《『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……》9話 これが、言語取得70%の……力……っ

9話

それは、妙なイントネーションだが、高次の知じさせる話し方だった。

「店主さん、ちょっと待っててな。契約が立したら、すぐにお金は払うから。あ、ちなみに、お金はちゃんと持っとるよ。ほら」

「……ぁあ、確認した。金を払うなら、なんの文句もねぇ。俺は持ち場に戻る。不立の時は呼んでくれ。衛兵を呼ぶ」

「はいはーい」

ハルスは、そのの仕草や口調から、農民・平民の類ではないと、一瞬で気付く。

言葉の端々から薫る叡智。

(見た事ねぇツラ……)

記憶にないので、最上級階級ではない。

ハルスは、世界が認めるクソ野郎だが、

事実、最強の冒険者『勇者』であり、一國の第一王子。

當然、王族の嗜みとして、各國重鎮の顔と名前くらいは頭にれてある。

(顔は知らんが……このの雰囲気は、まちがいなく華族……問題はどこの、どのくらいのヤツか……)

喋り方には品が出る。

金の力で著飾る事はできても、『品』だけはごまかせない。

砕けた口調にしても漂う品格はかき消せない。

金』と『舊家の出』

仮に、鑑定しろと言われれば、ハルスは百発百中で當てられる自信がある。

そして、それはハルスだけの特技ではなく、一流所の出者ならば、誰だって同じ。

もちろん、一流出者の中にも『教養が死んでいる阿呆』がいない訳ではないが、その數はない。

「あんた、魔人やんなぁ? あってるやろ? で、魔人って、めっちゃ優秀なんやろ?」

「あん? ……ぁあ、他のやつは知らんが、俺なら優秀だ。とびぬけてな。この俺が認めるんだから、間違いねぇ」

「何様やねん……まあ、ええわ。自信があるんはええこっちゃ。悪い場合もあるけど。……で、どうやろ。あたしに雇われてみぃひん?」

「……雇うって何に?」

「あたし、冒険者試験をけたいんや。そのサポートをしてくれへん?」

そこで、ハルスは頭を回転させた。

『ウッカリで無銭飲食をしてしまう』という大失態をおかしたおバカさんではあるが、頭の出來が悪い訳ではない。

(冒険者試験ね、なるほど……てか、こりゃ、俺もけねぇと、々うぜぇなぁ……冒険の書がねぇと、南大陸に行けねぇし……)

南大陸は、今でも、『危険な場所』と認識されており、事実、開拓されていない地域はバリバリ危険なので、一般人の立ちりは當然のように止されている。

他にも、ダンジョンに潛ったり、日銭を稼いだりするにも、冒険の書は必須。

――ちなみに、魔王國幹部の魔人が、この五年間、立て続けにかっているので、ハルスがけても問題は何もない。

(確か、試験は來月……いや、今月だったか? ……サポート……サポートねぇ。ふん、チームで試験をけるのは珍しくもなんともねぇ。つぅか、俺がかった時も、半分以上のヤツがチームでけていた)

最悪、チームである事にデメリットが生じる試験だったとしても、その場で解散すればいいだけ。

(もし、今年の試験が、チームじゃないと不利になるパターンだった場合、俺の狀況や格上、々と問題が生じる……この狀況は、むしろ願ったり葉ったりか? もし、俺を騙そうとしていたとしても問題は何もない。悪意確定で、殺して、金を奪って終了……)

そこで、ハルスは、ニっと微笑み即斷する。

強者ゆえのおごり。

そして、何より、『悪意をもって接してくれた方が々と楽』という謎狀況なので、決斷はどうしても早くなる。

「いいだろう。雇われてやる。金をよこせ」

「このにーちゃん、常時、えらそうやなぁ……まあ、べつに、ええんやけどぉ」

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