《異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】》何とかって的に何すんねん

「えっとぉ、今日の議題なんだけどぉ……吹留ちゃん、何やるぅ?」

ええぇ……。

こちらを見る階樽に、吹留は顰めた顔を隠そうとすらしない。

嫌々といったで軽くメモしたルーズリーフを手渡した。

前回のチキチキ☆育祭実行委員會の狀況把握をしようの會では何も決まらなかったが、しは書いて考えてきたようだった。

あの説教がちょっとでも効いたのならした甲斐があったといものだ。

「うん。毎年恒例のぉ、目玉競技を決めようかぁ。ほら、去年なんだっけぇ?」

「階樽ちゃん、あれだよ! よく分からないメイド裝で踴るヤツ! あれ、最悪だったよねぇー!」

階樽の取り巻きその1が合いの手をれた。

メイドの、裝で、踴る?

前任の生徒會長殿と會話を出來なかったことが悔やまれる。

なんて素晴らしい學校なんだ、ここは!

「でも、大盛り上がりだったよね。そりゃまあ、主に男子が、だったけど」

おおっと!

ここで晴尉から正反対の意見が!

挑発、なのだろうか!?

頭の中で流れ出す実況。

勿論、実況:俺、解説:俺、審判:俺だ。

「そーぉ? あたしたちぃ、あれあんま楽しくなかったぁ」

「それはあんた個人の意見じゃない。私たちは學校全の話してるのよ」

「へぇ。男子だけが盛り上がってたってぇ、さっき言ったよぉ?」

飛び散る火花。

勝敗は如何に!?

とんとん。

指で右腕をつつかれた。

左からは爪先で床を叩く音が聞こえる。

「何とかしてください、お兄ちゃん」

「何とかしろ、あ"あ?」

無茶振り乙。

言われてるのは、はい、俺です……

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