《悪役令嬢の影武者を嫌々演じて十年、憎っくき本に『ざまぁ』したけど? 本當の悪役はアイツだった……!?》7
「シェリー様はアル中です。毎晩、いえ晝間っからお酒をガバガバ呑んでいらっしゃいます」
取り敢えず、わたくしは馬鹿が如何に自墮落で我儘な生活をしてるのか申し上げた。こんな人が皇室にると大変なので……とアピールしたのです。
「うん、だいたい知っている。彼がお酒の匂いをさせながらミーアをめてるって事もね。だが、教員らは公爵家に忖度して認めようとしない」
「ご存知でしたか」
そりゃまあ、分かるよね。
「しかし彼はこの貴族院で首席だ。いや、実は學力テストなど事前に教えてもらってるのかと探ってみたけど違った。シェリーは間違いなく優秀な績を殘している。ある時は淑、ある時は悪役令嬢……僕は彼が二つの格を持ってるとしか思えない」
それはわたくしが影武者を演じてるからですわ。でも、言えない。だって、わたくしも不本意ながら加擔してるから。
その事を暴するとそれこそ婚約破棄の理由になりえます! いやいや、これだけは言えないよ。言っちゃダメ、言ったらわたくしも死ぬ!
話を逸らそう。
「王子様、シェリー様の酷い生活ぶりを陛下へご報告し皇室ではやっていけないと、先ずはご結婚を延期なさっては如何ですか?」
「アルコール依存癥を理由にか……なるほど。公爵家の落ち度にして時間稼ぎをする訳だね」
「はい。その上でミーア様と相思相だと皇室に認めさせるのです」
「用務員さん? 私を⁈」
ミーア様が驚いて口を挾む。
「それではミーアに迷をかける事になる」
わたくしはしれっと確信を突いてみた。
「お二人はそう言うご関係では?」
「はははは。殘念ながら君の推測は間違っている。正確に言うと彼は僕の部下だ。ゆくゆくは僕の護衛を務める事になるだろう」
「護衛⁈ か弱いですけど⁈」
「こう見えてもミーアは武の達人だ。められてるふりをしてるだけで、その気になれば生徒など百人でも簡単に倒せる」
「そ、そんな風には見えない……」
何者なの、ミーア様って? 兵士?
「ミーアの事は心配ない。それよりもポピー、これは緒の話だけど、僕はシェリーと結婚したくない理由がもう一つあるんだ」
「それは?」
「実は……僕には想い人が居る」
「えっ⁈ えーーっ!!」
「まあ、この気持ちは伝えてないけどね」
なに、なに、なに? だれ、だれ⁈ とっても気になるよ!
でもこれは中々聞きづらいな。それにもうお晝休憩が終わりそうだ。一旦、退散するしかないわね。
「あ、最後に一つだけ。ミーア様、シェリー様がお二人のご関係を疑ってめの準備をなさっていると思います。申し訳ありません。わたくしが婚約を諦めさせようと余計な事を吹きかけた所為です」
「全然大丈夫です。それに態と挑発してめをエスカレートさせようとしてましたから」
うーん、そうか。危険を犯してでも犯罪紛いな行為を発させてるって訳ね。流石は兵士、王子様のボディガードですわ。
わたくしも馬鹿を説得する努力を続けますね。婚約破棄を宣言するのは簡単だけど、実効がないと王子様が恥をおかきになりますからーー。
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