《の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》377話 摑め、限りない幸せを
それからは、時はあっという間に過ぎた。持っていくものをキャリーバッグに詰めたり、何故かまた皆が泊まったりと、一日中バタバタしていた記憶がある。
火曜日にガーナへ行く時も、家を出るのにも一ひと悶もん著ちゃく、空港でも終始バタバタして、休める時が無かった。
飛行機に乗って、やっと休めると思いきや、何故か周りがリリィ達ご一いっ行こうや子たちの親さんだらけで、休めやしなかった。3時間くらいは寢れたから、まだ良かったが。
ガーナに著いてからも、まだ日にちがあるからと、観だのショッピングだのに付き合わされ、俺は疲れ果てていた。なんであんなにはしゃげるんだ・・・?
そして、ホテルの部屋決めでも、また一悶著。結局、家族で一部屋となったけど、あの時の皆の目は、獣そのものだった。
というか・・・思い返してみると、ちゃんと休めたのってガーナのホテルだけじゃね?クソねみぃ。
そして、そこでも時はあっという間に過ぎていった・・・。
3月6日、金曜日。ついに・・・ついに來てしまわれたよ、この日が。
蒼龍「昨日はちゃんと寢れたか?」
大和「・・・まぁ、いつも通りには。」
佳穂「今日で大和も既婚者ね・・・うぅ、時が経つのは早いものね。ついこの間まで、こんなに小さかったのに・・・。」
大和「それは言い過ぎだよ母さん。それと・・・」チラ
小鈴「・・・何よ。」
大和「そう拗すねんなって。兄の晴れ舞臺だぞ?」
小鈴「わかってるけど・・・なんで私は隣に居れないのよ!」
大和「そりゃあ、結婚はしないからなぁ。あくまで人だし・・・。」
小鈴「ちくしょうめぇ・・・!」
大和「・・・まぁ、ドンマイ。」
結婚式のことで、鈴はココ最近ずっと拗ねていた。式までには、機嫌が直ってるといいんだが・・・。
蒼龍「さて、と。式場に向かおうか。」
大和「え、もう?」
蒼龍「當たり前だろ?早いに越したことはないからな。」
佳穂「タキシード、著たことないでしょ?ちゃんと著れるようにしないと。」
大和「・・・著てないのに、サイズぴったりで用意されてた俺のにもなってくれませんかね・・・。」
蒼龍「の力って恐ろしいよなぁ。小鈴に聞いたら即答されたぞ。」
大和「鈴ェ・・・」
小鈴「ふひゅ~ふひゅ~♪」メソラシ
大和「口笛出來ないなら、最初からやろうとするなよ。」
小鈴「何事にもチャレンジ!これ大事!」
大和「あぁ言えばこう言う・・・。」
俺は1つため息をつく。コイツは、本當に変わらんな・・・。
蒼龍「ほら、早く用意して!さっさと行くぞ!」
大和「あいよ。てかなんで父さんの方がウキウキしてるわけ?」
蒼龍「何を隠そう、今回のタキシードは自社製品だからな。しかも、限定デザインの試作品!世界に1つか2つくらいしか無いものだぞ!」
なるほど、そういう事か。
佳穂「蒼くん、張り切ってたのよ。それはもう、子供みたいに。」クスッ
蒼龍「佳穂・・・要らんことを言わないでくれ。」ホッペポリポリ
佳穂「もう、素直じゃないんだから・・・。」
・・・結婚式前に、両親のイチャラブを見せつけられた俺は、そそくさと準備に取り掛かるのだった。
☆コメント返信のコーナー☆
・黃昏ノームさん
「何故か通知が屆かなかった……
気付いたら3話溜まってたw
知らん間にどうしてそうなったまぁ大和君だしどうなっても良いけどw」
→たまにあるんですよね、そういうこと。何故かは知りませんが。
大和「俺の扱い酷くない?」
まぁ、しゃあない。モテる男は罪なのだよ、大和君。
大和「なんちゅー世の中だ・・・」
そんなもんなんだよ、この世の中は。
・ラム&ロムさん
「ホントに羨ましいったらありゃしない。
後輩ちゃんたちは、今のうちにしっかりと「ヤマトニウム」を補充しておきなさい。」
→大和「いつも思うけど、その『ヤマトニウム』ってなんなの?」
奈緒「大和先輩からのみ摂取できる、安らぎ分なのです!」
菜「主に抱きついたり、匂いを嗅いだりした時に摂取できる。」
大和「そんな分あったら、真っ先に醫學界が黙っちゃいねぇよ。」
奈緒「むー・・・つれないのです。でも、くっついていて幸せなのは間違いないのですよ!」スリスリ
菜「そうそう、その事実は変わらない。」スリスリ
大和「・・・おう」ホッペポリポリ
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