の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~》297話 學園ラブコメは何処へ(濁)

ぼや騒ぎ(出火事故)の件から1週間が経ったが、特に変わったことは起きなかった。すくなくとも、前回のレベルでは、ひとつも。

まぁ、しまったはずのボールが出てたとかはあったみたいだけど・・・しまい忘れかもしれないしね!きっとそうだよね!

そんなわけだから、アフィアちゃんも「ほら言ったでしょ!きっと誰かがイタズラしたのよ!」とか言ってた。僕もそう思った。・・・昨日まではね。

問題は今日、同好會中に起こった。いつものように、アフィアちゃんと睦月が水晶玉をバッグから取り出そうとしていたため、落としたりしないか見ていたところ・・・睦月が手かららした。

考えてた瞬間のことだったから、何とかキャッチに功。割れることは無かった。

日向「睦月!ダメだろ離しちゃ!落としたら菜お母さんに怒られるぞ!」

そう言って、睦月の顔を見た瞬間・・・戦慄が走った。睦月の顔が、見たことないくらい真っ青になっていた。

プルプルと震え、今にも泣き出しそうだった。

日向「睦月?睦月!?どうした!?」

アフィア「え、どうし・・・わぁ!?どうしたのその顔!?」

アフィアも異変に気づいたようだ。睦月は震える手で、そして無言で、俺の持っている水晶玉を指さした。

なんの事だろうと見てみる。・・・普通の水晶玉だ。特にこれといって、変わったところは見けられない。見てても分からないので、聞いてみることに。すると・・・

日向「なぁ、一これがどうし─」

アフィア「え、あ・・・に、濁ってる・・・」

日向「・・・え?」

アフィアちゃんは、睦月と同じく震える手で水晶玉を指さした。

アフィア「水晶玉が、濁ってる・・・!」

アフィアちゃんはそう言い、睦月もゆっくりと頷いた。

僕にはよく分からなかったが、普段からよく見ている2人だからこそ気づいたのだろう。言われてみると、たしかにし濁ってるような・・・?いや、分からん。

日向「濁ってると、何か良くないのか?」

睦月「・・・あまり、良くはない。悪いことが起きる前兆かもしれない、と言われている。」

日向「バッグにれてたから傷がついたとかじゃなくて?」

睦月「かもしれないし、そうじゃないかもしれない。とにかく・・・あまり、いいとは言えない。」

睦月は、靜かにそう言った。とりあえず、そのままにしておく訳にも行かないため、睦月とアフィアちゃんを保健室へ。

何の変哲もない、のほほんとした學園ラブコメはどこへやら・・・。恐怖験の蔓延る、ホラーラブコメへと進化しつつあるのだった。・・・今回はメタでも許せい。

    人が読んでいる<女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください