《裏切られた俺と魔紋の奴隷の異世界冒険譚》8話
何かにを揺さぶられた気がして薄眼を開ける。
認識するまでに數秒かかったが、ここは焼け野原跡…アリアが飯を食い終わるまで寢てたんだったな。
けっこう暗くなってやがる。
「…リキ様。」
なかなか深い眠りだった気がするのにわりとすんなり起きれたな。
「どうした?食い終わったのか?」
「…はい。ありがとうございました。」
起き上がって鍋を見ると米を2合くらい使ったリゾットが3分の1くらい減っている。
思いの外食べれたみたいだな。
腕時計を確認すると18時20分だった。
街に戻るなら急がなきゃいけないが、アリアはお腹がいっぱいになったからか、うつらうつらと船を漕いでいる。
森からはそれなりに離れているし、今日は野宿で大丈夫だろう。
自分が使っていた大きめな布をアリアに渡す。
「今日は野宿だ。蟲に食われて病気が併発なんてなったら面倒だから、この布に全くるまって寢ろ。」
「…リキ様は?」
「俺は今寢た。今度はアリアが寢て俺が飯を食う。時間がきたら起こしてやるから気にせず寢ろ。」
「…。」
目を開けるのもやっとだろうに寢ようとしない。
まだ俺が置いてくとでも思ってるのか?
「はっきりいっとくが、アリアには既に金貨1枚以上も使ってるんだ。まだ銅貨1枚の価値も返されていないのに捨てたりしない。何ヶ月もなんの役にも立たなければどうなるかはわからないが、今は早く病気を治して役に立ってもらわなければ困る。だから寢ろ。わかったか?」
「…はい。」
とりあえず俺の言葉を聞きれ、布にくるまった。
眠さが限界だったのか1分と経たずに寢息が聞こえはじめた。
アリアにはあんなことをいったが、起こすつもりはない。病人だから寢るのが一番だろうしな。
いくら森から離れていても、念のため朝までは見張りが必要だろう。
だから仮眠をとったのだが、1時間以上寢れたのは予想外だった。
ガントレットを裝著して適當に座る。
布を巻いたオタマとスプーンはまだ微かに火を燈している。
寢起きで腹は減ってないから、殘ったリゾットを食べるのは後にして、ダッシュで枯れ木でも取ってくるかな。
PPは全回復してるし、20%消費くらいすれば5分もせずに戻ってこれるだろうしな。
そんなことを考えて森の方を見たら、泥まみれの人間のようなやつらが3人いた。
咄嗟に識別を使う。
『敵』
いつの間にこんなに近づかれた ︎
森からは600メートルくらいはあるんだぞ?
そんなことをいってる場合ではないか、とりあえず倒さなきゃな。
真ん中のやつに走って近づき、左フックで顔面を毆る。
防力がかなり低いのか、顔面が吹っ飛んだ。
下顎から下しかなくなった魔はそのまま崩れ落ちるように倒れた。
この魔はや変なが出ることもなく、吹っ飛んだ部位も顔の破片というより、ただの泥だ。
この魔はきも遅いのか、1倒されたのに他の2はまだ戦闘制にっていないように見える。
相手が戦闘制にるのを待つ理由もないので、今度は右のやつに近づき、右ストレートで顔面を毆る。
こいつも気持ちいいぐらいに顔面が吹っ飛んで、崩れるように倒れた。
加護のおかげで毆ったさいの衝撃すら軽減されることもあるからだが、ほとんど手応えがない。
たぶん雑魚なんだろう。
調子に乗った俺は、最後の1に走って近づき、その勢いのまま飛び後ろ回し蹴りをかましたが、今度は手応えがあり、魔は顔面をし凹ませ、バランスを崩しただけだった。
こいつが一番強いのか?
勢いのまま後ろ回し蹴りをしたせいで、魔の後ろに回る形となったのだが、魔はこちらを振り向いてはいない。
しかし、俺の直が危険と告げる。
警戒して喧嘩スタイルで構え直すが、まだ振り向きすらしないと思ったら、布巻きオタマに殘っている火にたいして何かを吐き出した。
ほぼ月明かりだけしかないからよく見えないが、たぶんだと思う。
それが火にれた途端、一気に燃え上がった。
けっこうな広範囲に炎が広がったため、近くで寢ていたアリアがくるまっていた布に燃え移った。
「マジかよ。」
いや、見てる場合ではなかったな。
最後の一の後頭部を思いっきり毆ると、また手応えがなく頭が吹っ飛んだ。
あれ?こいつが一番強いわけではないのか?
理由を考えるのは後にするか。
とりあえず早く倒したい魔はガントレットで毆ろう。
それよりアリアだ。
炎耐のローブを著ているからたいして心配してなかったが、放置はマズイだろうとアリアを見る。
周りに火が殘っているからよく見えるが、ローブは燃えていないし怪我はしてなさそうだ。
ケホケホと軽い咳はしてるが起きる気配すらない。
よっぽど疲れてるんだろうな。
まぁ今日はけっこう歩き回ったしな。
灰になった布をどかしてやるかとおもい、歩いてアリアの元に向かう。
しかし今の魔はきが鈍そうだったが、あの鈍さでどうやって森から俺たちのところまで気づかれずに近づいたんだ?
本當は早くけるのか?
だとしたら意外と危険な魔なのかもしれない。
目線をさっきの魔に向けると倒れたが泥と化し、崩れていた。
形があったときにだった気がする位置に何かるものがあったので近づいてみる。
手に取ると、明なビー玉のようなものだ。
周りの火が反してってるように見えたみたいだ。
他は泥になって、気づくと地面に戻っているから、こいつから取れる素材はこれだけなんだろうな。
他の2からも回収して、マジックバックにしまう。
あらためてアリアのところに行こうと目を向けると、アリアがビクビクと微かに痙攣しているようだった。
どうしたのかと走って近づこうとしたら、アリアは蹲り…。
「イヤアァァァァァアァァアァァァ!!!!!!!!」
急にび始めやがった。
マジでうるせぇ!
神的に病んでるみたいなことを奴隷商がいってやがったが、パニックまで持ってやがるのかよ。
宿屋に泊まらず野宿にしてよかったかもな。
これも夜泣きと一緒であやしてやれば治るのか?
まぁ試してみるかと思ったところ、直が危険と告げていた。
周りを見回すと、所々の地面が盛り上がっていた。
さっきまではそんな盛り上がりなかったぞ?
盛り上がった幾つかがさらに盛り上がったと思ったら人の形となり、さっきの魔になった。
この盛り上がりが全部あの魔だとしたら、いくら雑魚でも流石にやばいと思い、逃げ道を確認するために街の方向を見るが、手遅れなのを認めるしかない。
街の方向は視界にっただけでも10はいるだろう。
360度を魔に囲まれているようで、數は數えるのも馬鹿らしいほどいやがる。
終わったなと思いかけたが、見たじだと戦える可能がなくもないように思える。
正直、これだけの數がいるにもかかわらず、緑の化けに比べたらマシみたいだ。
こういったことがなんとなくわかるのは元の世界にいた頃からだが、今はスキルにある観察眼のおかげなのか、よりハッキリとわかる。
だが、百歩譲って俺は戦えたとしても、アリアを守りながらとか無理だろ…抱えながらなんてもっと無理だ。
どうする?
スキルが増えてたりしないかとステータス畫面を確認すると、レベルが上がっていて、SPが1増えていた。
急いで新たに取得できるスキル一覧畫面を見るが、名前だけじゃわからない。
それでも探す。
その間にも泥人間たちはゾンビのようにのろのろと近づいてくる。
近いやつらを倒しながらスキルを探す。
すると、これなんじゃないかというスキルを見つけた。名前だけじゃどんな効果か全くわからんが、これを使うべきな気がする。
直を信じて取得し、スキルを選ぶ。
すると文章が頭に浮かんだ。
ということは魔法なのか。
「我願う。自らに厄を止め、他の者を逃す時を與え、道を示せ。」
『ダズルアトラクト』
が淡くっている。
特に力が漲るとかが軽くなったとかいう覚はないし、ステータスを見ても変化はない。
もしかしてハズレを引いたか?
やっちまったと思ったとき、アリアの方を見ていた泥人間たちが一斉に俺を見た。
その景は一種のホラーだったが、周りを見ると、見える位置にいる泥人間は全員俺を見ている。
もしかして敵の意識を俺に向ける技なのか?
試しに思いっきり跳躍して、街とは反対側にいる泥人間たちの頭を飛び越えて、1番後ろのやつのさらに後ろに著地する。
さっきの泥人間は攻撃してから後ろに回っても振り返らなかったが、今回は一斉にこちらを振り返った。
ちょっと怖いな。
ってか今の跳躍も裝備のおかげとはいえ當たり前のようにやったな。
ずいぶんこの世界に染まり始めているようだ。
泥人間どもがのろのろとこちらに向かって歩き始めた。
よく考えたら、このまま泥人間どもがこっちに歩いてきたら、寢ているアリアは踏まれるんじゃねえか?
そんな俺の考えは杞憂だったようだ。
何故か泥人間どもはアリアがいるであろう場所を避けてこちらに向かってきているようだ。
これなら安心して戦える。
アリアはまだんでいるが、あやしてやるのはこいつらを倒してからになりそうだ。
だが、アリアのびに呼応するかのようにどんどん泥人間が湧き出てきてるから、いつ終わるか、むしろ生きていられるかもわからんがな。
やるしかねぇか。
視界の端にあるMPゲージが徐々に減っているところを見ると、魔力がなくなるまではさっきの魔法は有効みたいだ。
魔力が盡きる前に倒し切る!
「かかってこいや!」
気合いをれるためにんで走り出す。
初めはしでも早く効率的に倒そうと考えながら戦っていたが、気づいたらほぼ無心で、目にる敵を倒すので一杯だった。
途中でたぶんレベルも上がってるはずだから新しい魔法スキルを得ようかとも思ったが、詠唱する時間どころか新しいスキルを選ぶ余裕もなかった。
むしろそんな余計なことを考えただけで死にかけた。
雑魚だと思ってた泥人間どもは実は魔法が使えるようで、地面から俺の長ほどのサイズの土の棘を生やしたり、壁を出現させて突き出してきたり、地面を急激に盛り上げて、バランスを崩させたりと主にこの3種類の魔法を使ってきた。
せめてもの救いは魔法発まで時間がかかるのと発しようとしてるやつが何故かっているから分かることだろう。
とりあえずったやつから倒していけば魔法は発しないのだが、この數では対処しきれず、何度も魔法を発させてしまっている。
観察眼のおかげでなんとか避けれているが、ジャージもスウェットもところどころが破れてる。
さっき魔法を得ようなんて余計なことを考えたときには頬をし切ってもいる。
そういや今さらだが、HPゲージってないんだな。なんて余計なことを考えたら、地面から生えてくる棘に気づくのが一瞬遅れて、左肩が掠って痛みが走る。
もう何も考えるな…。
ただひたすら殺せ……。
気づいたらもう完全に明るくなっていた。
周りは泥だらけだが、もう立っている泥人間は1もいない。
「なんとか生き延びたな…。」
視界の端にあるMPゲージは0になっていて、PPゲージは辛うじて1だけ殘っていた。
立っているのも辛くて膝から崩れ落ちる。
倒れる際にガントレット同士がぶつかり、し大きな音が鳴った。
ダメだ寢るな。
まだ魔が出る可能が0ではないのだから。
この疲労はPPがほとんどないせいだろう。
だからせめてPPだけでも回復をと思い、新しいスキル一覧を開く。
流石にレベルアップしているだろうと思ったら、SPが54になっていた。
マジか!?
ってかそれどころではない。
前に見たPP回復倍速を探して選ぶ。
あれ?まだ選べるぞ?
もう一度選んでみる。
ん?まだ選べるぞ?
もしかして選べてないのかと思ってSPを確認するが、51になっている。
あれ?3減ってる?
まぁでもちゃんと消費はされてるみたいだからもう一度選ぶ。
すると選べなくなった。
一応ステータスで確認しようと思い、ステータス畫面を開いた。
神野 力16歳
人族LV36冒険者LV24
狀態異常:なし
スキル 『観察眼』『識別』『解説』『護る者』『ジョブ設定』『長補強』『長増々』『PP消費軽減』『PP回復8倍速』『アイテムボックス』『ダズルアトラクト』『忌魔法:憤怒』
加護 『慕』『代わり』『軽量』『避け』『駿足』
…凄いレベルが上がってるんだが。
スキルもなんか増えてるし。
ステータスもかなり上がってる。
悪いことばかりでもなかったんだな…まぁそう思わないとたまったもんじゃない。
今回もマジで死ぬかと思ったし、ぶっちゃけ途中から記憶が曖昧だ。
ほとんど無心で戦っていたと思う。
考える余裕すらなかったからな。
「…リキ様。」
アリアが走って俺に近寄ってくる。
さっきのガントレットがぶつかった時の音で起こしちゃったのかもな。
戦っている間に元の位置からけっこう離れたから、アリアのところから見たら俺は倒れてるように見えてビックリしたのかもな。
まぁ実際疲れて倒れてるんだが。
PPもしだけ回復したようなので、頑張って起き上がる。
…ん?アリアが走って?
俺のところまで走ってきたアリアが不安そうに俺を見る。
なんかだいぶ顔が良くなってないか?
「…怪我してます。」
「あぁ、ちょっと魔が出てな。というかずいぶん元気になってないか?」
「…はい。が軽いです。」
一晩寢ただけであの死にかけが走れるまでなるか?
ちょっとステータスを見てみるか。
奴隷の項目を開く。
奴隷1
アリアローゼ 8歳
人族LV24
狀態異常:なし
スキル 『ステアス』『ステアミ』『ステアラ』『アルムレンフォート』『ライトヒール』『ヒーリング』
加護 『幸運』『護られる者』『長補強』『長増々』『炎耐』
おいおい、狀態異常がなくなったことよりも、寢てただけなのにレベルが上がって、スキルを得ていることに驚きなんだが…
パーティー組んでるから経験値が分けられるのか?
それにしてはレベルの上がり方がけっこう違うな。
さすがに寢てるだけじゃ均等には分けられないってことなのかもな。
そんなことを考えていたら、アリアの腹の蟲が激しくなった。
やっぱり元気になったんだろうな。
それならいいか。
「冷たくなってると思うが、鍋の中に昨日の殘りがある。好きに食べろ。」
恥ずかしそうにしていたアリアに殘飯処理をさせることにした。
「…リキ様は?」
「俺は疲れすぎて食がない。さすがに疲れたから、アリアが食べ終わったら街に戻るぞ。」
そう告げて、俺は倒した魔の素材を集めることにした。
この魔は倒すとビー玉みたいなのを殘して、他は地面に戻ってくれるから素材集めが楽だ。…このバカみたいな量じゃなければな。
周りを見渡すと太に反したビー玉みたいなのだらけだ。
マジックバックはすでにけっこう容量食ってるからな。
そういやスキルにそれっぽいのがあったと思い、アイテムボックスを選ぶ。
目の前の空間が開いた。
なんだこれ?ここにれろってことか?
試しにビー玉みたいなのをれてみた。
中にってるは覚で分かるみたいだ。
視認できるように持ち畫面としとこう。
落ちてるビー玉っぽいのを片っ端かられていく。
単純作業だけど疲れるな。
周りを見渡してってるのがもうないことを確認したのち、持ち畫面を開く。
空水晶×192
このビー玉みたいなのは空水晶っていうのか、アイテムボックスにれるとアイテム名まで分かるのは便利かもな。
それにしてもたくさん手にったな。
確か1につき1個だったはずだけど…。
…バカじゃねぇの!?
確かに腕時計を確認すると5時半だから10時間以上ぶっ通しで戦ってたけど、約200もいたのか!?
本當によく死ななかったな…。
時間を意識したら眠さが増した気がする。
そういや昨日は1時間くらいしか寢てないもんな。
ついでに魔の牙と骨もしまっておこう。
イビルホーンの角付き頭蓋
イビルホーンの角付き頭蓋上顎×2
イビルホーンの頭蓋下顎×2
イビルホーンの右牙×3
イビルホーンの左牙×3
あの魔はイビルホーンっていうのか。
骨のサイズとか形って微妙に変わるだろうにアイテムボックスにれるとまとめられちゃうんだな。
一度頭蓋上顎を2つ取り出してみるが、それぞれ微妙に形が違うままだ。
形が矯正されるわけではなく、ただ同一カテゴリにれられてるだけみたいだ。
もう一度しまう。
出しれが楽だなマジで。
アリアを見ると食べ終わったみたいだ。
昨日は3分の1くらいの量を1時間以上かけてたのに、今日は殘りの3分の2を10分くらいで食ったな。
元気になってくれたなら戦闘に參加させられるからいいことなんだが、ここまでいきなり元気になるもんなのか?
まぁ疲れてるから考えるのはよそう。
「もういいか?」
「…ありがとうございます。」
一応アリアに確認を取り、空になった鍋をアイテムボックスにれる。
もうれるものもないから、アイテムボックスを閉じる。
大きくてもるってのはマジックバックより使えるな。
マジックバックからまだし殘ってる水を取り出し、アリアに渡す。
「水も飲んでおけ。これから街に戻るが、元気になったみたいだから自分で歩け。」
「…はい。」
とりあえず街に戻って安全を確保したらちゃんとステータスの確認とかをしておかなきゃな。
あとは魔の素材を売って金も手にれなきゃならんし。
それに服も買わなきゃな。
俺の服はボロボロになっちまったし、アリアはそもそもローブの下はだし。
やることが多いから、寢れなそうだけど、まぁなんとかなるだろう。
今後の予定を考えながら、俺らは街に向かって歩き出した。
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