《小説家の作詞》『結局』

なんか眠いんだ

けど眠れないんだ

起きる気もなくて

生きる気もないんだ

好きな事さえ

遠くに忘れて

歩き方なんて

思い出す気もない

「助けて」など

言えない僕だから

転んで嘆いて憂いて

明な

んだ迷ったいだ

何もない僕は誰だろう

部屋の隅で獨り

うづくまっていた

攜帯の畫面が

唯一の明かり

友達など

いない僕だから

トイレがお風呂が扉が

道を塞いで

子犬も子貓も小鳥も

拾えない僕の手は

蜘蛛の糸を摑みたい

羅生門に登りたい

自分だけでも助かりたい

もがいて暴れて疲れて

僕は生きてる

摑んで摑んで摑んで

僕は離した

孤獨に慣れても最後に

笑えばいいのに

誰もが他人と自分を

同じに語りたがる

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