の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》370話 花咲高校、またいつか

ついに、この日がやってきた。

3月1日、日曜日。卒業式である。

この學校について、不満がなかったと言えば噓になる。しかし、この學校でなかったら、聖菜や雫、奈緒、菜とは出會えなかったし、他の皆ともこんな仲になれたかどうか。

それくらい、俺の中でこの學校の存在は大きかった。

中守「うぇぇぇん!3年間ありがどおぉぉ!」

モブ1「せんせぇぇぇ!!」

モブ2「お世話になりましたぁぁ!」

モブ3「絶対に會いに來ますぅぅ!」

教室では、先生が號泣し、その後に続くかのように、俺を除く男どもが大騒ぎしていた。よくよく考えれば、先生って生徒にはすげぇモテてたよな。俺にこだわらなきゃ全部解決したんじゃねぇのか?

・・・まぁ、ハレム同好會が始出來たのも、中守先生のおかげだからな。泣きながらこっちをチラチラ見てくる先生に、微笑ほほえみ返す。分かりやすくどう揺ようしていた。

理子も聖菜も、笑ってはいるが涙目になっている。それは俺も例外じゃない。やっぱり、寂しいのだ。

放送がかかり、卒業生は教室の外に出た。いよいよ・・・か。

その後、育館の前でしばらく待っていると、校長から「卒業生、場」と聲がかかった。

俺たちは歩を進め、育館の中へ歩いていった。

うちの學校は、在校生の卒業式への出欠は自由になっている。ほとんどは家にいる人が多いだろう。

しかし。育館にった瞬間、俺に多く関わった人の顔が見えた。俺は素直に、嬉しくなった。

鈴やジェリーはもちろんのこと、俺を見つけて、泣きそうな顔で拍手をする奈緒。既に泣き腫らし、目が真っ赤な菜。OBとして參加し、顔を真っ赤にして涙を流す咲月先輩と、先輩をなだめる緋さん。そして・・・

大和「・・・!?!?」

何故かいる、ディーテちゃんとヴィーちゃん。またすぐ會えるって・・・そういう事かい!

2人は俺を見つけると、神らしく微笑んだ。俺も軽く微笑み返す。

さんに関しては、お姉さんの付き添いか俺の冷やかしか。あとは、知らない人がちらほら。ほかの卒業生を見に來たのだろう。まぁ、どうでもいいか。

そんなこんなで、式がスタートした。

・・・気まずい。すごく気まずい。後ろからビシビシと視線をじる。

卒業の寫真を撮るカメラマンの中に、さっきからおかしい頻度で寫真を撮るやつが。勘違いでなければ、俺のいる辺ばかり撮っている気が・・・。

寫真部の部長さんをチラッと見ると、俺にグーサインをしてきた。やっぱあんたの命めいか!

最後の最後まで、俺はツッコミをしなきゃならんのね・・・はぁ。

式自は無事に終わり、教室に戻る途中、「なんかめっちゃカメラの音しなかったー?」という話で盛り上がっていた奴らを橫目に、俺はそそくさと歩いて─

加奈「やーまとっ♪」ガバッ

大和「ぅおっ!?」

雫「捕まえました♪」ガシッ

大和「お、お前ら・・・!」

聖菜「めっちゃ疲れた~!」ガシッ

大和「離して・・・」

理子「つ、摑むところがない・・・」

大和「摑まなくていいから。てか離れろ!」

最後の最後まで、周りから白い目で見られることになってしまった。運命ってことにしておくか、そうしないとやってけねぇわ。

ちなみに、ディーテちゃんとヴィーちゃんは、退場の時にはいなくなっていた。だが、2人の言葉はちゃんと俺に屆いていた。

ディーテ『大和君おめ!』

ヴィー『またすぐ會うだろうから、世間話はそこでね!』

またすぐ會えるという、特典付きで。

☆コメント返信のコーナー☆

・黃昏ノームさん

「花癥仲間の作者さんw

流石にリリィちゃん小學生

……何年経ってから結婚だよ

の子をそんなに待たせて

良いのか?カワイソウダナー

ハヤクケッコンシチャイナヨー(悪魔の囁き?」

→大和「なんと言われようと、そこは超えちゃいけないラインだからな。捕まりたくないんでね。」

リリィ「むー・・・」

大和「そういうわけだから、し待ってくれ。な?」

リリィ「はーい・・・」ムッスー

大和(こりゃ、後で埋め合わせしなきゃだ・・・。)

・ラム&ロムさん

「大和がロリコンなのは、奧さん達や読者達、はす向かいのおばちゃんまで知ってることだよ?

今さら否定なんて、ナイナイ(ヾノ・∀・`)」

→大和「なんでそこまで広まってるんですかねぇ・・・」

理子「ハッハッハ!私にかかれば朝飯前よ!」

小鈴「おにぃ、これで後戻り出來ないね?」

大和「お前らかぁぁぁ!」

・・・ロリコンなのを撤回しないあたり、そういう事なんですね。・・・いいと思います。

大和「やめろ、そんな目で見るな!誰がなんと言おうと、俺はロリコンじゃねぇ!」

見苦しいっすわぁ・・・

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