《チートスキルはやっぱり反則っぽい!?》チート! 002 長
「スキル名が【チート】ってマジかっ!」
と突っ込んだのは良い思い出となっている。そんなわけもなく、8歳のシーロは屋敷の庭から出る事もなく過ごしてる。
いや、屋敷の敷地から出して貰えないから敷地で過ごすしかない。
貴族の子供を狙った拐もあったりするらしく・・・敷地から出る許可は貰えないのだ。
ならばと考える事は【チート】でどれだけの事ができるか?だ。
シーロの【チート】に必要なのはMPである。
神様からもらったは普通の人の能力値である以上、8歳児だろうが何歳であろうがシーロが真っ先にしなければならないのはMPを増やす事だと言うのは言わずもがなだろう。
つまり最初に【チート】で願った事はMPを増やす目的の【MP値倍化】だったが、今のシーロのMPではこの願いは葉う事はなかった。
ならばと増える率を下げて【MP値増加95%】を願ったがこれも葉わず、徐々にアップ率を下げて何度も願う。
そして結果として【MP値増加1%】がヒットしたのだ。
但し、その時に満タン(と言ってもたった9)のMPが全て持っていかれ気絶してしまった。
翌日、MPが完全回復したので【MP値増加50%】を願ってみたがこれは発せず、ならばと【MP値増加30%】を願ったがこれも発せず、念の為に確認した【MP値増加25%】でも発はしなかった。
結局、【MP値増加1%】を願ったが同じスキルを2つ持てないのか、反応はしなかった。
そこで考えたのが現在持っているスキルのレベルアップだった。
その時に既に所持していた【MP値増加1%】を【MP値増加50%】にするように願う・・・反応せず、5%毎に刻み結局最後は1%刻みで【MP値増加1%】は【MP値増加2%】へのレベルアップで【チート】が発した。
勿論、気絶をして気が付いたら翌日だった。
そんな事を暫く続け【MP値増加10%】まで増やす。
次に考えたのが各能力を上げる事によるMP上昇があるのか?だ。
真っ先に思い浮かぶのがINTで、このINTの値を上げてみようとするも予想通りプラス100では【チート】は発しなかった。
最早お馴染みになりつつある『刻み』で上昇値を減らしていくもプラス5でも発しなかったので、1刻みで減らすとプラス1で気絶した。
翌朝、INTが9から10に、MPが10(【MP値増加10%】含む)が11に上昇しているのが分かった。
更にMNDを9から10に上昇させるもMPに変化は見られない。
INTやMNDがMPに関係すると踏んでいたシーロにとっては予想外だったが、共に上昇値が1でN數がないと考え、もうし上昇させ判斷する事にした。
その結果、INTを10から32まで上げるとMPが33まで上昇したし、その過程で分かったのだが、MPが20を超えた時にはINT上昇値が2になった事だ。
そしてINTが29のときにINTの上昇値を3にしたら見事功しMPは32となったが気絶もあった。
次はMNDを10から31に上げてみたらMPは34から37と微増したのでMNDはINTほどのMP上昇を齎さないが、それでも関係する能力である事が分かった。
INTやMND同様にSTR、VIT、AGI、DEX、LUKを上げてみたが、これらはMPには関係していない事が分かった。
但し、STRとVITはHPに関係し、VITはSTRよりもHP上昇が大きいと分かった。
MPが37ある狀態で【MP値増加10%】を強化してみたら【MP値増加13%】になった。
つまり【MP値増加】系はMPを10消費して1%の上昇値と考えられる。
このような結果から、MPを増やす基本であるINTと【MP値増加】の強化をする事にしたが、INTが100を超えた時にINTを上昇させるのに必要なMPが3倍にもなってしまった。
同様に【MP値増加】も50%を超えると消費MPが増え3倍になった。
そして一気に上昇させる事ができる上限もあり、簡単にはMPを増やせないようになっていたのだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
シーロは10歳になった。
展開が速いが、能力上げの検証と実施、そして最低限必要だと思うスキルの取得をしていただけでこれといったイベントもなかったので割する。
■ 個人報 ■
シーロ・ファイフォーレン
人族 男 10歳 児
貴族(ファイフォーレン男爵家三男)
■ 能力 ■
HP:162/162
MP:594/594
STR:100
VIT:100
AGI:50
DEX:50
INT:200
MND:100
LUK:150
■ ユニークスキル ■
チート
■ ウルトラレアスキル ■
解析眼Lv10
■ スーパーレアスキル ■
MP値増加200%
HP値増加50%
■ レアスキル ■
隠Lv10
■ ノーマルスキル ■
気配知Lv10
魔力知Lv10
■ 狀態 ■
エクリプ神の加護
■ 稱號 ■
世界を渡りし者
幸いにも【世界を渡りし者】があるおかげで『ステータスの完全偽裝』によるステータスの偽裝は完璧で【鑑定】を持った者にも見破られる事はない。
因みに鑑定系のスキルは幾つかあるのだが、ノーマルスキルに【鑑定】、レアスキルに【解析】、スーパーレアスキルに【鑑定眼】、ウルトラレアスキルに【解析眼】があり、ノーマルよりレア、レアよりスーパーレア、スーパーレアよりウルトラレアの方が効果は高い。
【世界を渡りし者】の『ステータスの完全偽裝』の効果はウルトラレアの【解析眼】でも突破できない優れものだ。
しかも【看破】系のスキルでも見破られる事がないと、シーロの【解析眼】で『ステータスの完全偽裝』を二重鑑定した時に分かった。
因みに自分で自分自を【解析眼】で解析する時は『ステータスの完全偽裝』の効果は発揮しない。
未だに外には出してもらえないので世の中の事は本からと2人のメイドからしか得られないシーロには自分の能力を上げる事しかする事がない。
姉と2人の兄はシーロにはあまり近付かないし、両親も殆ど帰って來ない。
しかし、たま~~~~~~っに帰って來る両親のステータスを【解析眼】で見たら、この2人は本當に人間なのかと思うようなステータスだったので今は地に伏して力を溜める時なのだと我慢をする。
シーロは【チート】によってドーピングをしているのでここまで能力を上げる事ができているが、父親の方はSTRが300オーバーだし、母親もINTが300オーバーだった。
普通の人は20歳になるまでに経年で能力が長し、人族だとSTR、VIT、AGI、DEX、INT、MNDの各能力は20前後まで長し止まる。
LUKだけは経年での長はしないらしいく生まれた時から固定で20前後の人が多い。
人をした人族の各能力の平均が20前後と言うのにシーロの両親は一部ではあるが、その15倍以上もの能力を持っている事にシーロは驚愕するのだった。
【書籍化】俺は冒険者ギルドの悪徳ギルドマスター~無駄な人材を適材適所に追放してるだけなのに、なぜかめちゃくちゃ感謝されている件「なに?今更ギルドに戻ってきたいだと?まだ早い、君はそこで頑張れるはずだ」
※書籍版2巻でます! 10/15に、gaノベル様から発売! コミカライズもマンガup で決定! 主人公アクトには、人の持つ隠された才能を見抜き、育てる才能があった。 しかしそれに気づかない無知なギルドマスターによって追放されてしまう。 數年後、アクトは自分のギルド【天與の原石】を作り、ギルドマスターの地位についていた。 彼はギルド構成員たちを次から次へと追放していく。 「鍛冶スキルなど冒険者ギルドに不要だ。出ていけ。鍛冶師ギルドの副支部長のポストを用意しておいたから、そこでせいぜい頑張るんだな」 「ありがとうございます! この御恩は忘れません!」 「(なんでこいつ感謝してるんだ?)」 【天與の原石】は、自分の秘めた才能に気づかず、理不盡に追放されてしまった弱者たちを集めたギルドだった。 アクトは彼らを育成し、弱者でなくなった彼らにふさわしい職場を用意してから、追放していたのだ。 しかしやっぱり新しい職場よりも、アクトのギルドのほうが良いといって、出て行った者たちが次から次へと戻ってこようとする。 「今更帰ってきたいだと? まだ早い。おまえ達はまだそこで頑張れる」 アクトは元ギルドメンバーたちを時に勵まし、時に彼らの新生活を邪魔するくそ上司たちに制裁を與えて行く。 弱者を救済し、さらにアフターケアも抜群のアクトのギルドは、より大きく成長していくのだった。
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