の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~》296話 昔の話、語るものはなし(者)

日向「どういうことですか!?昔結構居たらしい!?」

由良「マジですか!?見えるんですか!?」

葉恵「それは本當の話なのか先生!?」

アフィア「そそそんな訳ないでしょ!?噓ですよね!?」

睦月「・・・その話、詳しく。」

僕達はを乗り出して先生に聞いた。が、先生はポカーンとしてこう言った。

中守「あれ、聞いてないんだ?この話、私が大和君とか理子ちゃんから聞いたんだけど・・・てっきり知ってて言ってるのかと思ったよ。」

3人「はぁ!?」

睦月「・・・またこのパターン」

アフィア「あんたらのご両親、何者なのよ・・・」

驚いた。とにかく驚いた。今までで1番かもしれない。

父さんは積極的にそういう話をしないし、母さん達から聞くのは、ほとんどが惚気話だから、話半分で聞いていたのだ。マジかよ・・・。

中守「私も詳しくは知らないんだけど、昔大和君が、文化祭の時に倒れてね。その時から一時的に見えたらしいんだけど・・・結構居たらしいよ?學校にも、通學路にも。」

一時的ということは、今は見えないってことか。そんなこともあったんだ・・・。

睦月「・・・ちなみに、どんなのが?」

中守「えーと確か・・・告白昇天霊が學校、サラリーマンとかほふく前進の霊とか、小學生霊に全ダンス・・・はただの不審者か。そんなじだったかなぁ。」

日向「どこからツッコめばよろしいのでしょうか。」

由良「あきらかおかしいのが混ざってたよね・・・」

つっこみどころしかない霊達と不審者1名。十數年前とはいえ、登校ルートを変えるべきか本気で悩みかけた。

中守「そんなだから、もしかしてって思ってね。まぁ今までもなかったし、今回だけってのもおかしいから、ないとは思うけど。」

中守先生はため息をつきながらそう言った。幽霊ってのは流石に飛躍しすぎだけど、普通起こらない現象っていうのも間違いないんだよね。どんなもんかな・・・。

ふと、睦月が視界にる。何やら考え事をしているようだった。

そういえば、睦月は見えたりするのだろうか。見えてても驚かないけど・・・一応聞いてみよう。

日向「なぁ睦月、お前って見えるのか?」

睦月「・・・ん、見えない。稀に聲は聞こえるけど・・・。だから確かめようがないのが事実。」

日向「そっか。」

睦月「・・・お母さんは見えるのかな」

日向「菜お母さん?たしかに気になるね。聞いてみよっか。」

この日の同好會は、この話で持ち切りとなった。ちなみに、アフィアちゃんはしばらくの間、「絶対違う!他に理由あるよ!」と言い続けていたのだった。

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