の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》369話 幸福を摑む為に(目)

散々遊んで家に帰った後、俺は鈴とジェリーに正座させられていた。理由は明白である。

小鈴「理子ちゃんから聞いたよ!!」

ジェリー「リリィさんと婚約って、どういう事ですか!?」

大和「やっぱそうなるよなぁ。」

理子の口の軽さも大概だが、小學生と婚約とかいうパワーワードを聞かされたら、誰だってこうするだろう。

大和「いや、俺だって何度も拒否したんだよ?けど、皆から婚約してあげてって言われて・・・その、斷りづらくなったと言うか・・・」

小鈴「じゃあ、別におにぃはリリィちゃんのこと好きじゃないんだね!?リリィちゃんの一方的ななんだね!?」

大和「それは、その・・・俺もリリィのことは好いている訳でして・・・」

ジェリー「相手は小學生ですよ!?通報されたいんですか!?」

大和「されたかねぇよ!何度も斷ったんだって!」

小鈴「でも結局、婚約しちゃったんでしょ!?ムショ行き確定だよ!?」

大和「それはそうだが、その辺はちゃんと考えてある!」

ジェリー「何をですか!?」

大和「理子達とはもうすぐ結婚する予定だけど、リリィとはあくまで婚約だ!今すぐ結婚する訳じゃない!アイツが高校卒業するまでは、一緒に住まない!」

小鈴「だとしても、その事実がバレただけでも、周りからは白い目で見られるよ?ただでさえ、一夫多妻だと言うのに・・・」

大和「お前らまで被害が回らないよう、どうにかするつもりだ。その辺は心配しないで─」

そう言った瞬間、鈴とジェリーが俺の口を手で塞いできた。

大和「!?!?」モゴモゴ

小鈴「はぁ・・・そんなことだろうと思ったよ。おにぃは何でも、1人で背負おうとするからね。」スッ

ジェリー「そういうのは、連帯責任が普通ですからね?一家全員、おかしい人と思われるのが定石です。」スッ

大和「プハッ・・・だから、それを何とかして、俺にだけ被害が來るように仕向けようと・・・」

小鈴「どれだけおにぃに被害が行くようにしても、大の人は家族全員がおかしい人って思うんじゃないかな。」

大和「そ、そんな・・・」

ジェリー「それに私は─」

そう言うとジェリーは、突然俺に抱きついてきた。いきなりでびっくりしたが、何とか倒れないようにする。

大和「じ、ジェリー?」

ジェリー「─私は、ご主人様に傷ついてしくありません。」ギュ

小鈴「ジェリーちゃんずるい!私も!」ギュ

大和「のわっ!?」

鈴も突然、後ろから抱きついてきた。

小鈴「・・・これ以上、おにぃが苦しんでる姿なんて見たくないよ。無理して笑って、周りに気を使って・・・あの時のおにぃは、もう見たくない。」

大和「鈴・・・」

あの時とはきっと、由紀や姉ちゃんが亡くなった時のこと。あの時の俺は・・・俺じゃなかった。俺の皮を被った、何かだった。

鈴は、それをずっと見てきたから。だからこそ、なのだろう。

俺って・・・なんて幸せ者なんだろうか。

大和「・・・ごめん、2人とも。」

だけど、そうだとしても。

小鈴「え・・・?」

ジェリー「ご主人様・・・?」

俺の信念を、変えるわけにはいかない。

大和「俺は・・・リリィとの関係を斷つつもりは無い。そんなことをしたら・・・リリィは今までで1番の絶を味わうことになる・・・と思う。それだけは、ダメだ。」

執事さんとの約束、リリィとの誓い。そして、俺の信念である、絶対に幸せにするという考え。

俺は・・・俺は・・・

小鈴「・・・勘違いしてるみたいだけど、私たちは別に、リリィちゃんと別れろとは言ってないよ?」

大和「へ?」

俺氏、唖然。

ジェリー「私たちだって、リリィちゃんともっと仲良くなりたいですからね。」

大和「え、じゃあなんでさっき・・・」

小鈴「あれは、その・・・やっぱおにぃってロリコンなんだなって・・・」

大和「違う!絶対的に違うから!」

ジェリー「でも、ここまで來るともう言い訳としか聞こえないんですよね。認めましょう?ご主人様はロリコンなんですよ。」

大和「だーかーらー!」

さっきのシリアス展開を─

大和「違うっつってんだろぉぉぉ!!」

返せぇぇぇ!

☆コメント返信のコーナー☆

・ラム&ロムさん

「妹に加えて小學生とか、ここまで來てブタ箱エンドあるで!

まぁ、そうならないように神様(作者and神)にでも、お祈りしなきゃね^^」

→大和「ブタ箱エンドだけは避けたいっすね。」

ディーテ『年よ・・・願うのだ。さすれば道は開かれよう。』

大和「ホントですか!ハッピーエンドカモン!ハッピーエンドカモン!ハッピーエンドカモン!」

ヴィー『あなたの願い、聞きれた・・・きっと、幸せになれるだろう。』

大和「やったー!・・・ところで、2人とも何やってんの?」

ディーテ『いやぁ、暇だったもんで。』

ヴィー『ちょっとした戯れです。』

大和「さいですか・・・」

・黃昏ノームさん

「あーあー大和君

遂に小學生にまで

……コレは流石にw

神よカレヲスクッテクレー

(まぁ作者権限で作者が何とかするよねw)」

→まぁ、何とかなるんじゃないですかね。主人公ですし。ちなみに、下はさっきのコメ返のし前の話です。オマケ程度ですが。

ディーテ『えーっと?・・・おぉ、迷える子羊よ・・・願いは口に出せば葉うものです。さすれば、必然と道は開かれよう。・・・こんなじ?』

ヴィー『うーん、もうちょっと違う表現がいいんじゃない?迷える子羊よって、なんかギザっぽいし・・・』

ディーテ『じゃあ、年よ、願うのだ。さすれば道は開かれよう・・・どう!?』

ヴィー『いいね!それで行こう!あとは大和くんが願うのを待つだけだね~』

大和「・・・ブタ箱エンドだけは避けたいっすねー(適當)」←モロ聞こえ

・黒田玄さん

「お久しぶりです!験終わってようやく見れました!

見てない間にめちゃくちゃカオスになってて笑いました。

これからも、おに気を付けて頑張ってください!!」

→お久しぶりです!験、お疲れ様でした!新型コロナウィルスが流行っているので、黒田さんも、おには気をつけて下さいね!

マスクが全然買えなくて、ほんと嫌になっちゃいます。花癥なのに・・・。

大和「カオスなのは、平常運転の証だからな。これからも変える気は無いし。」

うむ。カオスは強いからなぁ。(遠い目)

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