

なんでこれでエンジンが著くのか俺にはわからない。

わからないものはわからかない。

今はとにかく仕事に向かうことが先決だ。

近所のわんころが鳴いていた。

というわけで発信した。

まず、車一代分の細い道を通る。

隣の家の塀が並んでいるんだが、そんなことも気にせず通る。

そして、すこしの坂道を駆け上がって、三つ叉に分かれた路地裏の中央を通る。

そしてし進むと、また車一臺分が通れるくらいの狹い道を進む。

こんな道で対向車が出てくると面倒だ。

そして県道の開けた道に出ると、右にウインカーをした。

ブレーキをした。

そして左右の確認をする。

こんな時間に通る車なんてあまりいないけれど、一応確認する。

すると、バイクに乗っている男が通った。

するとぱしゃりという音がした。

なんだ。

カメラにでもとったのかというくらいに、できすぎた音だった。

まあいいか、とにかくそれで終わった。

というよりそれでもいいかというくらいにどうでもよかった。

もしかして監視されているのかもな。

そんなことを思っていた。

それくらいだ。

とにかく、それくらいのことで、俺はどうやって仕事を辭めるか考えていた。

貯金が百萬までって決めていたけど、いまは二百萬もある。

そんなにためて、なにがしたいのか自分でもよくわからない。

とにかくその貯金でこの島を出ようと思う。

島というのは僕が住んでいる島だ。

名前を徳之島と呼ぶ。

いつまでも田舎侍ではだめとということだ。

そういうわけで一つ目のカーブを曲がった。

元から百キロほどでているため、ブレーキを淺くれた。

そしてタイミング良くサイドブレーキをあげる。

キーという音を立ててドリフトをするのだった。

この四時という時間帯は警察も監視していない。

というわけでこういう無茶な運転もできるわけだ。

すばやく、ギアを変えて直線を進んだ。

右にはパチンコ屋がある。

そのパチンコ屋にはおやじの迎えに一度足を運んだくらいだ。

そんなこんなで次の曲がり角を移したのだった。

一二のタイミングでサイドブレーキをあげた。

そしてハンドルを右に回転させた。

タイヤの煙が窓を開けているこっちまで飛んできた。

そのときの僕はどうやって仕事をやめるか考えていた。

どうせ周りなんて仕事もできない愚図ばかりだし、いきなり辭めてもいいのかもな。

そうして急カーブを進んでいくのだった。

そうして信號にたどり著いた。

いきなり辭めてもいいのかもしれない。

そういえば貯金はどのくらいだったけ。

二百萬か……

やめちまおう。

仕事なんてやめよう。

というわけで僕は仕事をばっくれ辭めをしたのだった。

別にどうでもよかった。

なにがどうなってもよかった。

自分だけが助かればいいなんてこのときは考えていた。

それがこれから巻き起こす事件のきっかけなのかもしれない。

あまり考えないようにしていた。

それがこのざまだ。

しょうがないわけがない。

仕事を辭めた僕は沖縄にいこうとしていた。

沖縄ではナマポで生活できると聞いたことがある。

ナマポで暮らしてもいいのだ僕は。

それくらいの苦労をしたのだから。

というわけで、島唯一の船著き場へと二十キロの道のりを走った。

ラルクアンシエルを聞いていたらすぐ著いた。

はじめは二百萬でバカンスができるなと考えついた僕であった。

飛行機よりも船派の僕である。

船のなにがいいのか、それは船の方がいかにも旅をしているという気分になるからだ。

なによりも飛行機の狹さにはくるものがある。

そういえばポメラを家に取りに行くのを忘れた。

そう思って鞄を漁っていた。

運転しながら鞄を漁るのはよくないことだ。

対向車にぶつかりそうになった。

あぶないあぶない。

なんとポメラは鞄の中にあったのだった。

よかったと一息ついた。

著替えはどうしようかと考えた。

あそこで買えばいいか。

というわけで船著き場に著いたのだった。

港というより、あきらかに船著き場のようだ。

なんだってこんな早朝から朝釣りをしている人がいるからだ。

時刻は六時半。

まだ世界は暗かった。

車をでてから、暗いのは雲がかかっているせいだということがわかったのだった。

それから小腹が空いたのでファミマへと歩いて向かった。

早朝歩くのは気分がよかった。

しかし仕事をばっくれるのはこんなに気分がいいものなのか。

そんなことを思いながら、歩いて三分のファミマへとついたのであった。

ファミマにもパン屋はあった。

そこで早朝で働いている人たちの二人の姿が見えた。

こんなところで僕はこのままでいいのかと考え始めた。

でも後には戻れなかった。

というよりも戻りたくはなかった。

またあの職場に戻るのは嫌気がさしたのだ。

急いでおにぎりを購した。

それとたばこも買った。

たばこはメビウスのメンソール一ミリ。

それが僕の用のたばこだった。

ライターを無くしたのでライターも購した。

価格は七百六円。

お釣りの、二百九十円を財布にれて、四円を寄付の箱へとれたのだった。

できるだけ働いている人を見ないように店を出たのだった。

そしてまた車がある港へと歩いていった。

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