《最弱になりすました最強》外伝 プールで
まだプールは終わってませんよー。神扇視點から書きます。
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神扇かおうぎがプールを掃除していると背後から聲をかけられた。
「にぃに~」
振り向くと或あるが手を振っていた。
「やっと來たか」
或は可らしいフリルの付いた水著を著ていた。
「その水著似合ってるよ」
「ありがとうにぃに~」
或の側まで行き、頭をでながらそう言うと気持ちよさそうな顔をしていた。
「ところで千莉ちりさんは?」
千莉がいないと気付いた神扇は或に聞いた。
或はさっきまで気持ち良さげにしていたのになぜか機嫌を悪くしたのか頬を膨らませながら言った。
「まだ著替えてると思うよ」
「そうか」
「むぅー、なんであの人のことばっかり」
或が神扇に聞こえない聲で呟いた。
「なんか言った?」
「んーん、なんでもないよ」
或はそう言いながらモップを手に取り神扇に言った。
「それよりも早く掃除しよ?」
「そうだな」
それから數分後千莉がやってきた。
「……おまたせ」
やってきた千莉表がとても暗かった。
「調悪いんですか?千莉さん」
気になって聞いてみると
「いや、なんでもないよ………はやく掃除しましょ」
「そうですね」
それからのプール掃除はとても靜かだった。千莉は調が悪いのかずっと下を向いたまま掃除していたし、或は話さないしで僕もどうすればいいか考えたけどなにもしなかった。
その割には早く掃除が終わりちょっと休憩にってから遊ぼうとなり10分ぐらい休憩した。
「よーし、遊ぶぞー!」
急に元気になった千莉が言ってきた。
「………元気になったね」
「まあね!」
朗らかに笑う千莉は僕の腕を引っ張ってくる。
「あー、遊んだ遊んだ」
「そうですね、ちょっと疲れましたーー或も楽しかったかい?」
「うん!楽しかった」
帰るときにはみんな満足していた。
「じゃあ私はこっちだから帰るね」
「うん、また明日」
「……そうね」
千莉さんは憂げな顔をしながら帰っていった。
僕と或が二人で帰っていると或が突然腕を組んできた。
「っ、どうしたんだい?」
「なんとなく手を繋ぎたくて」
「そ、そう」
二人はそのまま帰っていった。その姿はまるで人のようだった。
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作者からのあとがき
これでプール編は終わりです。ちょっと長くなり過ぎました。學校も本格的に始まって來たので次の話は遅めになります。もうひとつの作品の「雨と一緒にの子が振ってきた!?」をそろそろ更新するのでそちらも読んでくれたら嬉しいです。
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