《小説家の作詞》『旅人の世界』

雨に沈んだ大地を踏み

私は歩いていた

乾いた草木 消えてく過去

何も見えずにいた

もう隨分…遠くへと來た

迷い、傷つき、全てを捨て

ただ獨りで旅をする

微睡みの世界

儚く散り逝く道標みちしるべ

泡沫の世界

醜く去り往く英雄譚

面影の世界

獨り歩く私は旅人

語らない伝説を捲めくり

貴方は歩いていた

燃え続く太を眺めて

蝶は飛べずにいた

もう今更…帰れはしない

怯え、傷つけ、全てを捨て

ただ獨りで旅をする

仄見ゆく世界

言言こといわず埋まる営みを

黃昏の世界

夜空に浮き明あく朧月

霧雨の世界

夕立ちに獨り傘を刺す

微風そよかぜの世界

流れ流れ逝く凪の聲

爛漫の世界

眩く散り舞う花吹雪

待宵まつよいの世界

終わりなき時への旅立ち

微睡みの世界

儚く散り逝く道標

泡沫の世界

醜く去り往く英雄譚

面影の世界

獨り歩く貴方も旅人

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