《異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】》目的変更なり

「一位は……2組! 勝鬨選手の神速により、見事一位に輝きました!」

なんか納得いかない、という空気が流れる中、クラス対抗リレーは幕を閉じた。

結局、俺ら2組が1位でいいだろ、という投げやりな意見を採用し、他クラスをなんとなーくの位置からスタートさせて2位以下の順位を決めた。

申し訳なく思った……何故なら!

そう!

吹留に走らせてないのだ!

想い人に勇姿を見せられなかったのだ!

にもかかわらず、何だか上機嫌の彼は俺に嬉々として話しかけてくる。

お晝は生徒會メンバーで食べますか?

それとも、クラスで食べるんですか?

クラスの方に行くのなら私も行きますねー。

エトセトラエトセトラ…………。

勝ったという結果で満足?

ま、まさか、あれか!?

私の組が勝ったら告白しよう、とかいうあのリア充定番のあれなのかっ!?

わたし、この勝ちをあなたに捧げます、的な!

合法ロリにそんなこと言われてOKサイン出さない奴はいないな。

とすると、目的は吹留を目立たせて活躍させることから、勝利をもぎ取ること、に変わったわけだ。

この俺が萬萬が一にでも負けることは考えられないが、なんと言っても容がシークレットな競技があるのが痛い。

あの阿保と書いてイレギュラーと読む龍生が敵というのも不安要素の一つだ。

「お兄ちゃん! 聞いてるんですか!?」

頬を膨らませた彼にあざとさをじないのは、見た目完全なるロリだからか、そうかな、いやそうに違いない。

「あーっと、親にお弁當渡されてるから友達と仲良く食べて、って言われてる。だから、別に問題ないぞ。お前ら生徒會の奴らも友達だと思ってないわけじゃないし」

一瞬瞠目した後のち満面の笑みを見せた吹留は、年相応に見えた。

〜*〜*〜*〜*〜

間を開けてしまったので矛盾點などがあるかと思います。

見つけた方はご指摘お願いします。

ではまた次回、ごきげんよう!

    人が読んでいる<異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください